筆の足跡

日々の出来事と趣味のお絵描きの記録です。

「ご機嫌な天使」そろそろ仕上げ

2010年03月31日 | 日本画・絵








そろそろ仕上げに入っています。

細かいところをねちねちを修正しています。

やり出したらきりがない……。

輪郭が微妙だった顔は、背景の色をかけてもっとあやふやにしてごまかしました(笑い)。

肌の色、もう少しムラを押さえたいのですが、難しい~。

玄上八絹「しもべと犬」「茨姫は犬の夢を見るか」

2010年03月23日 | 本・漫画・音楽

警視庁の非公式な部署に属する刑事・奥村智重は、人間の細胞から作られた人型の「犬」と呼ばれる生命体・石凪信乃を与えられ、組むことに。自らが傷つけられることなどものともせず、危険の中に飛び込む信乃。「主人」である智重を恋い慕う信乃に、智重は冷たい。時には身体を繋ぎながらも、信乃は智重との距離に心を痛めているのだが…。

表紙イラストの美しさに惹かれて買ってしまった2冊です。
玄上さん、初めて読む作家さんです。

正直に言えば読みづらい。
文章の動詞がなかったり、途中でぶっちぎれて「。」だったり、
ご本人はディテールに凝ったつもりなのかもしれませんが、それがまったく功を奏していません。
文の流れを止める効果にしかなってない。
これは玄上さんの書き方なのでしょうか?
特に「しもべと犬」はこの無用な効果が無用に効いてます。
「茨姫……」のほうは、緊迫するストーリーのせいか、この表現方法はなくなっていました(よかった、よかった)。

でお話の内容はというと、主人のために命をかけてつくす「人型の生命体」は、
どうしても志水ゆきの「是」を思い出してしまいます。
だいたい、こんな精巧な人型生命体を造れるのなら、コンビなんか組む必要ないじゃん、
警察官みんなこれで代用すればいいじゃん、と読みながらぶつぶつ。
主人と犬の絡み合いでは「なんで主人の命を守るはずの犬が下半身の世話までしなきゃいけないのよ~」
とまたまたぶつぶつ。
ああ、ストーリーに集中しなくっちゃ、と思って続きを読みはじめるのですが、気がつくとぶつぶつ。
主人公たちにも感情移入できないし、なんかなあ~というお話でした。
「茨姫……」のほうがストーリーの勢いに押されて楽しめます。

で、あまりに消化不良気味だったので、
これらを買うきっかけになったイラスト描いている「竹美家らら」さんの漫画をおもわずヤフオクで落札。
「いとし、愛しと言うこころ」「On Your Mark]」「ア・プレイス・イン・ザ・サン」
挿絵から想像して、相当激しい漫画を期待していたのですが、
読んでびっくり、ほのぼの&ファンタジー系……
思わず出品者さんに「意外とおとなしい漫画ですね」と感想書いちゃいました(取り引きナビ使って)。
出品者さん「「竹美家らら」落札するなんて、しぶい人だなあと思ってました」と笑われました。
ファンタジーOKだからいいんですけどね、おもしろかったし……。
でもでも、激しいのほしかったなあ~。

三月大歌舞伎 「道明寺」

2010年03月20日 | お出かけ


一昨日、元義妹と友人Tちゃんと歌舞伎を観に行ってきました。
夜の部(第三部)で演目は「道明寺」と「石橋」
もちろんお目当ては「道明寺」の仁左衛門と玉三郎でございます。
久しぶりの孝玉コンビにドキドキワクワク。

しかし「道明寺」……なんですよね、問題は。
すっごく地味なんです。
もう、玉さまからして地味。
管丞相(仁左衛門)の叔母の覚寿役ですから、白髪頭のおばあさんなのでございます。
お顔にもくっきりおシワが描かれていて……、
それよりなにより、この老け役がとっても似合っていて、そっちのほうがショックでした。
どうせなら、玉さまの苅屋姫、見たかったな~。

この地味~な「道明寺」なんと2時間、あの狭い座席でじっとしているのは、とってもしんどいです。
わたしのお隣の御婦人は5分もしないうちに寝ていらっしゃいました。
孝玉のからみもないし(おじさんとおばあさんがからんでどうする)動きもない。
仁左衛門、ほとんど座っていましたもんね。
これを「さよなら公演」に持ってくるってどうなの?って感じですが、
たぶんそれ相応の由緒ある演目なのでしょうね。
地味なだけに力のある役者が演じなければ保たない演目なのでしょう。
ただ、歌舞伎に関してド素人のわたしには、いまいち「道明寺」は退屈だなあ。

第一部の「女暫」のほうがよかったのでしょうかね?
玉さまの「巴御前」美しかったかな~?

