なんとなくはじめました(つれづれなるままに)

日々のよしなしごとをそこはかとなく書きつくります。

12・13柳家小三治独演会@笹川記念会館  2008.12.13 その3

2010年08月09日 21時49分41秒 | なんとなくの落語
またまた続きです。


④柳家そのじ 「三味線」


高座では「太田その」と名乗っておりました。

お囃子さんです。

はじめにメドレーで、お囃子の有名なところを。

そのあと、「長崎ぶらぶら節」

美声ですね。

「せつほんかいな」

越後の民謡「十日町小唄」

「木遣りくずし」

そして最後に「奴さん」と、その替え歌の「赤穂浪士」を。

初めて聴きましたが、なんかこういう落語会で、お囃子さんの歌、というのもいいですね。


⑤柳家小三治


初天神では黒紋付きでしたが、トリでは淡いブルーの羽織を着ておりました。

まくらでは、先ほどの柳家そのじさんについて。

「噺家になって、もう50年になります。

数日したら、もう69歳になりますから、ちょうど50年ですが、

(12月17日がお誕生日ですね)

その頃のお囃子さんは、40代はいませんでした。

50代もあぶない、

失礼ですから、女性に歳なんか、訊いたことがないですけれど・・・。

その頃69歳の噺家がいたら・・・、

人間もああなっちゃ、おしまいかな、と思いましたよ(笑)。


高座では太田その、と言っていましたが、「そのじ」という、寄席の名前をあげました。

お囃子にしておきたくなかった。

ただ、本人がとても恥ずかしがり屋で、人の前に出られない、という・・・。

もともと、落語が好きで、日本舞踊の名取で、東京芸大を出まして、

これからも何かの際に引っ張り出します。時々ご覧になって、『ああ、良くなったな』と感じていただければ、本人も励みになります」


で、「しみったれ」の小噺から「味噌蔵」を。


番頭さんの「どがちゃが、どがちゃが」、権助の「少年老い易く・・・」で大笑いです。

ただ、個人的には出来は今一つかな、と感じました。

「味噌蔵」はCDで聴いたことがありますが、そちらのほうがまとまっていたように思います。

この日は前半、ちょっとまとまりがなかったように感じてしまいました。

(すみません、生意気な意見で・・・)


この会場は、緞帳がないせいで、噺が終わって、小三治師匠が上を指差したあと、指でバッテンを作りながらお辞儀をしておりました。


なんで、会場が笹川記念会館だったのでしょうね?

途中、椅子が固いせいで、お尻が痛くなってきて、噺に集中できなかったのも、小三治師匠の評が辛くなった一因かもしれません。
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