Boa Closure System


D810 + AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G

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今回の京都の旅行には、ちょっと変わった靴を履いていった。
リーガル・ウォーカーの246WBBというモデルだ。
ボア・クロージャー・システムという革新的な仕組みを搭載している。

靴紐の代わりにワイヤで締め付けようというものだ。
以前より存在は知っており、一度試してみたいと思っていたが、たまたまアウトレットの店先に安く出ていたので買ってみた。
モカシンタイプの旧モデルで1万2千円台だった。
まあ、試すにはちょうどいい金額である。
安いウォーキングシューズだからと馬鹿にしたわけではないが、使用前の写真は撮らなかった(笑)

それをいきなり旅行に履いて行き、最初から長距離を歩いてみた。
かなり荒っぽいやり方であるが、大きな問題は起きず、まあ快適に踏破することが出来た。
使用してみて、このボア・クロージャー・システムというのは、なかなか面白い仕組みだと感じた。
気に入ってしまい、それ以降も連日履いて使用勝手を確かめている。



靴自体はリーガルのウォーキングシューズで、徹底的に「楽」に歩けるよう作られている。
サイズは24.5で幅は3Eである。
カンボジア製らしいが、革質があまりよくないのは、靴の価格や性格を考えても仕方が無いだろう。
少し表面が白茶けて見えたので、黒のコロニル1909を与えたところ、クリームを吸い込んで黒光りするようになった。
ワイヤを通すために、通常よりパーツが多く起伏のある作りのため、光らせるとけっこう精悍に見える。

いつもの革靴と比べると、重量は異様なほど軽い。
形状もオブリークらしく、上から見ると少し不格好に見える。
また歩行を補助するように、ソールに高反発系のクッションが使われている。
実際ストレスをほとんど感じることなく歩くことが出来た。



肝心のボアシステムであるが、なかなか快適であった。
細い針金でギュッと締め付けてくるのが、何となく気味が悪くて、最初はワイヤを緩めにして履いていた。
しかしこの靴の構造は、甲部分でクロスしたワイヤが後方まで延びて、踵も含めたエリアを締め付けるようになっている。
それを緩めてしまうと、踵まで緩んでしまうことがわかった。
そのため当初は踵が擦れて、靴擦れを起こしかけたのだが、ワイヤをしっかり締め上げることで、その現象が収まった。

踵に付いているダイヤルをカチカチと回すことで、締め付け量を調整できる。
案外きめ細かく調節が可能である。
ダイヤルを引っ張ると、ワイヤがスッと緩む。
その状態では手で楽に羽根を開くことができる。
脱着は実に簡単かつ快適である。

革のアッパーに無機質なプラスチック製のダイヤルが埋め込まれると、どこかアンドロイドのようで近未来的だ。
実際に使ってみると十分実用性があり、逆に何故もっと早く靴がこのように進化しなかったのか不思議に思えてくる。
問題は耐久性であるが、飛行機にも使われる丈夫なワイヤだそうで、ボアの開発メーカーがワイヤとダイヤルについては製品の寿命期間の保証をしているようだ。
すでにプレーントウやウイングチップなどの紳士靴にも一部使われ始めているが、できればダミーの靴紐を付けるとか、もう少し外観を洗練させて欲しいと感じた。
今のワイヤむき出しの姿は、ちょっと違和感があり、未完成品のような印象を受ける。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
Unknown (Alcedo)
2017-03-21 17:43:08
昔、このワイヤーシステムのスキー靴を履いてました。まさか革靴に応用されるとは思わなかった!
特許が切れたんだろうなぁ…
 
 
 
Unknown (COLKID@会社)
2017-03-21 17:57:37
言われてみれば私も履いていたような気がします。
大学卒業した頃なのでかなり前ですね。
それで何となく感触を覚えていたのか・・・
そのもっと前、子供の頃は引っ掛けてガッチャンコとやる金具でした。
 
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