富士山…コーヒー…そしておしゃべり

富士河口湖駅からほど近い小さな喫茶店。店の事や近所の話題、富士山、季節の移ろい等々、見た事思った事をのんべんだらりと…

サマーディ

2014-08-31 12:07:31 | 日記
 昨日、散歩の途中で、というお客さんがいらっしゃった。マスターより一回り近く年上の男性。伺うと渓流釣りを趣味にしていらっしゃるとか。そのためにオフロードバイクに乗って林道を走り回っていたけれど、今は家族の、危ないから、という意見を受け入れて四輪にしているとのこと。そこから話は一気にバイク談義に。芸は身を助ける、という諺がありますが、この芸を趣味に置き換えてもこの諺、特にこの商売では成立しそうです。こちらはほとんど終始オンロード、あちらはほとんどオフ専門。それでも同じバイク。楽しかったことや苦労したことや、何より事故ったときの話はなぜかお互い熱が入り、盛り上がったわけです。極端に緊張した瞬間あるいはその時期は、すぎてしまうと強い印象を伴って記憶され続けるもののようです。しかもそれを笑いながら話せる今がある、ということです。
 バイクや釣り以外にも自然に話は展開し、やがて趣味一般にまで至りました。趣味は必要不可欠であるが、だからといって、言われて持てるものではない、とか、何か好きなことに集中している時間の素晴らしさであるとか・・・。
 ところで、話というのは不思議なもので、やっぱり人それぞれの波長やテンポ・リズムなどがあるようです。普段は極力それを意識してお客さんに合わせるように心がけているのですが(正直、反省ばかりですが(^◇^;) )そのお客さんとは、別段意識する必要もないまま、話がスムーズに流れていきました。たぶんお互いの波長などが同じかあるいは数を借りていえば、偶数倍になっていて、少なくともある一定の結節点でピタッピタッと一致するものがあったのでしょう。何ごとにしろ、身を任せられる流れに乗るのは心地良いものです。サマーディ(三昧-ざんまい)ですね d(  ̄  ̄ )。
 さて、今日はどんなお客さんがいらっしゃるでしょう? 波長を合わせる訓練の時間となるか、サマーディに浸れる時間となるか。ワクワクしますねぇ(^_^)。

 今朝は薄曇りの幕開け。従って相変わらず富士山は見えません。昨日夕方、雲の上にわずか頂ちかくを見ることができましたが、残念ながらその時は写真を撮れませんでした。火曜日あたりからはすこし天気も持ち直すようですので、それまでお預け、ですね。
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好青年

2014-08-30 10:58:02 | 日記
 昨日、富士登山帰りの青年がいらっしゃった。ついでに河口湖をちょっと見て、電車までに(バスかな?)時間もあるし、ということだろうか。顔立ちも整ってなんとも好青年。思わずマスターの若いころを思い出した(嘘です、ごめんなさい)。装備もきちっとしていたので本当に山が好きなのだろう。口数も少なく、それでいて話しかけると過不足のない対応。第一、目がいい。澱み、濁り、疑心・・・そんなものとは無縁の目がこちらをしっかり見ている。気持ちいいねぇ、若いモンはこうでなくっちゃイケネェ。
 と、いきなり長屋のご隠居を気取ってみたが、やっぱり似合わないのでやめます。
 今日は朝から小雨が降り続いています。最高気温も21度の予報。Tシャツ一枚では無理。来週の中頃からはすこし天気も持ち直すようですが。そういえばお隣の柿もずいぶん大きくなってきています。色づきはまだですが、一日ごとに膨らんでいるような気がします。その柿、昨年も(「も」というのは、今年「も」の期待を秘めた表現です。)お裾分けにあずかり、おまけに焼酎で渋を抜くという智慧まで授かり、試してみるとこれが美味い! なまじの甘柿よりもよほど甘いではありませんか。いや~、そろそろご挨拶に行ったほうがいいかな(^◇^;) 。
 そんなわけで今朝も富士山は見えません。従いまして、写真もお預けですm( _ _ )m。
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秋、そして素敵なお客様

2014-08-29 11:33:10 | 日記
 ここ数日の冷え込みは九月末から十月初旬の気候だそうです。寒いわけだ。ということで、我が一楽にも秋が来ました。いえ、ね、壁を飾る新しい手ぬぐいが届いたのです。まずはご覧下さい。


マスターがちょっと亡霊のように映り込んでしまっていますが、
拡大すると


一部には暗いなぁ~の声もありましたが、それでもこのシックさ加減が、マスターとしては一発で気に入りました。やはり人気があるのか、ネットでもしばらく売り切れ状態。ようやく届いたわけです。どうです?いいでしょう!

