今では、母はすっかり忘れてしまっているでしょうけれど…
母が教えてくれた言葉を、時々、思い出します。
刺しゅうや縫い物で、糸が絡まったとき、です。
「絡まった糸は必ずほぐれるから、あきらめないこと。」
という言葉です。
それから、毛糸を編んだり、
いっとき、かぎ針編みに挑戦していたときに、思い出す言葉は、
「間違ったときは、ほどくことや、編みなおすことを、嫌がらずにしなさい。」
という言葉です。
私は小さい時から、お裁縫が苦手で、
できないと投げ出したり、短気になったりして、ずいぶん、母を悩ませました。
縫い間違ったり、編み間違うことは、今でも私はしょっちゅうなのですが、
母からいつもそんなふうに言われていたので、
素直にほどこう、と思っています。
刺しゅう糸に、結び目ができてしまったときは、
根気よく、
その結び目をなんとかしようと思います。
はんぶん意地です。 ^^;
それだけのこと、なのですが、
生活の中から教わった、大事な教えだなぁ、と思います。
でも…
実際の生活にも、それが活かされればよいのですが、そんなことはなくて。
きっちり、
編み物や、縫い物のお裁縫のときだけの、
私の中のルール、となっています。
ホントに、実生活に生かせない私です。 ^^
≪ 画像/朝日のなかのスイセンノウ ≫