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消費者として生産者を「搾取」・売る側として消費者から「暴利をむさぼる」という現実から、離脱しよう!正当な価格を守ることの大切さ。

2016-10-29 05:10:41 | 時事ネタ

2016/11/11に修正・加筆をいたしました。


こんにちは。

私がパートとして働いている職場の話を通して気づかせていただいたことを書こうと思います。
職場では、ある食べ物の商品を出しています。
期限切れが迫っている(12月半ば)商品があるので、その商品を作り変えて新しい商品にして、早く売りさばいてはどうか、という話が出ました。
その後会社側は、よく知られている市販の某メーカー(ネ●レ社)の「無添加ブイヨン」を使い、大手スーパーの安いチーズを使って味を変えて、あるイタリアンのメニューをランチメニューとして作りました。
それをお店に出すことになり、実際に出し始めました。

お店の理念では「食べ物の本質のこと」や「独自の味」を出すことなどを言っていたこと、ポリシーで「食育」を掲げていたことなどを言ってたのを、私は気にしていました。
ところが、お店側の人たちを含めて、私以外の人は、みんなその味に「いいんじゃないか?」と賛同していました。
しかも、会社のトップでさえもです。

私はとても驚き、嫌に感じていました。
「理念やポリシー無視している!」と。
しかし、私も大勢の圧力に負け、最終的に同意してしまいました・・・。

ところが、考えてみたらどうでしょうか。
わざわざ店に足を運んで食べたものが、ファミレスでもない店なのに、食べたものが実は市販で誰でも手に入れられる(というか、選択にポリシーのない)調味料や食材で変えたものだったら、どうでしょうか?
逆のお金を出す立場だったら、私は足を運びたくありません。
私はお店にそのメニューをだすまえに、アピールして、きちんとしたもので作り変えた方がいいと、ある程度の提案をしました。
私も上手に伝えられなかったこともあっただろうし、きちっと言えないまま、結局ポイントがずれた会話に流れていってしまいました。

今やっているランチの出し方は、結局安い誰でも手に入れられる調味料などを使うことにより、お客さんからもうけをもらうことが優先になっており、こちらが廃棄を出したくないから、という「こちらの都合」になっていることとお客を利用していることだと、最近はっきりと認識したのです。

それを店ではお客さんに対して「日ごろの感謝」と言ってメニューを出しています。
自分たちが職を失いたくないから、少しでも「損失を出したくないから」利益を上げよう、という意識であることに気づきました。
また、食物が(お客さんとの間で)取引の対象にもなっています。
そういうものを「日ごろの感謝を込めて」というように、売り出しているのが、嫌になってきたのが、本音でした。
それは、ある意味お客さんから暴利をむさぼっているのです。
簡単に言えば「ばれなきゃいい」という意識が働いていることに気づきました。
これは今の社会の闇を作っていますが、個人でも加担してしまっていることが、結構たくさんありますね。

実はもっと個人的にがっかりしたことがあったのですが、そのメニューの売りをよくするために、ハーブティーをつけていることです。
「ハーブともっと友達になってみたい、オーガニックを応援したい、地球環境を大切にしたい」私としては、オーガニックのハーブをそういう目先の利益の方に使っていたんだ、と気づいて、何ともやるせない気持ちになりました。
オーガニックという手間暇かけて作られた大切なものを、お店としては「原価(にしたら)40円で、ランチのメニューにつけられる」ということで、原価が安い割にはハーブティーは、お得なセットにすれば見栄えがいいからという理由でつけてしまっているのです。
それは目先の利益を上げるための「お金」に変えようということに、オーガニックのハーブを利用していることだったのです。

会社側もお客さんも実際に支払うのは40円ですが、その先には、オーガニックの農法をやっている人々がいます。
生産者側はきちんとした農法で作っています。(もっと言えば、流通をしてくれた人、そのエネルギー代なども含まれている)
正当な方法で作られたものは、正当な方法で出さないと、やはりいけないと気づかされました。

