コマクサ 

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長野~麦草ヒュッテ泊~

2017-07-24 00:00:00 | 山小屋
白駒池からの戻り、シカに会ってドキドキしながらも、麦草ヒュッテへ戻ってきました。

今日は初の麦草ヒュッテ泊です!
国道299号線(メルヘン街道)の中継地点でもあるので、撮影スポットだったり、
ちょっと車を降りてみることはあっても、麦草ヒュッテで宿泊する人はあんまり居ないのでは?
私も小さいころから八ヶ岳に何度か来ているけど、宿泊は初です


奥のほうに入っていくと、山小屋と同じで、前払い制のお会計ですが、
「mont-bell会員証お持ちですか?」!!!最低限のカードしか持ってこなかったので大後悔,,,
いつも持っているのにな~


冷蔵庫・アイスボックスに、飲料・アイスクリームが売っていますが、ここは山小屋価格。
清涼飲料は¥200、ビール・アルコール類(350ml缶)は¥500です。

山小屋の奥は、1階は暖炉があり食堂ホールと、お風呂・トイレ場、
2階・3階が宿泊部屋ですが、それほど混んでおらず、早くチェックインしたので、個室になりました。ラッキー
2階が個室、3階は雑魚寝できる大部屋ですが、なんと一番奥にアップライトピアノがありました!
そういえば、ウン十年前に黒百合ヒュッテに行ったときもアップライトピアノがあり、
「どうやってここまで運んだんだろ?!」と、子どもながら驚いた記憶が。

ついこの前まで暖房に使っていたような暖炉。夏山シーズンになったので、板を渡した上に雑記帳が載っていました。
みんな自由に書き込んでいました。行った人だけがわかる面白さ、”あるある”があっておもしろいですよね。

食堂ホールは広くて、交流の場っぽい。小屋のご主人が副会長でやっている北八ヶ岳苔の会の写真もいっぱい飾ってありました。
色紙は、「山のぼりはじめました」の著者、漫画家の鈴木ともこさんのサイン、
雑誌ランドネのモデル、NHKのにっぽん百名山でもたびたび登場する中川希良さんのサインなどありました!
やっぱり来てるのね~^^
あと、ものすごい歯をした古~い、錆びたノコギリ?が、モニュメントみたいに飾ってありました。
多分、これで昔は木を切ったり、薪にするのに使ったりしていたんだろうな~。


夕食までの1時間くらい、お風呂に入って、部屋でのんびりしていました。
お風呂は男女とも4人くらいずつ入れる大きさ。ここは温泉施設ではなく、水源からなのか北八ヶ岳から汲んできた水を沸騰させて、
大きな浴槽に貯めているそうです。
というのは蛇口をひねるとものすごく重く、お湯が出てくるんですが、わりと熱めで水圧はほどほど。
石鹸は持ち込み不可で、一つだけ石鹸が置いてあるので、使って良いそうですが、
「水は貴重です」張り紙が至るところにあります。
南八ヶ岳山麓は、温泉山小屋とかありますが、北八ヶ岳は温泉が湧いているところが近くに無いから、
下山せずに沸かしたお湯に入れるのは貴重ですね。
お風呂の写真は、麦草ヒュッテのHPに載っているのでどうぞ~。▶麦草ヒュッテのホームページ http://www.mugikusa.com/index.html

2階の個室はそれぞれ、北八ヶ岳にまつわる名前がついていて、1部屋6人ずつ泊まれる(布団の数が6人分だった)部屋でした。
板の間にじゅうたんがひいてあって、山小屋仕様でした。
荷物の整理をしてみたら、やはり!!! 持ってきたコレはお約束の状態になってました
ここも2100m以上は有るからね~。



夕ご飯になりました!!!
国道が近くまで来てるのに粗食?と思うかもしれませんが、実はこれが夏の、信州の家庭の典型的な食事メニュー。

小さい頃によく信州に遊びに行っていたのでわかるんですが、夏の信州の人の食卓は、肉より川魚、野菜はてんこ盛り、
くだものもよく出てきます。そして、ご飯に必ずお漬物(野沢菜とか壺漬け)、信州みそで作ったお味噌汁、そしてお茶。
信州に行くとこれなんだよな~と懐かしくなりました
「縦走するからもっとスタミナっぽい、アクセントのあるものが食べたい」という方は別途用意しておいたほうがよいかも。
ビールはその場で買えますが、前述の通り、350ML缶が500円です。

(かくいう私は、小さい頃信州に慣れ親しんでいるので、長野県のことは信州という呼び名がしっくり来る、
長野といった場合は、長野県(信州)のことを指すのではなく、「長野市(善光寺さんのあたり)」を指すような感覚になります。
長野と信州という言葉が混在しちゃってスミマセン )

夕食が終わっても19:00.夕暮れでも明るくて散歩したりしてました。


そして、あっという間に、あたりが真っ暗になりました。

寝る準備をしていたら、「キョン!!!キョン!!!」
あ、シカだ!!! と思い、窓辺を見てみたら、また、「キョン!!!キョン!!!」
声というより、ものすごい音というくらい、大きなシカの声でした。
まさか、けっこう近くに居るんじゃないか?! と思い、窓を開けてみたら、もうすでに誰かが外へ出て、ライトを照らしていました。

ものすごいライトで照射するように山のほうを照らしていたので、少しして、静かになりました。
そういえば、鹿よけネットがそこらじゅうにあったっけ、、、
シカが山小屋まで下りてくるから、山小屋のご主人が、来させないように強いライトで照射していたのかなー・・・と勝手に想像しました。

その後は、布団を敷いて、ヒュッテのなかにある苔の会の苔観察中の写真を見たり、山雑誌を見たりして、21:00に消灯しました。

~つづく~






コメント
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