寒冷化


D810 + AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G

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何日か寒い日が続いた。
やっと寒さが一段落したと思ったら、今日は雨のため日中の気温が上がらない。
何となく寒々しい一日となった。
今晩から明日にかけては雪になるというが、はたして明日の朝はどうなっているだろう・・・

地球温暖化で気温が上がり、北極の氷は溶けて無くなると言われていた。
しかし現実は逆で、氷の面積は増大しているという。
地球は、実は寒冷化の方向に進んでいるという説がある。
しかもその現象は当分続くようで、下手をすると21世紀の半ばまで終わらないらしい。
地球が氷河期に突入したと主張する学者もいるという。

緩やかな温暖化が海洋循環を遅らせた影響とか、太陽の活動が不活発になった影響とか、原因についてはいろいろ言われているようだ。
地球の気候は、当初は温暖化が進むが、あるところから一転し、急激に寒冷化が進むという予測がある。
それなりにリアリティのある説のようで、実際にそれが現実化しつつある。        
問題なのは、その結果大変なことが起きると予想されていることだ。

関東が北海道並みの気候になるというのだから、寒さや雪への対策はもちろん必要になるだろう。
だがさらに深刻なのは、食糧や水の不足だという。
世界的規模で気候が変動し、寒冷化が進むと同時に干ばつが発生し、地域によっては逆に大雨が降るようになる。
これにより作物は育たなくなり、飲料水の不足がおきる。

飢えた状態の人間は、倫理などにかまっていられない。
生きるためなら、何でもするようになる。
当然、持てるものがいれば、それを奪い取ることを考えるはずだ。
自分や自分の家族を守るためなのだ。

寒冷化は急速に進むため、多くの国が対処できず、危機的状況に陥ると予測されている。
気候変動の被害を受け、食糧危機に陥った国は、激しく凶暴化するだろう。
イデオロギーのためではなく、食料、水、エネルギーの確保という、より切実な理由のために、他国への侵略を始めるのである。

米国はすでに寒冷化への対処として、世界中に駐屯する米軍の多くを国内に戻し、資源温存を図る方針だという。
その結果、さらに世界の治安が悪化する。
寒冷化という自然現象によって、地球のあちこちで紛争が勃発することになるのだ。

恐らく、きれい事は言っていられなくなるだろう。
真心で接しても、すべて奪われてしまう。
近い将来そういう未来が待っていると仮定して、今のうちに日本がすべきことを考えてみると・・・

まずは農業の生産力を上げ、天候の変動に対応できる技術を開発し、自給自足できる体制を構築する。
地下施設など、自然災害に対処する設備を充実させる。
優れた技術を持つ他の先進国と同盟の絆を深め、技術、物資の流通を滑らかにする。
日本にない資源を分けてもらうために、周辺にも友好的関係の国を増やす。
物資を国内に行き届かせるための交通網を発達させる。
エネルギーを生産出来る施設を確保し、供給力に余裕を持たせ、いつでも稼動できる体勢にする。
侵略国家から自国を守るために、国防力を大幅に上げる・・・

はて、こうして見ると、現在国がやろうとしていることと、ほぼ一致しているようにも見える。
半信半疑でいたが、もしかして、本当にこのシナリオを想定して動いているのだろうか・・・
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