富士山…コーヒー…そしておしゃべり

富士河口湖駅からほど近い小さな喫茶店。店の事や近所の話題、富士山、季節の移ろい等々、見た事思った事をのんべんだらりと…

余白

2014-05-31 08:29:24 | 日記
 余白、言うまでもなく本や新聞のページの周辺の何も印刷されていない部分。ここも全部使えば印刷文字数は随分増えます。けれど読みづらいことこの上ない。よく聞く話ですが編集の際、重要なことはどう載せるかよりもどう削るか、だそうですが、この余白、何もないことこそがその存在理由と言う、何やら哲学的な立ち位置のようです。
 何を言いたいのかというと、喫茶店も似たようなものかなぁ、と昨日のお客さんを見ていてふとそんなことを思ったわけです。初めての、おそらくは母親と娘さんの二人連れ。それぞれ別なものをご注文。一口飲んで「ああ、おいしい!」。この言葉、何度聞いても嬉しいものです。そして飲み終えるとほとんどすぐにお帰りになりました。お忙しい間を縫って立ち寄って下さったのでしょう、もちろん否定的に見るわけではありませんが、ちょっと余白が足りないかな?と。
 現役時代、毎日の通勤電車の中でみた乗客の表情はいわばほとんど余白のない印刷物でした。もちろん自分もそうだったのでしょう。それを確かめるべく通勤電車の中でオヤジが手鏡で自分の顔を見つづけていたら、これは怖い! 満員電車でも周囲にそれこそ余白が生じたでしょう。
 たいていのお客さんは1時間前後、ゆっくりしていかれます。余白がたっぷり。そして余白以外にはしっかり言葉が印刷されている。そんな感じです。読みやすいと同時にページを繰る楽しさ、次への期待感を持たせてくれます。幸か不幸かこの商売、もう定年退職はありませんが、それでも余白をきちっと生かした印刷物になることを心がけたい、そして我が一楽が、そんな上質な余白になるべく心がけたい、そんなことを思った次第。

 さて、今朝の富士山です。これを撮影する少し前、小さいながらきれいな笠雲がかかっていました。で、コーヒーを飲み終えていざ外に出て見るとご覧のとおりかすかにその名残を残すまでに消えかかっていました。残念!
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逆さ富士・芝刈り・急な嵐

2014-05-30 08:36:31 | 日記
 昨日の定休日は先週行ったすずらんの里に再チャレンジ。前回はほとんど花が咲いていませんでしたが、昨日は小さい花があちらこちらに。それでも、急いで歩いていたら気がつかないくらいの小ささです。日本すずらん、大きさもさる事ながら、花の付き方がドイツ(西洋)すずらんとは異なっています。ドイツすずらんは一本の枝に縦に並んで咲きますが、日本すずらんは一本の枝に回るように花をつけます。ほとんど、すずらんと言えばそのイメージはドイツすずらんのようです。因に、すずらんの里へ行く道の街灯も、このドイツすずらんのスタイル。一列に並んで咲いている方が、絵になりやすいのでしょうか。
 さて、そこへ行く途中にお住まいのお客さんからトンネル工事の影響で、6時半くらいには横から入るのが難しいくらいの車の流れになっている、と伺ったので、朝は4時半に起きてコーヒーを飲み、5時前には出発したわけです。さすがに往く時は車もほとんどいませんでしたが、帰り、6時15分くらいにその県道に出ると確かに両方向とも来た時とは比べ物にならないくらいの車の量でした。今回はトンネルの寒さ、路面のデコボコなどをしっかり学習し、四輪ででかけたのです( ̄(工) ̄)。それでも車を降りるとなかなかの寒さです。バイクは午後乗る予定にしました。帰りは前回同様河口湖を一回り。その途中で見えた逆さ富士、ご覧下さい。逆さ富士は少しでも風が吹くと湖面が波立ち、きれいには映りません。

 一楽に戻ると休む間もなく草刈りにかかりました。.oO(何だか、小学生の作文調になってきました(^◇^;) 。)先日買った芝刈りバリカンがなかなかの働きです。1時間と少しかかって、2/3ほど済まして取り敢えず終了。バリカンを操作し続ける右手がダルくなりました。その後、少々休憩を入れ、ちょっと遠方まで買い物です。
 ブランチも済ませて帰ってきて、さてバイクを転がしてやらなけりゃ、だったのですが、さすがに朝から飛ばしすぎたのかちょっと疲れを覚え休んでいました。あと30分したら出かけようと思い、座ってしばらくすると何と、いきなり空が暗くなり突然雷がそれも屋根のすぐ上、と思えるほど近くで鳴り始めました。それを合図のように雨が振り出し雹(あられかな?)に変わり、屋根に凄い音を立てて落ちてきます。いやはや、あのままちょっと無理をしてバイクで出かけていたらこれはこれは悲惨な運命が待っていた事でしょう(⌒-⌒; )。日頃の行いの良さはこう言うときに出るものなのですねε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘ 。

 冗談はさておき昨日、そんな早起きの朝の富士山。久しぶりの朝焼けの姿です。
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あいててよかった~!

