シネマ日記

超映画オタクによるオタク的になり過ぎないシネマ日記。基本的にネタバレありですのでご注意ください。

カーズ2

2011-08-11 | シネマ か行

前作を見たときにはまぁまぁかなーと思ったので、「2」を見に行くつもりはなかったのですが、「面白かったよー」という従姉の情報を聞いて行くことにしました。しかも、その従姉の息子、小学校4年生にはちょっと理解できない内容で大人向けの面白さだと聞いたので俄然行く気に。

今回主役がメーターラリーザケイブルガイに変わってましたね。しかも話の内容がすっかりスパイものに。「1」から引き継いでいるのはラジエータースプリングスの仲間たちくらいであとは「1」とは全然関係ありませんでした。

新しい燃料アリノールの宣伝のため世界を舞台にグランプリシリーズが行われるということでマックイーンオーウェンウィルソンも参加することに。今回はメーターもピットチームに加えるということで一行は日本へ。そこでなぜかメーターはイギリスのスパイフィンマックミサイルマイケルケインとホリーシフトウェルエミリーモーティマーにスパイと間違えられて、陰謀と戦う彼らの作戦に巻き込まれる。確かにこの陰謀っていうやつがちょっとややこしいので小学生には難しいかもしれませんね。初めから大人向けに作ったのでしょうか?

日本、フランス、イギリス、イタリアとそれぞれの土地でそこの車が登場するので車好きの方ならいろいろと楽しめるのではないでしょうか。ワタクシは車に詳しくないので細かいところまでは分からないけど、それでもそれぞれの国の車くらいは分かれば結構楽しいです。フィンはやっぱアストンマーチン?って思ったけどどうやら初期のBMWモデルみたいですね。マイルズアクセルロッド卿エディイザードはレンジローバーっぽいけど、彼の場合あんまり車種が分かるといろいろマズイ大人の事情があるかもしれませんね。

メーターは「1」のときから笑わせてくれるキャラだったけど、今回かなり暴走しています。途中、「ちょっともううるさい!」と思うところもあるにはありましたが、デキの悪いメーターだけど、車の知識はピカいちだし、マックイーンに対する友情も誰よりも深くてちょっと見直しちゃいました。これ、スパイものでシリーズ化なんてこともあるのかな。今度はマックイーンも一緒にスパイ活動するとかっていうのも面白いかも。

最初のレースの舞台が日本なんだけど、ここでperfumeの「ポリリズム」が使われていることはテレビでさんざん言われているのでほとんどの方がご存知だと思います。ワタクシはperfumeが好きなので、知っていてもやっぱり実際に映画の中で流れるところを聞くとすごく嬉しい気分になりました。エンドロールにも使われていたしね。「ポリリズム」が流れている間、ちょっとセリフをうわの空で聞いてしまいました。

この作品でも“アメリカ人から見たニッポン”っていうものが登場しますが、相撲とか歌舞伎とかを車がやっているのを見るだけでも楽しかったし、レースの応援でスポーツ観戦でよく見られる長い風船を叩いて掛け声をかけるとかっていうのとか、しゃべるトイレとか、大げさではあるけど、デタラメの日本ではないところが良かったな。

「1」での仲間たちの活躍が少なかったのが少し残念ではありますが、「1」から「2」までの間に亡くなってしまったポールニューマンが声を担当していたドックハドソンは同じく亡くなったことになっていて、スタッフの彼への敬意を感じました。

上映する国によって、エキストラで登場するキャラクターを変えてたりするらしく、そういう細かい気配りがとてもピクサー作品らしいですね。他にも街の風景とかでかなり細かいところまで色んなスパイスがちりばめられているようですから、何度見直しても新しい発見があるかもです。

上にも書いたようにこれからスパイものでのシリーズ化するとしたら、「2」はこれからの作品への架け橋的な作品という位置づけになっていくのかもしれません。


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