「石橋」のほうは、中村富十郎と鷹之資親子の共演です。
お祖父さんと孫に見えましたけど、親子なんです、70も歳の離れた!
最後、富十郎が獅子になって登場しますが、これが美しかったですね。
獅子といえば、連獅子の毛振りを思い出しますが「石橋」では毛振りはありません。
毛振りがなくても充分存在感あります。
獅子と文珠菩薩を囲む牡丹を持った方々がクルクルと宙返りをしてくれます。
これにはびっくり、「おお~~」って感じです。
お隣の御婦人もしっかり目が醒めたようです(笑)。
わたくしもすっかり満足。

気振りなくてもこんなに美しいなら、連獅子はさぞすごいんでしょうね~。
一度見てみたいなあ~。
Tちゃんはなんと玉三郎の獅子を観たことがあるそうです。
なんとうらやましい!!
玉さま獅子やってくれないかな~?
でもなんか玉さま毛振りやったら折れてしまいそうだ。

4月の歌舞伎も観たかったのですが、チケットはすでに売れ切れでした。
歌舞伎座最後がおばあさん玉さまっていうのも残念ですが、仕方ない。(来月は玉さま花魁だそうで)

ちなみに、歌舞伎座が新しく生まれ変わるのは3年後です。



送別会

2010年03月15日 | お出かけ
大学での勉強が忙しくなるため、この3月で日本画教室をやめます。

約8年、長かったようで短かった日々でした。

8年も何をやったんだろうと思い返すと、大したことしてないことに気付いて唖然。

一応岩絵具を使えるようになったってことくらいかな~、ははは……。

ということで、先日、日本画教室のおばさまたちが送別会をしてくださいました。

(後1回教室はあるんですけどね)

場所は鳩ヶ谷駅近くのフランス料理屋さん「mitsuboshi」。

今年オープンしたばかりのお店で、パンからデザートまですべて無添加、無化学、自家製、手作りというこだわりです。









パンが突き刺さっているのはレバーペーストで、とってもおいしかったです!

デザートの飴でできた籠みたいのは食べるのに苦労しました。

顎に突き刺さって痛かった~。

たま~に、こんな高級なお店でランチするのもいいものですね~。

Iさん、Oさん、Hさん、Nさん、長い間お世話になりました。

どこかにお出かけするときには誘ってくださいね~!!。



「ご機嫌な天使」途中経過

2010年03月11日 | 日本画・絵


マチエール、こんなふうになりました。
完全に人物くってますね~。
「人物いらないじゃん、花だけでいいんじゃない?」状態です。
負けるな、人物ってことで頑張って細かいところを描いていきたいと思います。

ということで、先生からのアドバイス。
背景に関しては、
・花のトーンを下げながら彩色する。←人物くっている原因?
・葉脈を意識しながら葉っぱを彩色する。
「だいぶ、良くなったじゃないですか」とおっしゃってもらいました。

顔の方はこんな感じになってます。


「ひとつひとつのパーツで見るといいんだけど、全体で見るとバランス崩れているなあ~」by先生
こちらの課題は、
・左側の瞳のトーンを下げる。
・左側の鼻の脇をきちんと描く(白い部分が広すぎる)
・口の中を描写する。
・耳……ミビョーだなあ。
・髪の毛の立ち上がっている部分を描写する。

着物のほうは、まだ、とりあえず色塗りました状態なので、
写真をじっくり見ながら影の部分とか彩色していきたいと思ってます。
風船と着物の赤の違いも表現していかなければ……。
やることいっぱいです。

今日は日本画教室だったんですが、
大学から送られてきた日本画の教科書を先生に見せたら、すっごく感動させてました。
基本的な書き方の手順の他に、
「内田あぐり」や「滝沢具幸」の制作過程が細かく写真で紹介されているんです。
それはすごい迫力のある絵で、わたしもうなりましたもん。
こういうの見ると、なんでわたしこんな絵を描いているんだろうな~なんて思ってしまいます。
好き嫌いの問題じゃなくて、こういう視点で絵を描ける、ということは純粋にすごいと思います。
「日本画は自由だ~!」という感じですね。
「この教科書もらえるだけでも、通信取った価値ありますよ」だそうです。
(ちなみに教科書代は授業料の中に入ってます)

うたぐわ「じりラブ」

2010年03月06日 | 本・漫画・音楽


1日10万アクセスの人気ブログ『【漫画】♂♂ゲイです、ほぼ夫婦です』が本になったのでございます!

