鹿沼市デジタル・コミュニティ推進協議会

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自然の中で親子体験学習~前編~

2011-12-13 | 南押原

 

 1030日、板荷の自然体験交流センター「わくわくネーチャーランド」にて、親子体験学習「自然の中で盲導犬体験」が実施されました。

 この事業は、青少年の健全育成を目的として県からの補助を受け、南押原地区民生委員児童委員協議会が企画、実施したものです。

  

 イベントの多い秋の日曜日にもかかわらず、地元小学校の児童と保護者の方々がたくさん参加してくださいました

 

 

               

 南押原地区民児協の大塚会長、自然体験交流センターの但木所長のご挨拶でスタート。

 今日はここで、滅多に体験できないスペシャルなイベントが!!!えっなになに??

 

 

 

 

 本日のスペシャルゲスト、東日本盲導犬協会の西原さん。

 あら?その背後でキュートに寝そべっているわんこさんは…

 

 

     

 こんにちは~!ラブラドールレトリバーの「プリッツ」です、みんなよろしくね!

 さてこの子、男の子か女の子か、わかるかな~??

 

             正 解 は………

             

                      男の子でしたぁ!(ポッ

       名前の由来はあれかな、お誕生日が11月11日とか……あっイエなんでもないです

 

  

 

               

                 続いて、目の不自由な方の使う白杖の説明。 

                 大塚会長みずから、実際に使った感触を確かめます

 

 

 

プリッツは家庭犬としても人気のラブラドールレトリバー。日本の盲導犬の8~9割がラブラドールだといわれています。

頭が良くて遊びが大好き、食欲旺盛で多産系。加えて生まれ持った癒し系の可愛らしさ。

盲導犬にぴったりの資質を備えた犬種なのですね。

盲導犬になる犬は子どもを産まず、専門の親犬がいるのだそう。

盲導犬候補の子犬は生後50日~1歳くらいまで「パピーウォーカー」と呼ばれるボランティアの家庭に預けられます。

一般の家庭で暮らすうちに、飼い主への愛情や社会のルールなどを学んで、そのあと盲導犬としての訓練が始まるのですね。

東日本盲導犬協会では、パピーウォーカーになってくださる家庭を募集中とのこと。

興味のある方は、ぜひ!東日本盲導犬協会までお問い合わせください。

 

 

 

西原さんの持ったタオルをがじがじ。一見、ただの遊びのように見えますが、これも大切な訓練の一環。好奇心旺盛で性格が素直なことも、大事な資質のひとつなんでしょうね。

 

さて、様々な訓練を経て、盲導犬になるのは訓練を受けた犬の約3割。性格上の理由、健康上の理由などで盲導犬にならなかった犬はキャリアチェンジ犬と呼ばれ、一般家庭にペットとして譲られるのだそうです。キャリアチェンジ犬の飼い主になってくださる家庭も募集中とのことでした。

 

 

西原さんの貴重なお話を伺ったあとは、いよいよアイマスクを着けての盲導犬体験!

  

    視覚を遮られた状態で歩くことに、みんなドキドキ

 

               

                障害物もきちんとよけながら、安全に体験者をリードします

 「目が見えなくて緊張したけど、引っ張ってもらってちゃんと歩けた」と、体験を終えた子どもたちは貴重な体験に目を輝かせていました

  

       

 体験終了後、「プリッツにさわりたい人寄っといで~!」の声に、一斉に群がる子どもたち

 人垣の間からやっとこ撮影。子どもにも大人にもカワイイカワイイと大人気でした

 

 

  

  〆はみんなで記念撮影。プリッツといっしょのレアなショット。

 

 

西原さんのお話からは、盲導犬たちを深い愛情をもって訓練しているのが感じられるとともに、資金面やパピーウォーカー探しなどのさまざまな苦労も伝わってきました。

この日、参加者の皆様から集まった募金額6,519円。皆様のあたたかい志にこの場を借りてお礼申し上げます。

西原さんはじめ、東日本盲導犬協会の皆様、本当にありがとうございました。

プリッツ、がんばって素敵な盲導犬になってね!!

 

体験てんこもりのこのイベント、後半部分はのちほど後編で……

 

 


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