こんなのん映画化して大丈夫なん?って正直思いました。韓国ってこういうことにはまだまだ厳しいと思ってたけど、ワタクシの認識不足か。北とは融和を求めてるからシルミド部隊を国が抹殺したことは北にとって悪いことではないからかな?実際のシルミド部隊の事件を忠実に描いたわけではないらしいけど。
死刑判決が下った犯罪者を集めてシルミド島で軍隊の訓練をする。このあたりはまるで”集団「ニキータ」”のようだなと思って見ていると、ちょっと千葉真一似の隊長アンソンギが登場して、彼らに集められた目的を語る。北の金日正暗殺だ。そのために彼らは地獄のような訓練を毎日受ける。北の拷問を体験するために実際に焼きごてを背中に当てられたりもする。これで一番耐えた3人が班長となる。一人はヤクザの組長あがり、一人は死刑執行したと見せかけて連れてこられたチョンジェヨン、もう一人は父親が共産主義者で犯罪者となったソルギョング。
物語はこの3人と千葉真一似の隊長、冷血漢のホジュノ、温厚な人柄の将校たちを軸に進む。この6人のキャスティングが非常にうまい。元組長で根性の座った男は昔かたぎのヤクザで静かにみんなをひっぱる。反発しあうチョンとソルも命を掛けた訓練の中でお互いを認めて合っていく。隊長たちの人柄も随所で語られるが、一掃命令が出た後にそれぞれの本性が表れる。情が深すぎて自分では決断できなかった隊長。冷血漢と思われていたホジュノは軍人としての勤めを果たしていただけで本当は部隊のことをよく考えていた。温厚に見えたもう一人は自分たちも殺されるならヤツらを殺してしまおうと言う。ワタクシは彼を責めることはできないと思う。彼の言う通り自分にも家族があるし、ここで死ぬわけにはいかないんだから。
それにしても、権力者というのは勝手なもんだ。自分たちの都合だけで人の命なんて何とも思っちゃいない。もちろん、軍隊は国の命令を聞くもんだと思うが、それにしてもやはり人の道ってもんがない。政治家は上に上がれば上がるほど、自分が国民に仕える者だということを忘れてしまう。というかむしろ、国民が自分に仕えてる、くらいの気持ちでふんぞり返る。国民だってそうだ。先生、先生と言ってたてまつっているのだから。(それは日本のことだけど、いつの世も、どの場所でも大差ない気がする)
あんな態度なら反乱を起こされて当たり前だ。それでも。あんなふうに犠牲者を出しても権力者たちは反省しない。駒はいくらでもあるのだ。共産ゲリラと言われて散っていった彼らの命を思うと国家というものの脅威を感じるとともに、彼らの思いに涙がでた。
ただちょっと、韓流ファンの方には申し訳ないんだけど、ワタクシはどうも韓国の映画になじめないところがある。いい作品もあるし、今までも何本も見てきたんだけど、どうもなんかちょっと白々しい感じが拭えない。今回の妙な「熱さ」もなんかちと冷めてしまう自分がいたことは否めなかった。それが「らしさ」と言えばそうかもしれない。











確かに韓国映画ってなんだか独特の雰囲気はありますよね。
「シルミド」は、確かに今までの韓国映画の中では意外な作品ですね(・v・)
私は逆に韓国映画の歴史(?)を変えるのかも!?なんて思ってたりします[笑]
>韓国映画ってなんだか独特の雰囲気がありますね
ハイ。それが好きな人と嫌いな人に分かれるでしょうね。ワタクシは全体的にはあんまり好きなほうではないかな…