†紋楼の桃色番外地†

MONNLOW主義+大画面では正しく表示されません+about必読+

†Julie&Julia†

2017年04月24日 | ■MOVIE



ジュリー&ジュリア
※完全ネタバレ

料理系の映画は結構好きなので、いろいろとみる。
料理をするのは好きではない、でもきれいな料理が出てくるのを
見るのは癒される。

最近SNSでは料理系のところに行くとはっとするほど
素敵なお弁当やご飯がたくさん紹介されている。
デコられているものは基本的にすごいとはおもうのだが
想像するだけで食べたくないようなものばかりが目立つ。
毎日の夕食をどこの高級なお店だろうかというほど気合を入れて
作り続ける人も多くいる。
自分が夫なら、そのようなスキのないご飯は、
たった一日なら素敵だが毎日のことになるなら遠慮したい。
シンプルできれいで美味しそうな料理があたしの好みのようだ。

健康だけを考えた徹底したもの、完ぺきな食器やレイアウトや料理など
節約にこだわりやすさに徹底したもの、とにかく徹底された
スキのなさが日々続くことが怖いのである。
そのような物と毎日向かい合うことは不安になるのだ。
ほっとするご飯、単純で材料費もそんなにかかっておらずとも
「この味」と思うご飯が素敵だなと。

はたしてそういうご飯は写真写りが良くないのだろうか?
そんなことはないと思う。
料理のSNSで一番不憫に思うのは、どっかのプロの料理の写真から
見よう見まねでただとってきたような、まねされたレイアウトの
貧相さ。真似されただけのレイアウトには何の計算もないから
安っぽく感じて好きではない。
毎日美しく料理を花だのなんだので飾っては写真を掲載している
方が結構いるが、そういう人たちは、その一枚を作るために重ねた
凝縮された努力やセンスなどを滲みだしている。
そうだからはっとする一枚になるし、日々その方々は料理以外の
あらゆる美からも学ぶことに必死の研鑽を積んでいるのだろうと
想像させてくれる。

ただ家のご飯を外国風ないかにもインスタで見そうな
つまらないものにしてしまうより、その家その家にあった
飾りやシンプルさや美というのはあるのではないかなと思ったりする。
そしてそれがたくさん世に現れることで見る方は楽しめるのではないか。
そもそも、料理雑誌などに見るようなテーブル、食器、とか
型にはまった今風なものをすべて否定するわけではない。

映画に登場する美しい料理たちは、どこのどんな料理であっても
素晴らしい映像によって演技によって、うっとりするものになっている。
映画で食べ物を見るのは好きだなぁ。とつくづく。



この映画に登場するのは、ジュリア・チャイルドという料理研究家の女性と
ジュリーという人気料理ブロガー。ジュリアは1960年代にフランス料理の
本を出版して一躍人気料理家になり、この映画の話は実在の人物の話でもある。
ジュリーは、その料理研究家ジュリアのファンのような女性で、彼女の
料理本に載ったレシピ524個を一年で作り、その様子をブログに綴り人気を得て
最終的には本を出版するまでになる。
彼女はとてもあこがれているジュリアからは、あまり良い風に思われておらず
その理由を察することもできるが、
フランス料理の本を出版するまでに大変に苦労を重ね、懸命に料理の研究をし
その地位を築いたジュリアのような人生を生きた人だからこそ
若いブロガーによって再び自分の功績や料理が注目された点においては
寛容になってもらえたらと、正直に映画を見て思った。
映画を見ると、どうしてもそこが、ちょっと残念な気になってしまう。

ジュリアはさて、ジュリーが自分の料理本の料理をただ作ってブログに書くだけで
彼女が注目されて地位を築いたことは認められないことだったのだろうか。
そのような理由ぐらいしか今は思いつかないのだが。

おそらくジュリーには人を魅了するような文章のセンスだったり、
ジュリアの料理への熱意などもあったと思うのだ。
ただたんに素晴らしい料理をいくら作って載せようと、
記事が注目されるわけではないだろうから。

料理をやることがだんだんと義務化していき、パートナーとの仲もぎくしゃく
してしまうジュリーだけど、最終的には彼ともうまくいく。
自分に余裕がなくなり周りへ横柄になってしまうのは
とてもわかる話だったし、気づかされることでもある。



そういうことも通していろいろな経験を重ねていく様子、
また、ジュリアの人生の苦労や、苦労をもろともせずに立ち向かっていく
彼女の根気や情熱などは見ていて感動した。

ジュリーは映画の中ではジュリアへのリスペクトや彼女の料理への熱意が
ありありと伝わってきて、ただ適当にとってつけたような安っぽい真似を
したわけでもなく、彼女によって再びジュリアが紹介されたような形に
なっていると感じられた。

まあ実際にはジュリアが何を不快に感じたのかを詳しく知るわけではないが
その点はいつまでももやっとしたままで残っている。
それ以外の内容は素晴らしかった。



家の台所で料理を作り、失敗すると、こんな台所だから失敗したと
彼にやつ当たったりしてしまうところなどは、その行動自体が料理以上に
大失敗なのだが、身に覚えのある人はきっと多いだろうし、
気を付けようと思わせられたりした。笑
彼女が料理にとりかかる姿は一生懸命で、料理やってみたいような
気持ちにもさせてくれた。
あたしは料理するの好きでもないのに。笑
だからいろんな意味で見てよかった。

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