もっとも男臭くして正解のシリーズ最高作。
「オーシャンズ11」はなかなか面白い作品だったと以前取り上げた。けど「12」はイマイチで、「13」の話が挙がっていたとき、「まだ作るんかいな~」と思っていたのだけど。
今回の敵はアルパチーノ。宿敵ベネディクトアンディガルシアが味方になり、ジュリアロバーツは出てこない。そう聞いて、がぜん見る気が高まった「13」。試写会に行って参りました。
「13」唯一の女性キャストは敵キャラ、バンク(アルパチーノ)の右腕であるエレンバーキンのみ。アルパチーノの横にいて決して引けを取らない渋い渋い女優さん。が、今回意外なあのコに誘惑されちゃう脇の甘い役だった。(この人見ると日本人の女優さんの美保純を思い出す。最近、見ないな美保純)
あと、女の影というと、オーシャンジョージクルーニーとラスティブラッドピットが女房のグチをお互いにぶちぶちとこぼしあってるところくらい。シリーズをずっと見てる人にはあ~あの人たちのこと言ってるのねってことが分かる。
話のパターンや展開はこのシリーズらしさを完璧に踏襲していて、オーシャンズの計画を細切れに説明して、計画の説明がそのまま実行されているシーンになってつながっていく。その説明がすごく早いし人の名前がバンバン出てくるから見ているほうはもう大変。観客も巻き込んで騙すトリックもあるしね。「11」のときに書いたけど、「11」を見に行ったとき、最初になんかボーッとしていて話についていけなくなったので、今回はちゃんと見るぞと目を皿のようにして、耳をかっぽじって聞いておりました。そのおかげで、今回はちゃんと話についていくことができました。でも白状しますと、やっぱりもう一回見ないと分からんなぁっていうところあります。みなさんもそのあたり覚悟して見てくださいね。
このシリーズは笑いのパートがなかなかに高度やと思うんですけど、今回の笑いは今までのなかで一番分かりやすかったかも。ワタクシは声出して笑っちゃいました。(メキシコのシーンは本気で大笑い)
ワタクシは特に好きではないけど、このシリーズの役の中でもっとも成長著しいライナスマットデイモンの成長ぶりを喜んで見る人も多いんじゃないかなぁ?仲間内から一番子供扱いされていたライナスだけど、最後にはパパからの信頼も得て「また会えたら会おうぜ」なんて生意気なセリフ吐いちゃうほどになってましたね。(ライナスって聞くとどうしてもスヌーピーのライナスを思い出しちゃうんですが、“安心毛布”を手放さないライナスといつまでも子ども扱いされているこの映画のライナスが重なって見えて、“ライナス”っていうネーミングはそういう意図でつけられたのかとさえ思ってしまいます)
バンクのカジノで客が大もうけしていくときの一人一人の頭の上に勝っている数字が現れるという映画的なシーンがワタクシはとても気に入りましたあとは、ジョージクルーニーだってブラッドピットだって十分に若いのに、アナログな人間で、古き良きラスベガスを語るってとこがワタクシは好きだなぁ。これはブラッドピットだけではちょっと無理があった設定だと思うけど、ジョージクルーニーは往年のハリウッド俳優を思わせる雰囲気を持っているから彼が一緒だと無理がない。
最近では、ハリウッドでの女性の立場が向上しつつあるから、戦争映画以外でここまで男ばっかりの作品を見ることは珍しいかも。見ている最中もむさくるしいなぁと思いつつ、その分余計な演出がなくて純粋にオーシャンズのリベンジを楽しめたのでした。
オマケ「オプラウィンフリーショー」のことを少し知ってから行ったほうがより楽しめると思います。
「オーシャンズ11」はなかなか面白い作品だったと以前取り上げた。けど「12」はイマイチで、「13」の話が挙がっていたとき、「まだ作るんかいな~」と思っていたのだけど。
今回の敵はアルパチーノ。宿敵ベネディクトアンディガルシアが味方になり、ジュリアロバーツは出てこない。そう聞いて、がぜん見る気が高まった「13」。試写会に行って参りました。
「13」唯一の女性キャストは敵キャラ、バンク(アルパチーノ)の右腕であるエレンバーキンのみ。アルパチーノの横にいて決して引けを取らない渋い渋い女優さん。が、今回意外なあのコに誘惑されちゃう脇の甘い役だった。(この人見ると日本人の女優さんの美保純を思い出す。最近、見ないな美保純)
あと、女の影というと、オーシャンジョージクルーニーとラスティブラッドピットが女房のグチをお互いにぶちぶちとこぼしあってるところくらい。シリーズをずっと見てる人にはあ~あの人たちのこと言ってるのねってことが分かる。
