小林紀子バレエ・シアター公演

  「タイムズ」(5月7日)に“Side by Side by Sondheim”のレヴューが出ました。評価はなんと四つ星です。「タイムズ」に載ったレヴューでですよ。しかもクーパー君の振付は“stylish”と形容されています。よかったっすね~。

  ところで、8月末に小林紀子バレエ・シアターの公演があります。公演日は8月24日(金、19:00開演)、25日(土、17:00開演)、26日(日、15:00開演)、会場は新国立劇場の中劇場です。チケットのお値段はS席が10,000円、A席が8,000円。

  演目は「ザ・レイクス・プログレス(道楽者のなりゆき)」(ニネット・ド・ヴァロワ振付)、「エリート・シンコペーション」、「コンチェルト」(以上ケネス・マクミラン振付)です。

  なんか今年はすごいですよ。ゲストがなんとヨハン・コボー(英国ロイヤル・バレエ プリンシパル)です。豪勢ですな~。コボーは「ザ・レイクス・プログレス」に全日出演するそうです。

  コボーの踊る「ザ・レイクス・プログレス」も興味深いですが、私がいちばん面白く思っているのは、あの「エリート・シンコペーション」を日本のカンパニーが上演する、ということです。踊り以前に、あのとても正気の沙汰とは思えないド派手な宇宙人衣装を、小林紀子バレエ・シアターのダンサーたちはどう着こなすのでしょうか(どう着こなしようもないですが)。

  8月24日の17:30からは、イギリスの舞踊批評家、クレメント・クリスプ(鼻にかかったフランス語なまりの英語でしゃべるハゲたじいさん。パイソンズの目にとまったら絶対にモノマネされただろう。でもイギリスの舞踊批評界ではすっごく偉い。「フィナンシャル・タイムズ」にいつも寄稿している)と、ジュリー・リンコン(小林紀子バレエ・シアターの公演で、いつもステイジングを手がけている人)とのトーク・ショーがあります。当日の公演のチケットを持っていれば無料で聞けます。

  トーク・ショーのテーマは、ニネット・ド・ヴァロワとケネス・マクミランについて、また今回上演される諸作品についてだそうです。クレメント・クリスプは、イギリス・バレエの生き字引的存在らしいので、きっと面白い話が聞けるでしょう。クリスプの顔を見て声を聞けば、みなさん絶対に「あっ!このじいさん、なんかの映像版で見たことある!」と思うはずです。それくらいいろんなバレエ関係の番組に出ています。

  チケットはイープラス、チケットぴあ、小林紀子バレエ・シアター(03-3987-3648)などで販売されています(ぴあは9日から)。

  小林紀子バレエ・シアターにはまだ公式サイトがありませんが、電話して聞いてみたら、今年中には開設できるよう、目下プロジェクトが進行中、とのことです。早く作って下さいね~。
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