愛があるけど、じりじりする。じりじりするけど、愛はある。そんなゲイカップルの“愛”と“笑い”と、そしてちょっぴりの“涙”を全ページに込めてお届け。キモオモロクてちょっとエッチだけど、とってもピュアで、すごくドタバタな等身大の物語です♪

ゲイでリーマン、ときどきオカンキャラに変身する主人公・うたぐわ(著者)を中心に、恋人(♂)とのボケ&ツッコミ満載な同棲生活、濃すぎる仲間たちとの爆笑濃縮率1000%のエピソード、ゲイ友達とのコントのような日常、ノンケvsゲイの戦いを描いたサラリーマンライフetc. すべてが実話! やらせなし! セクシャルマイノリティーの著者が、新宿2丁目の中心で愛を叫ぶ感動のエンディングまで全編書き下ろしです!!


わたくしが日参しているブログ様でございます。
りあるゲイの方の日常の風景がおもしろおかしく(でも実話)描かれております。
BLじゃないので、美しくもはかなくもありません。
どちらかというと「えぐい」かも?

ですから「ぜひ読んで」などという恐ろしいことは申しません。
現実を語る上でリアルな表現も多いので、ゲイが嫌いな方は嫌悪感覚えるかも、です。

ここであえて紹介させていただいたのは、
わたしにとって彼らが「理想の夫婦」だからなのです。
「うたさん&ツレちゃん」のカップルは理想であるとともに、あこがれです。

わたしはゲイのカップルが好きなのだと思います(ビアンカップルは生理的にだめなんです)
なぜゲイカップルが好きなのか……を考えると、
そこには「男女夫婦における不平等さ」がないからなのだと思います。
「誰が食わせてやっているんだ!」も「金渡さないぞ!」もないのです!!←cochi家?
女が家政婦替わりに扱われる日常が存在してないのです。
供に男で、仕事していて、立場が平等なのですから。

これが男女だと、同じように働いていて立場は平等のはずなのに、
結局家事育児、女が分担させられるし、それが当然のことのように思っている男が多いですよね。
女と結婚したがる男って、本能的に男性優位を感じたい人種なのではないでしょうか?
征服欲を手っ取り早く満足させてくれるのが妻なのでは?
すみません、男に対しては辛辣です。
根本的に男嫌いですから(笑)
じゃ、なんで結婚したのかといえば、きっぱり「生きるため」です。←冗談ですよ、半分は
どんなに偉そうなこと言っても、男に頼って生きるほうが経済的にラクですから。
こういうダメダメ女が男女夫婦における不平等を助長させているのでしょうね~。
でも女が経済的にしっかりした男を選ぶのは、これも本能の一部だと思うんですよ。
動物のメスが強いオスを選ぶのと同じことではないかと。
だから女のしたたかさは非難に値しないのだ~!←チョーご都合主義~

夢も希望もない話しでしたね~、すみません(笑)。
まあ、その夢も希望もない現実から逃避させてくれるのがこの「じりラブ」なのです。
うたさんも、ツレちゃんも普通のサラリーマン。
仕事終えて疲れて帰ってきたうたさんをツレちゃんがハグでお迎えしてくれます。
待っていてくれたツレちゃんのために、うたさん一生懸命ご飯つくります。
ツレちゃんが食べたいと言えばプリンもケーキも作ります!!
夫の鏡です!!
というか、うたさんは、夫であり、妻であり、母であり、幼稚園の先生であるようで(園児はツレちゃん)。
とにかくスーパーすごい人ですね。
理想です。
わたしが男だったら、絶対結婚したい人です(笑)。←ちょっと本気

同居生活10年たった今でも、
「君がいてよかった、これからもずっと一緒にいよう」と言えちゃううたさん、
ホントに好きですわぁ~!

毎朝一番にうたさんのブログを読んで、元気もらってます。
そして自分のことを反省したります。←たまに
もっとダンナを大事にしてあげようとか、やさしくしてあげようとか。
なかなか実行されていませんけど、思うだけでも大事ってことで。

そんなこんなでわたしの元気の出る一冊を紹介させていただきました。






「ご機嫌な天使」

2010年03月02日 | 日本画・絵


これが娘に「色彩学を勉強したほうがいいよ」と言わせた絵です。

好き勝手にマチエール作っていたらこんなことに!!

この計画性の無さは、課題のドローイングですか?って感じですね。

一応目指すところはあったんですけど、ほど遠い結果になってしまいました。

まだまだ下塗りよ!とごまかしつつ、

花と葉っぱを起こして、様子を見ながら修正していきたいと思います。

県展の申し込み用紙ゲットしました。

事前の申し込みは必要なく、搬入日に会場に持っていって受け付けだそうです。

大学の課題が始まる前に仕上げたいけど……、ムリだろうな~。