 さて、一昨日、素晴らしい笑顔のドイツ人のかなり年配の(「の」の連続は御法度ですね、やっちゃいました)ご夫婦が早い時間にいらっしゃいました。実はそのご夫婦、その前日の夜、外でタバコを吸っているとエクスキューズミーと言ってこられて、やはり食事をしたいと。生憎その日は近くのレストランの定休日。うちでは食事は出していないしこの辺では他には知らない、と告げると、それでは駅はどう行くのか、とのお尋ね。この説明はお手の物。それを聞いてお二人、素晴らしい笑顔を残してそちらへ行かれた。そしてその翌日、またここを訪ねて下さったのです。例のとびっきりの笑顔で。いや~なんとも嬉しいものです。ご主人はエスプレッソ、奥様はryoku-chaのご注文。伺うと明日、つまり昨日の木曜日、富士山に登る(と言っても五合目まででしょうけれど)予定であると嬉しそうに教えて下さいました。
 それにつけても結構なお歳のご夫婦。きっとお会いするのはこれが最初で最後でしょう。また日本にいらっしゃることが仮にあっても、そのときはきっと他をまわられるでしょうし。まさに一期一会。その出会いが素晴らしい笑顔で描かれる、何か深い思いが残ります。
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寒い寒い!そしてコノハナサクヤヒメ

2014-08-27 09:01:00 | 日記
 昨日は日本三大奇祭の一つといわれる吉田の火祭り。店を閉めてからぶらり出かけようかと思っていたけれど、やっぱり一人で行くのもなんだか気合いが入らず、結局いつもの夜を過ごしたわけです。で、この辺では火祭りが終わると寒くなるといわれており、まさに昨日の夕刻から(一時、凄い雨がふりました。)急に冷たい風が吹き始め、半袖ではいられないくらいの寒さ。外での喫煙用にフリースを引っ張り出した次第。でも、さすがにフリースはまだちょっと早いかな。
 今朝も霧雨の降る寒い空。そして全天の雲で富士山もみえず。富士山といえば、と或る関係者からの入れ知恵ですが、富士山に鎮まる神様はコノハナサクヤヒメという方で、これは『古事記』『日本書紀』に書かれているわけですが、ちと、嫉妬深いところがあるようで、どうも自分のまわりに美人が来ると気分をガイされ、雲の向こうに隠れてしまわれるとか。それでこの観光シーズン、残念ながらみられない日が多いのかな?でもその割には通り過ぎる観光客の女性は、コノハナサクヤヒメ様が嫉妬するほどの美形は見かけ・・・おっと、危ない危ない、危うく○○なことを言ってしまうところだった (^◇^;) 。それにしても日本の神様、なんせ八百万(やおよろず)もいらっしゃるそうで、ちょっと昔の東京の人口並みですが、何とも人間味があっていいですね。
 さて、今日はちょっと大切なお客さんがいらっしゃる予定。いつにも増して気合いをいれましょうか。ということで、コノハナサクヤヒメ様は今日もご機嫌ナナメのご様子。
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余韻

2014-08-26 10:31:07 | 日記
 昨日旅行者のご夫婦がいらっしゃった。なかなかいい感じのお二人で特に男性の雰囲気が秀逸。としの頃ならマスターより少し上かな。特に目立つようなファッションではないが、すべてがシックリとフィットしている。首からさり気なく下げた夏用のストールが洒落ている。それと帽子。形はいわゆるソフトフェルトハットだが、当然素材は如何にも涼しげなもの。最近の若い方の帽子には、時として、これ何の罰ゲーム?みたいなのを見かけることもないではないが、こちらはジグソーパズルのピースのようにピタッとおさまっている。喩えていえばハンフリー・ボガードを柔和にした感じだろうか。往年の映画ファンなら知らない人のいないあの俳優です。そう、『カサブランカ』の主演男優。相手はイングリッ・・・ま、その話はおいといて・・・
 見てくれもそうなのだけれど、何より言葉遣い、口調が穏やかでほどほど。店に対するお褒めのことばも戴いたのだが、それも直接的ではなく嫌みがまるでない。そしてすぐあとにいらっしゃった他のお客さんとも当たり障りのない、それでいて社交辞令的でもない会話を交わされていた。ここにもさり気ない気遣いが現れている。
 帰り際、こちらとそのお客さんにも挨拶されて帰られたのだが、そのお客さんも「感じのいい方ですねェ」と。立ち去られた後に、何とも和らいだ余韻が残っていた。そういえば、梵鐘の音がほとんどの日本人の心に届くのはあのン~ンという余韻のせいではないだろうか。
 年代としてはほぼ同じだが、なんだか目標ができたようなそんな気分を味わわせていただいた午後でした。

 さて、今日は曇り。時折パラリパラリと雨も落ちてきています。朝方、ほんの少しだけ富士山がみえたのでそのときに撮影した画像です。
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