いくつかの空

  見上げた空や町の様子を、写真とともに綴っていきます。
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  JAY

マニアならでは2

2017-09-02 | 観光地など

 国道439号線の数ある難所の一つ、杓子峠。眺めも何も、林の中の切り通しでした。なんと、補修工事中なんだそうです。でも、そんな気配はなかったような。

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 酷道マニアの間では特に有名な杓子峠。かねてより行く機会を狙っていたんですが、なかなかその機会が来なくて。でもこの9月頭は休みがもらえたので、ロングドライブ、強行しますか、の二日目。

 国道439号線(俗称ヨサク)は、峠越えの区間が半端なくきついですよね。その中でも京柱峠、大峠、杓子峠のヨサク三大峠(勝手に命名)は群を抜いて難所度が高いのです。ただし、大峠は5kmのトンネルがぶち抜かれて酷道度は0になってしまいました。>新道開通につき、旧道は整備状況がさらに悪化して危険になっていくと思われますので、通行はやめた方がよいと思われます。そんな峠の一つの杓子峠。こちらは京柱峠とは違い、いつかはバイパスが完成して旧道は完全に林道になるんだろうなぁ、と言う雰囲気がありますね。

 高知市を出て高速を突っ走り、とりあえず須崎市へ。道の駅「かわうその里すさき」で休憩。怪しい物はないかな~と物色しつつ休憩。そしてR197を西進します。道の駅「布施ヶ坂」で休憩&情報収集。まもなくヨサクの分岐ですんで英気を養わないと。

 はい、分岐点です。とはいえ、正確にはこの分岐点で左折するとヨサクに入るわけではなく、ヨサクへのショートカットのようです。>標識も道に439マークはなく、439方面とあるだけ。本来のヨサクはもうちょっとだけ(ほんの200mほど)先。でも横着してショートカットします。ここからはしばらく北川川に沿って南下していきます。そんな川沿いでの一枚。ダイナミックレンジがまずかった・・・

 一応片側に白線はあり、ガードレールも付いています。ずーっとひたすらこんな感じの道が20kmばかり続きます。ガードレールはひしゃげまくっていますが、事故ではなく落石と思われます・・・。あちこち時間帯規制をして工事をしている模様ですが、この日は工事規制はありませんでした。よかったよかった。大雨の後は走らない方が良いかも。
 そんな道を20分ほど走って、ようやく集落めいたところを通過。人口密度が少なすぎます。ここでは西側から流れてくる檮原川に合流。川の名前が変わりました。ついでに道幅が広がって二車線に。ほっと一息ついたのもつかの間、1kmほどで元の1.2車線に戻ります。ここまでの所、対向車は3台でした。たった3台、というか、3台も、というか・・・。
 このあたりから南の区間はガンガン工事が進行中で、たまにダンプも走ってました。1.2車線すらないところでのダンプって勘弁してよ・・・・・・。待避所がいくつかあって、そこでダンプが止まるから何事かと思ったら、やっぱりダンプが対向してきました。

 さらに20分走りました。やっぱり白線は片側。でも、ひたすらのどかです。たまに対向車があるあたり、あなどれません。
 さらに40分走って、ようやく狭隘区間を抜け、大正地区へ。二車線がこれほどありがたいとは。そんなへろへろの状態で道の駅「四万十大正」へ。ちょうどお昼でした。

 後半戦へ備えて「うなぎの石焼混ぜごはんセット」。昆布茶をかけていただきます。ひつまぶしに似てるようなそうでもないような。
 さて、ここからが最難関の杓子峠を含む区間です。道の駅を出て橋を渡るまでは二車線でしたが・・・道の駅を出て2分と経っていないのですが、カーブを曲がるとそこは・・・

 やっぱりヨサクでした。ちなみにこの手前に一の叉渓谷温泉への分岐があり、そちらはバイパスを作っているようでした。地図上でその先をたどっていくと、山を越えた先もバイパスがちらりほらりと作られているようです。どうやらそっちからバイパスをつなぐようですね。そういう意味では杓子峠はいずれヨサクを代表する峠ではなくなりそうな気配。まぁ、いつになるかはわかりませんが。京柱峠は絶望的に無理そうですが、こちらは何かの拍子に開通する可能性がありますね。
 そしてこの5分後、3台の対向車とすれ違います。交通量あるんだね~。たまたまカーブでちょっとだけ広くなったところでなんとかやり過ごします。そこから約20分で杓子峠に到着・・・。ちょっと、疲れてきました(笑)ただの切り通しで、とくにここが杓子峠って案内もないので気がつかずにスルーする恐れも。ここからはまた延々下りですが、ここまで一軒たりとも建物がありませんでした。

 そんな下り。白線はとうにありません。いつぐらいからなくなったんだっけな・・・。さらに20分ほど下り、ようやく初の民家が見えてきました。住次郎と言う集落のようです。そんな集落が見えてきたところで一台の対向車が。これからここを通り抜けていくのかいな(^^;

 標識には蕨谷とあります。のどかですねぇ。先ほどの道の駅から17kmと言うことですが・・・40分ほどかかっていますね。時速、すごいことになってるな。ここからしばらく行くと、川を渡って崖にぶつかっている2車線道路の橋がありました。トンエルを掘ってぶち抜いていくようですね。でも、着工はされておらず、完成はいつになるやら。ここからはずっと快走路。もう、ヨサクらしさはありませんね。ここまですれ違った交通量は4台でした。道が悪すぎで、迂回路と言うにはものすごく遠回りしてますが、遠回りコースでも時間は大して変わらなさそうだし、こちらは通りたくないでしょうねぇ。四万十市の市街地に入り、街中を抜けていきます。

 奥の突き当たりがヨサクの終点。いやぁ、これは・・・次もやろうという気にはなかなかならないなぁ(^^; そんな気にさせるってヨサクって素晴らしい(ぇ)。

 時間はすでに14時。どうしようか軽く悩んで、R321は通るものの足摺岬まで行くのはやめて、道の駅巡りをしていくことに。「めじかの里土佐清水」「大月」「すくもサニーサイドパーク」ここからR56で「みしょうMIC」松山自動車道に入り、途中「みなとオアシスうわじまきさいや広場」「みま」に寄り道をして松山まで駆け抜けました。「津島やすらぎの里」は通過してしまいました。ということで、今夜は松山泊です。


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