山種美術館

今日は山種美術館に行って来た。規模は小さいけど日本画を展示している美術館で内容の濃い展示が多く、毎月行っている。今回は歴史上の人物ばかりで私的には不発。歴史は苦手。でも侍が西洋建築の見晴らしに座って野外の異国の景色を眺めている大きな屏風は印象的だった。床がオセロ模様でそばにまだらの犬がいる。異国に来た達成感みたいなものが伝わってくる絵だった。
それと芭蕉の直筆もよかった。綺麗な字の展示はよく見かけるけど、庶民になじみのある人の字って親しみが湧く。ほんとに短冊を片手に筆ですらすらと書いたのかな？きれいな字だった。
ここに限ったことではないけど、どこの美術館にも絵を見ながら話す人が必ずいる。うるさい。
ここは近くにお茶するところも無い。小さな会場内に長いすが置いてあるのでそこで同伴者と座って絵とは関係ないことを話しているのをよく見かける。一回りしても疲れて休みたくなることは無いけど、良い絵を見た後に「ちょっとお茶」が出来ればいいのにといつも思っている。