7月2日投開票の東京都議選に向け、民進党の都議たちが小池百合子都知事への“抱きつき”に踏み切った。民進系2会派が合流し、会派名は小池氏の「東京大改革」を想起させる「東京改革議員団」。小池氏と連携しての改革実行を掲げているものの、昨夏の知事選でジャーナリストの鳥越俊太郎氏を推薦した経緯もあって、都議会の他会派などから「節操がない」などと冷めた見方が出ている。「民進」の看板を外した奇策は、吉と出るのか凶と出るのか。

「東京大改革」も会派名の候補に

 「半年間、小池知事の活動を見てきた。小池知事の姿勢には大変、共鳴する。知事の姿勢と連動して私たちも改革する」。14日午後、東京改革議員団の尾崎大介幹事長は、小池氏と一緒に都政改革を進めていく姿勢を強調した。

 都知事選で推薦した鳥越氏が大敗し、小池氏支持に転換。議場などでの発言を通じて小池氏への賛辞を送り続けてきたが、2会派合流を機に「知事与党」の立場をより鮮明にした格好だ。会派幹部によると、「東京大改革」も会派名の候補に入っていたとされる。

 尾崎幹事長は「民進」の看板を外したことについて「改革を阻む自民と対峙していくために志をもった人を結集するには、民進の会派名を変更することは辞さない」と強調したが、他会派はその説明を額面通りには受け取らない。

 「選挙を見据え、背に腹は代えられないということだろう。『政策で勝負しようよ』と言いたい」。公明幹部はあきれた様子で話す。自民議員たちも「だらしない。小池氏にすがりついたのだろう」「有権者に見透かされるだけだ」と切り捨てる。

低い支持率、公認候補の流出…厳しい選挙情勢

 民進が小池氏への急接近を図る背景には、厳しい選挙情勢がある。

 政党支持率の低迷が続く中、都議選の公認候補だった元都議2人が、事実上の“小池新党”の地域政党「都民ファーストの会」に入って同会の公認を得た。小池氏が民進全体との選挙協力は行わず、候補者ごとに支援を判断する意向を表明したことも民進側に衝撃を与えた。

 小池氏と自民都連の対決構図の中、民進が埋没する可能性も取り沙汰される。大阪府では橋下徹氏が立ち上げた地域政党「大阪維新の会」と自民府連が対立を繰り返す中、旧民主が存在感を発揮できないまま失速。平成27年4月の大阪市議選で候補者11人が全員落選、府議選でも候補者9人のうち当選は現職1人にとどまった。

「都民のことも小池さんのこともバカにしている」

 民進内では今回の合流を強固な選挙協力につなげたいとの思惑があるものの、小池氏は16日の定例会見で「勝てる候補ということが必然なので、民進党の固まりということについては考えていない」と慎重姿勢を崩さなかった。

 小池氏の元秘書で、小池派の「プリンス」とも称される都民ファーストの会の尾島紘平・練馬区議=都議選公認候補=は自身のツイッターで、民進都議たちの動きに不快感をあらわにしていた。

 「都民のことも小池さんのこともバカにしている。それを現職都議が18人も集まってやってるんだから。何よりその事実が本当に悲しい」


だ~か~ら~、民進党は選挙互助政党なんだって~。