環境ブログ:
横浜で脱原発世界大会が開催されながら、脱原発への気運がいまいちの日本の状況について、前の記事に掲載しました。このような時期に、NHKがBS世界のドキュメンタリーで大変示唆に富む番組を放送してくれるようです。その番組は2月第二週に放送される<シリーズ 原子力発電を問う>の第一作目の「”原子力は地球の未来”は本当か?」で、7日(火)00:00−00:50(24時間表記)にBS1で放送されます。
このドキュメンタリーの伏線は、1952年にアメリカのゼネラル・エレクトリック(GE)社が制作した”A is for Atom”(全てはAから始まる)というショートフィルムにあります。それは原子力発電を推進するため、原子力でパワーアップした巨人が送電線を世界中に張り巡らせ、世界を変えていくという筋立てでした。それから40年後の1992年、BBCでそれと同じタイトルのドキュメンタリーが放送されました。その内容はGEの作品とは打って変わって、アメリカ、ソビエト、イギリスなどの先進国や大手企業が進めてきた原子力技術開発に疑問を投げかけ、安全性がないがしろにされてきた実態に警鐘を鳴らす番組でした。イギリスの電力省関係者は「開発が進むにつれ、原子力発電はコスト面で火力発電とそれほど変わらないことが分かってきたが、巨額の開発費を使っていたため引き返せなかった」と証言しています。またソビエトの原発設計者は「科学は万能だという夢にあふれた時代だった。しかし、常にコストと開発のスピードを問われたため、安全は二の次になっていった」と語っています。国内外で、“原子力開発では技術の名の下で政治的・社会的・経済的な判断がくだされてきました。20年前に制作されたこの番組は、「今後、原子力開発を続けるかどうかは全く違う判断基準が必要だ。私たちのモラル(生き方)が問われているのだ」と結んでいます。福島の事故はこれを重く問いかけています。広島・長崎の被爆と福島の原発事故を経験した日本が、国際社会に向けて信頼が置ける情報と進路を発信することが求められています。
前の記事にも書きましたが、現在国内で少なくとも三つの署名運動が進められています。未だの方はぜひご協力ください。
脱原発を実現し、自然エネルギー中心の社会を求める全国署名
内橋克人さんら9人の著名人が呼びかけ人になっている「さようなら原発」一千万署名 市民の会」が衆参両院議長と総理大臣に提出しようとしています。最終締め切りは2月28日で、次のサイトから、趣旨と署名用紙をダウンロードできます。英、仏、独、伊、スペイン語の用紙も用意されています。
「原発」都民投票
天野祐吉さんら19人の著名人が発起人になって、東京電力管内にある原発稼動の是非を問う都民投票条例の制定を請求するために集めている署名です。署名集めできるのは32名の請求代表人か、登録した受任者に限ります。請求代表人は全都の有権者から署名集めできますが、受任登録者は同一市区町村の有権者からに限られます。都民有権者の1/50(約22万人)以上の署名が提出されると、都知事は受理した日から20日以内に議会を召集し、審議し、結果を公表しなければなりません。署名集めの期間は12月10日から2ヶ月間で、目標達成は残された期間にどれだけ上積みできるかにかかっています。受任者達が署名を集めている場所は、こちらにアクセスして、スクロールダウンして御覧ください。
「原発」国民投票
原発都民投票を求めているのと同じ著名人が発起人になって、原発をどうするのか決める国民投票の実施を求めるために集めている署名です。みんなで決めよう「原発」国民投票事務局のホームページから署名できます。国民の1%に当たる111万名からの署名を目標としています。










