シネマ日記

超映画オタクによるオタク的になり過ぎないシネマ日記。基本的にネタバレありですのでご注意ください。

LOOPER/ルーパー

2013-01-15 | シネマ ら行

予告編を見て気になっていたので見に行きました。

30年後の未来から送られている標的を殺すルーパーと呼ばれる仕事をしているジョージョセフゴードン=レヴィット。ルーパーたちはいつか未来の自分が送られてきて自分自身を殺し、大金を受け取って残りの30年の寿命を暮らすという運命を受け入れて仕事をしていた。

ある日、ジョーの元にも30年後の自分ブルースウィリスが送られてくる。このおっさんジョーは、30年後に組織に妻を殺された恨みを晴らそうと現在にやって来ていた。おっさんジョーに不意を突かれたヤングジョーはおっさんジョーに逃げられてしまう。おっさんジョーと接触をして彼が30年後に組織を牛耳っている“レインメーカー”と呼ばれる男を消すという目的を聞き出す。レインメーカーの子ども時代候補は3人。おっさんジョーはその3人の子どもを殺すために動き始める。

ヤングジョーはその3人の候補のうちの一人の情報をつかみ、その家に先回り。そこでは母親サラエミリーブラントと暮らす幼いシドピアースガノンがいた。このシドが将来“レインメーカー”になる子なのか?ヤングジョーはそこでおっさんジョーを待ち伏せる。

30年後の自分を取り逃がした者はルーパーの掟を破ったということで組織からも追われる身となり、ヤングジョー&おっさんジョーを追う組織、おっさんジョーを追うヤングジョー、レインメーカーを追うおっさんジョーという展開。ただ、物語の半分くらいでサラ&シドが現れてからはちょっと様相が変わってくる。男臭いSFアクション映画を求めて見に行った人たちはがっかりしたんじゃないかなぁ?後半は意外とアクションそのものよりもドラマ部分に重点が置かれていたから。予告編もSFアクションチックに作ってあったから、中にはかなり怒っちゃう人もいるかも。

こういう宣伝部の商法ってのはちょっと納得いかないけど、ワタクシはSFアクションとかカーチェイスとかよりドラマ系が好みなので、この展開は嬉しい誤算といったところだった。実際、ちょっと眠気が来ていたところだったのだけど、エミリーブラントが登場したところから急に眠気が吹っ飛んだ。あ、エミリーブラントが好きってのもあるけど…(笑)

ワタクシはこのサラが持つ秘密、シドが持つ秘密が明らかになっていく後半の展開が結構好きだったな。特にシドを演じたピアースガノンくんの演技が秀逸で。なんかちょっとおばちゃんみたいな顔してるんだけど、シドの怖い一面とまだまだ子供な一面を非常にうまく演じていて、まさにこのシドと同様“末恐ろしい子供”である。

ネタバレになるけど、ワタクシはこのヤングジョーの選択によってシドは母の愛情をいっぱいに受け、レインメーカーにならずに済みましたよという楽観的というか、性善説的というかなラストが結構気に入りました。期待したアクションが少なかったのと、このラストを「なんじゃそりゃ?」と思った人にはつまらない作品になってしまっただろうなと思います。ワタクシとしては、サラとヤングジョーが惹かれて合っていたこともあってちょっと切ないラストが良かったです。

無名の新人でもなんでもないのに、ブルースウィリスに似せるメイクで全編登場したジョセフゴードン=レヴィットってすごいなぁと思いました。彼が出演していると知らなかったら、この人誰?ってなってたと思います。

オマケ小さな役でパイパーペラーボが出演していたのには驚きましたが、さらにもっと小さい役でトレイシートムズが出演していたのでもっと驚きました。トレイシートムズはもう少しあとでキーパーソン的に登場するのかと思ってしまいました。

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