DREAM

幽白蔵馬受とかアイマスとか他ゲームとかたまに猫な妄想ブログです

突発SS  おとなのはじまり3

2016-10-16 10:57:13 | 妄想黄泉×蔵馬SS
寝れなかった。
目をこすりながら、明らかに寝不足の顔で
修羅は朝食のテーブルにつく。

(なんか食べる気しないけど。)
どうせ官邸の料理人が作ったゴハンだし。
朝からなんかお肉の固まりとか出すし。
蔵馬んちに泊まった時みたいにコーンフレークとか
たまごサンドとか食べたいってゆっても
『どの様なレシピで?』とか聞いてくるし。
コーンフレークはコーンフレークだしたまごサンドはたまごサンドだ。

「おはよー…パパ」
なげやりな挨拶を父親にしてから修羅はテーブルに
並ぶ朝食をみた。
「……あれ?」
たまごサンド。
修羅の好きなカリカリのベーコンの乗ったサラダ。
美味しそうなコーンスープ。
アニメのキャラクターがプリントされたプラスチックの
コップには良い匂いの林檎ジュース。

「おはよう修羅。」
にっこり笑ってあらわれたのは、
「蔵馬?」
今日は用事があるから癌陀羅には帰れなくて
ごめんねってゆってたのに。
修羅の機嫌はロウからハイに切り替わった。
「なんで?なんで?なんで帰って来たの?」
「うん、ちょっとね。」
「お仕事?パパの手伝い?煙鬼のオッサンの用事?
陣達のとこ行くの?それとも躯に『オトリヨセ』もってくの?
ボクも一緒に行っていい?」
「お仕事じゃないよ。」
「わかった!」
にっこにこ笑って修羅は言った。
「ボクのこと好きだから一緒にいたくて
帰ってきたんでしょ?」
少し間をあけてから蔵馬は肯いた。
「あたり。」
えへへーやったーあたったー!あ、いただきます!
あのさじゃあ今日なにしよっか?
川行く?あ、絵本読んで。あと一緒にお風呂入って
やっぱ陣とこ遊び連れてって、あとさーあとさー
夜ご飯シチュー食べたい、チキンとじゃがいもいっぱい
入ったやつ。ねーいーでしょ?

次々に捲し立てる修羅をテーブルの向いから眺めながら
黄泉は思う。
(仕事で忙しい母親に久々に会った子供みたいだな。)
―実は毎日連絡とってはいるし、昨日蔵馬と遊びに行ったばかりだが。

昨夜の電話のあと蔵馬が癌陀羅に現れたのは
朝方近くだ。
「ちょっと寝かせろ。」
と言うが早いか黄泉のベッドに潜りこんで寝息をたてはじめた
蔵馬に何をどうしたらいいかわからずしばらくフリーズした。
確かにここ一年ほど修羅を挟んで三人川の字で寝るのが
日常と化した為一応用意してある蔵馬の部屋は物置となっていて
寝る場所がないのは解るが。

(おまえ解ってるのか?)
黄泉は健康な男だ。
勿論三大欲求は旺盛にある。
大人だから表に出さないだけ(わかり易く表に出すと
蔵馬が嫌がるからだが)なのだ。

隣に好きなヤツが居たら我慢が効かなくなっても
仕方なくね?と若い頃の自分が頭のなかで暴れたが
それを必死に押さえつけて朝まで一睡もせず耐えた。
はっきりいって苦行だった。

ので。
黄泉も修羅と同等に寝不足だ。
因みに三時間ほどしか眠っていない蔵馬も
寝不足だったりする。

「ね、ね、明日は?」
「お仕事あるからごめんね。」
「パパがかいしょーなしだから蔵馬がお仕事しなきゃ
だめなんだよね…」
「……修羅それ誰が言ってたの」
「躯と孤光。」


「二人共。」
ん?と蔵馬と修羅が黄泉にやっと視線をむけた。
「何だ黄泉。」
「何パパ。」
「オレの存在忘れていたろう?」


「ワスレテナイヨ?」
すっとぼけて答える息子の声は明らかに
パパ邪魔と物語っている。
…本当にこの子は。
そろそろ蔵馬にこちらへの移住を本格的に打診しようと
黄泉は決意した。

『萌』 ジャンルのランキング
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« スマホの機種変したら | トップ | 朝から »

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 30日以上前の記事に対するトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • このブログへのリンクがない記事からのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。