時計の本より


D3X + AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G

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「腕時計一生もの」という本を読んでいたら、とても面白いことが書いてあった。
異性へのプレゼントとして時計を選ぶことがよくあるが、結婚指輪のように、相手への束縛や約束事という意味を時計に込めても、まず無駄であるというのだ。
腕時計は一度手にはめると、急速に持ち主に同化していき、他の意味を持ち始めてしまうという。

時を刻む鼓動を発する時計は、生き物に似ているのかもしれない。
時計と人間との関係が生まれ、一体化し、離れられないほど深いものになっていく。

考えてみれば、Mrs.COLKIDからマックス・ビル・デザインのクロノグラフを買ってもらったことが、今回の時計熱の発端になっている。
その後いくつもの時計を購入し、僕からMrs.COLKIDにもフレデリック・コンスタントの時計をプレゼントした。
僕が次々に時計を買うので、母親からMrs.COLKIDに失礼だと怒られたが、いただいた時計はすでに僕に従属するものとなり、コレクションの中に埋没してしまった。

一方Mrs.COLKIDの方も、時計用のベルトを何本か用意し、その日の気分で付け替えて楽しんでいる。
もちろんこれは僕がお膳立てしたことで、彼女の時計に合うサイズのベルトを仕入れては、せっせとワンタッチ式のバネ棒に改造して渡しているからではあるが・・・(笑)
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