話のパターンや展開はこのシリーズらしさを完璧に踏襲していて、オーシャンズの計画を細切れに説明して、計画の説明がそのまま実行されているシーンになってつながっていく。その説明がすごく早いし人の名前がバンバン出てくるから見ているほうはもう大変。観客も巻き込んで騙すトリックもあるしね。「11」のときに書いたけど、「11」を見に行ったとき、最初になんかボーッとしていて話についていけなくなったので、今回はちゃんと見るぞと目を皿のようにして、耳をかっぽじって聞いておりました。そのおかげで、今回はちゃんと話についていくことができました。でも白状しますと、やっぱりもう一回見ないと分からんなぁっていうところあります。みなさんもそのあたり覚悟して見てくださいね。
このシリーズは笑いのパートがなかなかに高度やと思うんですけど、今回の笑いは今までのなかで一番分かりやすかったかも。ワタクシは声出して笑っちゃいました。(メキシコのシーンは本気で大笑い)
ワタクシは特に好きではないけど、このシリーズの役の中でもっとも成長著しいライナスマットデイモンの成長ぶりを喜んで見る人も多いんじゃないかなぁ?仲間内から一番子供扱いされていたライナスだけど、最後にはパパからの信頼も得て「また会えたら会おうぜ」なんて生意気なセリフ吐いちゃうほどになってましたね。(ライナスって聞くとどうしてもスヌーピーのライナスを思い出しちゃうんですが、“安心毛布”を手放さないライナスといつまでも子ども扱いされているこの映画のライナスが重なって見えて、“ライナス”っていうネーミングはそういう意図でつけられたのかとさえ思ってしまいます)
バンクのカジノで客が大もうけしていくときの一人一人の頭の上に勝っている数字が現れるという映画的なシーンがワタクシはとても気に入りましたあとは、ジョージクルーニーだってブラッドピットだって十分に若いのに、アナログな人間で、古き良きラスベガスを語るってとこがワタクシは好きだなぁ。これはブラッドピットだけではちょっと無理があった設定だと思うけど、ジョージクルーニーは往年のハリウッド俳優を思わせる雰囲気を持っているから彼が一緒だと無理がない。
最近では、ハリウッドでの女性の立場が向上しつつあるから、戦争映画以外でここまで男ばっかりの作品を見ることは珍しいかも。見ている最中もむさくるしいなぁと思いつつ、その分余計な演出がなくて純粋にオーシャンズのリベンジを楽しめたのでした。
オマケ「オプラウィンフリーショー」のことを少し知ってから行ったほうがより楽しめると思います。
頭の上に数字が出るシーンは印象的でした。確かに映画らしい楽しい映像でしたね♪
男ばっかりだけど、性別を問わず楽しめる面白い映画でした♪
>男ばっかりだけど、性別を問わず楽しめる面白い映画でした
ほんとにその通りですね。ハリウッド映画では色んな観客層を取り込むために色んな層の俳優を使いますが、男ばっかりでも脚本さえ面白ければ、誰でも楽しめる作品になりますよね。
初めて書き込みさせていただきます。Hank と申します。よろしくお願いします。
ゲストブックのようなものがないので、まず自己紹介のようなコメントからさせていただくと、
僕は自分ができないので、映画を1回見ただけでこのような批評が書ける人を尊敬します。
父親が映画が大好きだったので、その影響を受けてか(「卒業」や「明日に向かって撃て」をロードショーで見たと言ったらびっくりですか?)、昔から映画が大好きなのですが、「よかった」とか「泣けた」とか「まあまあ」とか、その程度の評論しかできません。
さて、この「オーシャンズ13」です。当然、前作の2作は見ているのですが、ほとんど内容は忘れています。そのせいか、ほとんど何がなんだかわからないままに終わってしまいました。僕にとっては豪華キャスティングというだけのあまりおもしろくない映画でした。
でも、cokyさんの批評を読むと、なるほどね、映画ってそれなりの知識を持って見れば、おもしろくない映画も、それなりにおもしろく見ることもできるんだ、と考えさせられます。
そんなことを考えさせてくれたcokyさんに感謝です。
映画の内容に関係のないコメントばかりですみませんでした。また出現すると思いますが、よろしくお願いします。
ワタクシも父の影響で映画好きになりました。同じですね失礼ながら、お見受けした感じで勝手に言いますと、「卒業」をロードショーでって、結構小さいときにですよね?
さて、この「オーシャンズ13」ですが、、、
>豪華キャスティングというだけのあまりおもしろくない映画でした。
ワタクシが「1」を見たときの最初の感想はまさにそれでしたそう思う人がいてもぜんぜんおかしくないと思います。でも、見返すと面白かったです。ブラッドピットとジョージクルーニーが好きだからというのもあるかもしれません。
hankさん、またいつでも遊びに来てくださいね。ありがとうございます。