機会があって、30数年ぶりに奈良を何日かに分けて歩き回りました。歩いてみてうれしかったのは、シーズンオということで人影がまばらだったこととと、京都ほど荒れていないこと。
さすがに、JR奈良駅界隈は誰もが想像できる「平均的な都会」の姿にすっかり変貌しつつありました。これはまだ現在進行中であり、JR奈良駅は大工事の真っ最中です。周辺には見慣れないビルが立ち並び、それだけでげんなりしそうでした。
ここ10年ばかり、昔訪れたことがある土地に行ってみて、どれだけげんなりしたり、がっかりしたことか。大自然が売りの観光地ですらそうでした。新聞でよく報じられる、歴史の街・京都などにおける景観の破壊行為。商業主義が優先するご時勢にあってはどうにもならないのかと、諦めが先立つ昨今です。もっとも、このところのアメリカ型価値観の破綻騒ぎで、破壊の矛先がすこしは鈍るのかもしれませんが。
でも、奈良は広いのです。歩き回るにつれ、うれしくなしました。記憶に残る画像がそのまま目前に現れることが珍しくないのです。もちろん、記憶が色あせてるに違いないから、なんとも手前勝手な感慨です。それでも、京都と照らしてみると驚くべきことです。
今回の散歩には、デジカメを持参しました。昔は、自慢のNIKONカメラとレンズ何本かを持参したものでした。フィルムはネガと奮発してポジ何本かをもって行きました。当時、現像やらなにやらにそれなりの費用がかかったのを憶えています。一昨年、調べてみると数本のポジが何とか見つかりましたが、あまり保存状態がよくないので、痛んでいるものもありました。ネガは全滅です。新旧を並べて公開するのは諦めて、そっと見ることにします。
ポジを見つけて以来、できれば、同じところを再訪したいものだと思っていました。それが実現したということです。時間をみて、訪れた先を紹介してみることにします。予定では、次のリストに沿うつもりです。かならずしも歩いたコースと一致しているわけではありませんが、地理的に近傍にあるものが一行になっています。
- 法隆寺、中宮寺、法輪寺、法起寺
- 唐招提寺、薬師寺
- 西大寺、秋篠寺、法華寺、海龍王子、不退寺、般若寺
- 白毫寺、新薬師寺、元興寺、東大寺、正倉院
- 正暦寺、弘仁寺、(円照寺、帯解寺)
- 室生寺、(室生川岸の)磨崖仏、大野寺、長谷寺
- 平城京跡、平城京資料館・発掘展示館、古墳群、(同名の二社が隣接する)佐紀神社
- 春日大社、国立奈良博物館










