キリング・ジョーク

2017-05-14 13:05:37 | 日記
つい最近まで、私は音楽ブログを開いていました。
そのブログでは、いわゆるへヴィ・ロックとデフトーンズについて、色々なことを書いていました。
ブログは、もうありません。
今は、ジョイ・ディヴィジョンとバウハウス、ザ・キュアー、ギャング・オブ・フォー、ワイヤーなどを経て、
キリング・ジョークが大好きです。

『キリング・ジョーク(黒色革命)』(1980年)


2015年に発売されたSHM-CD(リマスター)を去年の6月に買ってから、いつも聞いています。

ギターは金属質な音色で、錆びついた鋸の刃を思わせます。
ドラムのキックは堅く、スネアは弾力に富み、ベースはしなやかです。
メロディは淡々としつつ、終末の光景を歌い上げます。
シンセサイザーは、電気的なノイズを放射しながら、空間に奥行きと広がりを与えています。

アルバムの全体像としては、ヘルメット・クイックサンド・スナップケース・ハンサム・オレンジ9mm・ファーといった
ポスト・ハードコア群のトレードマークだったスタッカート・リフを思い出しました。
様々なジャンルの種になったというのも、納得できる作品です。
(もともと、ヘルメットのリーダーを務めるペイジ・ハミルトン(Vo/G)に影響を与えたアルバムです)

個人的には、『パンデモニアム』(94年)と『キリング・ジョーク』(03年)もお奨めです。
ライブ盤ですと、『The Peel Sessions 1979-1981』(08年)と『Down By The River』(11年)、
『25th ギャザリング』(06年)をお奨めします。

また、様々なアーティストが、キリング・ジョークの楽曲をカヴァーしています。

「レクイエム」
・Foo Fighters
・Helmet

「ウォーダンス」
・The Mad Capsule Markets
・Kliing Joke(03年のセルフカヴァー)

「ザ・ウェイト」
・Joy
・Lillies and Remains
・Metallica

「コンプリケーションズ」
・Scar The Martyr

「プリミティヴ」
・Helmet

「ラヴ・ライク・ブラッド」
・Sybreed

「ヨーロッパ」
・Amen

「ミレニアム」
・Fear Factory

「トータル・インヴェイジョン」
・Behemoth

「シーイング・レッド」
・Prong

「ヨーロピアン・スーパー・ステイト」
・Heaven Shall Burn

個人的には、「ザ・ウェイト」という曲がいちばん好きです。

Killing Joke - The Wait


「ザ・ウェイト」は、シンプルにしてブルータルで、息苦しさと緊迫感と殺伐としたムードに満ちています。歌詞の内容は抽象的で、冷たい怒りと諦念を感じます。イントロでシンセサイザーは不穏な惨劇を想起させ、ギター・カッティングはとにかくソリッドで、ビートは重低音を効かせて畳み掛け、リズムの反復がドライヴ感を呼び、獰猛なグルーヴが疾風怒濤で渦を巻き、アドレナリンを沸かせます。さらには、シンセサイザーも硬く冷徹なエレクトロ・ノイズを奏でつつ、アウトロに向けて全力疾走します。
また「ザ・ウェイト」は、ストイックな機能美の為か、無駄が削ぎ落とされています。原始的な轟音の中で、スラッシュ・メタル特有の切れ味が鋭いへヴィ・リフと、パンク・ロック由来の荒削りな初期衝動が炸裂して、すべてを打ちのめします。

「ザ・ウェイト」は、ロック、スラッシュ、パンク、ハードコアの攻撃的要素を濃縮した劇物だと考えています。
メタリカとリリーズ・アンド・リメインズもカヴァーしていますが、オリジナルの素っ気なさと無骨なところが好きです。

ちなみに、『キリング・ジョーク(黒色革命)』については、
イアン・サウスワース氏、小野島大氏、川口徹氏、久保憲司氏、サエキけんぞう氏、平野和祥氏、行川和彦氏が
様々な書籍の中で優れたレビューを書かれています。

キリング・ジョークと『キリング・ジョーク(黒色革命)』については、こんなところで。

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