2014-05-28 09:14:31 | 日記
 我が一楽、朝11時30分から夜8時30分まで営業しています。なかなかの拘束時間になるわけですが、ま、好きでやっている以上、文句も言えません。それにしても、暗くなってどなたもいらっしゃらない時は「ン~ン、もう閉めちゃおっかなぁ~」など弱気になることもまれではありませんが、先日、20代後半くらいでしょうか、女性のお客さんが一人いらっしゃいました。
「まだいいですか?」
「はい、どうぞ。」
「ああ、開いててよかった~。」
と。
 どこかのコンビニのキャッチコピーによく似ていますが、これを聞いたとき、「うん、開けててよかった~」とマスターは思ったわけです。話を伺うと、やはり前の国道をよく通っていて前々から気にはなっていたけれどなかなか寄る機会がなかった、今日はなんとか寄ってみようと思っていた、と。
 うれしいじゃござんせんか!
 そして30分くらい、もう少しかな?お話をして帰られました。閉店まで15分を残しています。その奥ゆかしさも気持ちのよいものです。
 これ、以前書いたような気もしますが、この道の或る先輩から、女性が一人で入れない店はだめだ、と伺ったことがあります。その点だけはなんとか合格点をいただけそうです。

 さて、今朝の富士山。今日も結構天気は良いのですが、雲がそのほとんどを覆っています。でも、雲の上に頂を見せる富士山の姿もなかなか勇壮な雰囲気を感じます。
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桐の花

2014-05-27 09:02:58 | 日記
 数日来気になっていた事がある。国道を挟んで向こう側に大きな木があってそれが薄紫色の花をつけている。

さて、何の木だろうと思っていた。昨日、博識なお客さんに、あの木は花をつけているけれど何の木でしょうか? と伺ってみると、ああ、あれは桐ですね、と仰って、スマートフォンでその写真集を調べ、見せて下さった。生憎、近くではまだ見ていないので花の確認はできていないが、遠目には確かにその雰囲気。おや、こんなきれいな花を咲かせるのか! とちょっとビックリ。(Yahoo!に画像集があるので、そのURLを貼付けておきますhttp://image.search.yahoo.co.jp/search?rkf=2&ei=UTF-8&p=%E6%A1%90)
 そもそも、桐があんなに大きな木でしかもあんなにきれいな花を咲かせ、ましてや実までつけるとは・・・
「あの、タンスに使う桐ですよね。」
「そうです、その桐です。」
 その方は以前にも見た事のない小鳥の大雑把な話をすると、ああ、それは○○ですね、とか、近辺の地形の話や気象の話、およそ尋ねた事にはきちんと答えを示して下さる。因に、年齢はマスターより一回りくらい上。それでスマートフォンをきちっと使いこなしていらっしゃる。マスターがあと一回り年を取った時、世間はウェアラブルコンピュータが普通になっていても相変わらずiPhone5を使い続けているような気がする(^◇^;)。
 それにしても、東京を離れてから周囲は知らない事ばかり。花や小鳥の名前(言葉)は知っていても実物は知らず。ソシュール的にいえばシニフィアンはあってもシニフィエの無い言語空間を生きてきたのだろうか。ま、人間死ぬまで勉強だそうなので、これからボチボチ始めましょうか。う~ん、自然の豊かさは人間を謙虚にしてくれるもののようです。

 さて、今朝の富士山です。5時過ぎにはすっかり雲の向こうで、姿は見えませんでしたが、先ほど少し見え始めたので、撮影しました。今はほとんど全貌を見ることができますが、また、外へ出て撮るのがちょっとメンドくさい( ̄(工) ̄)。という訳で少し前の時間の富士山です。ご覧下さい。
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或る夫婦

2014-05-26 09:25:09 | 日記
 昨日、一組のご夫婦がいらっしゃった。年齢は恐らく40代頭くらいだろうか。二人の距離感が遠すぎず近すぎず。全く自然な立ち位置。窓際に席を取り話し始めた。お互いに相手を見ながら楽しそうに話している。そして時々笑い声が。静かながらBGMがかかり道路を通る車の音や片付けの水の音で話しの内容は分からない。それでもその楽しそうな雰囲気は、たとえ笑い声を除いても伝わってくる。その一組の男女の持つ和やかな雰囲気が店の中に広がる、その場所として我が一楽がある。肩の力も自然に抜けてくる感じ。
 夫婦と言えば、昔祖父の月命日にお経を上げにお寺からお坊さんがいらっしゃって、読経が終わったあと、少し講話を話して行かれるのが習わしでした。そのお話の中で、夫婦は離婚してはいけません。一組の夫婦の在り方はその一組の夫婦だけの問題ではなく、夫婦一般に可能性として開かれたものだからです、と言うような内容があった事を記憶している。もちろん、小学生だった子どもがそれなりにでも理解したのだから、もっともっと平易な言葉で話されたのだと思うが、そのご夫婦を見ていて、そのお話を思い出した。そしてなるほど、これか!と妙に納得した。
 ところで、そのご住職、親たちの話しの中では、かなりハイレベルの敬語をつかいながら「オッサン」「オッサン」と呼んでいた。ただのオッサンになんで敬語なんだろう?幼心になんともその「オッサン」が場違いな言葉のような気がしていたのだがそれが「御主(おす)さん」の事であると分かったのは随分のちの事。口に出していただければお分かりになると思うが、これは誰が発音しようと「オッサン」と同音になる訳で。尤もアクセントはちょっと違うが。
 余談はさておき、お二人のオーダーされたブレンドコーヒー、お帰り後に片づけに行くと、すっかりきれいに飲んで下さっていた。これも嬉しかった。息子さんを連れていらっしゃったお父さんや、かなり年配のお母さんとその娘さん(よく似ていたので、間違いなく親子でしょう)など、昨日は如何にも日曜の午後、的なお客さんがいらっしゃって心和む日でした。

 さて、今朝は富士山が全く見えませんでした。今は霞みつつも少し見えていますが、写真に撮るとさらにモヤッとしてしまうでしょう。そんな訳でマスターの顔写真でも載せようかと思いましたが、朝っぱらからそんな悪趣味もないだろうと、やめにしました。と言う訳で本日は写真はありませんm( _ _ )m。
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