フェアトレードをご存知でしょうか?生産者側の利益を守るために、フェアな労働対価を払って生産物を買う、売るというシステムです。
私は、チョコレートを間接的に搾取するのをやめたくなったので、食べるのをやめるか、フェアトレード団体の物か、そういう団体が介在している物しか買わないことをしていたのですが・・・。

ハーブについては、まさかそういうことを職場を通してやっていることに気づけなかったのです。
私たちの職場では、お金でハーブを買うことができます。
私たちは「ハーブの伝え手」でもあるのです。
売り方がフェアな心で売るようにしないと、それこそ生産者の搾取をしているようなものだと思いました。
そういう売り方は、「自分たちの仕事の品格」を下げてしまいます。
正当な価格をもらうこと、それは、ハーブの伝え手としての真の利益をまもることになります。
真の利益とは、持続可能な生産(または、需給関係)と地球環境を守ることになります。
また、お金の部分では、生産者や伝え手でもある自分たちを搾取から守ること、お客さんをそういう意識から守ることでもあるのです。

もっと「お金」をどう使っているか、何に支払っているか、にもっと注意するべきだな、と気を付けていたのですが、さらに気を付けようと思いました。
話は飛びますが、支払いによっては、武器購入につながることに間接的に投資していることもあると思うと、本当に嫌になります。

私たちは、お金が入ると、なんとなく「自由を手に入れた」「力を手に入れた」というような「幻想」に浸りがちの私たちですが、それに注意しなければなりません。
その幻想をみんなが無意識的に信じていることにより、目に見えない争いが起こっています。
実際に、資本主義社会の競争原理がそうです。
成長のために何でもしていいのでしょうか?
消費者から暴利をむさぼることや、生産者からもそうです・・・。
それは、成長のためという裏では、実はまわりまわって自分たちを滅ぼしかねないことをしてきていることに、そろそろ気づくべきだと思います。
小さな職場から垣間見た、パート社員や社員、お客さんの笑顔の裏の冷たい現実を見て、見ぬ振りができませんでした。

自分自身が加担した闇に対して、これから自分ができる範囲で一つ一つ変えてゆこうと思います。

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2 コメント

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無条件で信じられる相手 (見習いカウボーイ)
2016-10-31 07:22:40
このお店の商品なら大丈夫、このメーカーの作る物なら大丈夫、この人からの提案なら大丈夫。
本当は無条件でみんなを信じたいのですが、何度も広告の裏を見てしまうと、なかなか無条件で信じられなくなってしまいます。でも、自分だけは他人を利用したり、他人の不幸の上に利益を上げたりしないで生きたいと願っています。
資本主義、拝金主義の世の中でも、何とか相手への尊敬に対して価値を見いだせるよう生きて生きたいと願っています。
真の信頼関係とは・・・ (筆者)
2016-11-03 05:56:43
コメントありがとうございます。
会社側にはここに書いたことを伝えました。
お客さんになったら、本当はどう感じるか、そういう簡単なことも考えていないのは、残念でしたと・・・。
彼らも、いつかは目覚める時があるので、今はたとえ目覚めなくてもいいのだと思います。
自分もさんざんな目にあったこともあるので、そういう意味ではまだまだ楽しみたい世界があり、それはすでに私とは違うのだというだけのことなんだな、と思って、伝えるだけのことは伝えました。
真の信頼関係とは、同じ大きな流れにあるという実感からと聞いたことがありますが、同じように、少しでも方向性を見失わないように努力しようという人たちとは、思惑もなくなってきて、相手を無条件に信じるような関係ができるのでしょうね・・・。
寂しいこともなんだかあって、いつも戸惑うことがあります。相手の人間性はよくても、本人が何を信じていきたいかの選択をするかしないかは本人次第なので、それは助けを求められたり、聞かれない限りどうにもならないため、仕方のないこともあるんだな、と思います。
審美眼を磨いたり、きちんとした判断ができるようになりたいと、精進しようとこの件から思いました・・・。勉強不足も浮き彫りになったので…(苦笑)

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