「描く」仕事の現場から

イラストレーター兼デザイナー兼ディレクターTETSUの独り言

東京直下型地震

2005年03月26日 | ■社会
ここのところ、この手の番組がとても多い。
本当に、注意が必要なレベルにあるということだろう。

国が出している資料に
「地域危険度測定調査報告書」
なるものがあるそうだ。

これは、以下の3つのことについて、
それぞれ、危険度に応じて1位から5073位まで
地域に順位を付けているものだという。

そして、その総合で最も危険な地域にも1~5073位まで
ランキングがついているらしい。

その3つとは、
■建物倒壊危険度
■火災危険度
■避難危険度
である。

■建物倒壊危険度
これは、地盤のゆるさとそこに建っている建物の
古さや質によって順位付けされている。
他にも、知名に水と関係した漢字のつく場所は
「液状化」などによる倒壊と地盤沈下などに
気をつけなければならない。

1位/墨田区京島2丁目
2位/墨田区東駒形2丁目
3位/文京区根津2丁目
4位/台東区浅草5丁目
5位/足立区千住たつた

■火災危険度
(火災旋風などが起きやすい環境、密集地など)
(環状6号線のあたりが最も危ないそう。)

1位/品川区豊町5丁目
2位/新宿区馬場下町
3位/文京区千駄木
4位/荒川区荒川6丁目
5位/新宿区新宿榎町

■避難危険度
(震災後、避難場所が確保しにくい。2次被害の多そうな場所)

1位/港区西新橋1丁目
2位/新宿区神楽坂1丁目
3位/品川区中延2丁目
4位/港区虎の門1丁目
5位/大田区北馬込1丁目

■総合危険度ワースト10
(上記の3つの総合で、震災時に最も危険な地域)

1位/足立区千住仲町
2位/品川区二葉3丁目
3位/品川区旗の台4丁目
4位/新宿区神楽坂4丁目
5位/目黒区原町1丁目
6位/品川区中延5丁目
7位/品川区二葉4丁目
8位/台東区日本堤2丁目
9位/台東区千束2丁目
10位/台東区竜泉3丁目

以上である。
災害時の避難者予想は
東京と想定によると150万人。
建物の全半壊想定は43万棟である。

生延びた後も大変な事態だ。

災害拠点病院がそれぞれの地域にあるのだが、
収容出来る人間の数には限界がある。

「トリアージタッグ」というものがある。
大規模災害の時にのみ、病人の優先順を
医師が判断して患者に付けていくものだが、

このタッグには以下の四つの色と意味があるそうだ。
■黒:助からない(治療しない)
■赤:緊急に治療を要す。
■黄色:命に別状はない。(治療は後回し。)
■緑:治療の必要はない。

である。
黄色はどういう状態と意味かというと、
骨が飛び出していても、目の玉が飛び出していても、
命に別状なければ、その場に一旦放置、なのである。

ひ~~~~え~~~~~~!!!

しかし、事実。
何十万人の病人をさばける病院など、ない。
うっわーけがしたくねー。

とにかく、普段からもう、待ったなしで
用意はしておいた方がよさそうだ。

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