風が寒かった


D810 + AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G

大きな画像

今日はほとんど何もせずに休んだ。
午後になって買い物に出たが、外は風が強くて寒い。
もともと風邪気味だったので、無理をせずにすぐに帰宅した。



アンティークのフレームへのレンズ入れを頼んでおいたものが、いくつか仕上がってきた。
近所の眼鏡店と顔見知りになり、以降レンズを入れるのはそこで頼むようにしている。
歩いて30秒で行ける場所にある。
普通のチェーン店だが、なかなか親切で、無理な頼みもいろいろ聞いてくれる。

上のフレームは1920年代のものだという。
セルロイド製の枠。
ずっと欲しかった「まん丸」の眼鏡である。
顔の中心に集まってしまうので、カッコ悪いといえば悪い。
しかし今は、そのバランスの悪さがファッションとして受け入れられる時代になった。

ご覧の通り、鼻当てのないタイプである。
鼻の低い東洋人の僕がかけると、眼鏡がどうしても下にずり落ちてしまう。
こればかりは、いくら調整してもどうしようもない。
問題は、レンズの中心位置もずれてしまう、ということだ。

そこで、試しにこういうことが出来ないかと、アイディアを眼鏡店で言ってみた。
思い切って、ずり落ちた状態でかけるのを正常なポジションとして、レンズを取り付ける際、レンズの中心をその位置に持ってくるのだ。
つまり中央より上の位置に、レンズの中心をずらして取り付けるのである。

お店では簡単にやってみると言ってくれた。
そういう希望が時折あるのかもしれない。
フレームを一度かけて、フレームの上縁から黒目の中心までの距離を測った。
その結果、上から10mmの位置に中心が来るのが、丁度よいことがわかった。

実際にはレンズの大きさの限界があって、10mmまでは対応できなかった。
しかしぎりぎりで9mmの位置まで、ずらすことが出来た。
実用上これで問題はない。

眼鏡が鼻の上で落ちた状態のまま使うのは、何とも気持ちが悪い。
しかし程なく慣れてきた。
その状態でクリアに見えるのだから、何だか変な気分ではある。

この鼻当ての無いデザインのフレームは、最近流行り出したそうで、お店にも現代の最新のものが置いてあった。
ジョン・レノンがつけていたもののコピーのようだ。
そちらをかけてみたら、さすがによく出来ていて、つるが顔の両側を挟む感じで固定され、レンズの中心がちゃんと目の真ん中にくる。
そちらはそちらで、欲しくなってしまった。
その眼鏡屋さんで、いつか買ってみようかと思っている。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )