オリオン村

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人形館の殺人

2017-07-08 00:34:00 | 読書録

人形館の殺人

講談社

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これを館シリーズに入れるべきなのか、極めて疑問に思える人形館です。
シリーズのキーワードは中村青司と島田潔、遊び心なのかからくりを仕掛けるなど特異な設計となっている中村青司が手がけた館と、そこで起きる事件、そして島田潔が名探偵として登場、がこれまでの展開でしたが、基本的にはそこから大きく外れてはいませんが衝撃的、いや笑劇的なラストにはビックリ仰天、さすがにこれは無いでしょう。

衝撃的ではありましたが、事件の謎があまりにチープだったのにはがっかりとさせられました。
彫刻家の父が亡くなりその旧家に移り住んだ主人公と、その主人公に「過去を思い出せ」と迫ってくる姿を見せない謎の脅迫者、そして奇怪な人形、父の遺したのっぺらぼう、かつ体の一部が欠けた作品がここそこに飾ってあることで人形館と呼ばれる住居兼アパートで事件は起きます。
しかしそのトリック、脅迫者とも早い段階で想像がついてしまい、まさかこれじゃないよな、引っ掛けだよな、の願いも虚しく、その種明かしには落胆しかありませんでした。
さすがに種明かしに至る仕掛けまでには気がつかず、そこは全面降伏でしたが、それが結果的にシリーズを否定することにもなりますので微妙ではあります。
あまり間を空けずに、本当の中村青司と島田潔に会いたい、といったところです。


2017年7月6日 読破 ★★★☆☆(3点)


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