オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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23分間の惨劇

2017-06-12 01:05:14 | 千葉ロッテ

 

紅白戦の第三幕は消化不良な試合運びの競演で、ロッテが7点も初回に献上したかと思えばそれでも勝ちきれないヤクルトは秋吉までをも投入しての逃げ切りでようやくの連敗ストップ、出足のバタバタからすればその後は駆け足で2時間半程度で終わるかと思ってみれば結局は3時間オーバーのぐだぐだな試合となりました。
地元での交流戦の最後を飾ることなく暫くはビジターを渡り歩き、次に戻ってくるのは月末です。
そのときにはどんなチームになっているのか、おそらくはペーニャは合流をしているでしょうが今日の采配を見る限りでは中途半端なままではないかと、そこに夢も希望もありません。

そんな中でライトスタンド、一塁側が一番にどよめいたのは、謎キャラの第三形態だったりもします。
今日にお披露目とも報じられていたところで第二形態のままで登場をしたので「あれ?」と思っていたらドリフなのか新喜劇なのか、お約束のような蹴躓きで転がるように飛び出してくる演出はマーくんの首もげ事件を知っている身からすれば肝を冷やしましたので、そこは球団からすればしてやったりかもしれません。
ただシーマンチックなしゃべりと華麗なステップには違和感しかなく、チームが低迷をしていることもあり深海魚などと揶揄をされたりもして、とは言えネタとしては助かります。

それもそのはず、肝心の試合にネタが無さ過ぎました。
佐々木はいきなり初回に7失点、ストレートの走りはこれまでとさして変わらないのにスピードガンが140キロ台半ばは5キロぐらいは盛っていたのか、ルーキなんかも156キロでスピード違反気味、ボールは中途半端な高さに集まって打撃練習のような連打、連打で悲鳴を上げることすら忘れてしまうような23分間の惨劇です。
数字に惑わされたのか前日の二木よろしくストレートばかりのリードもそれに拍車をかけてしまい、試合後の田村の反省の弁も当然でしょう。
大松の危険を顧みない再三再四のアシストがなければもっと酷いことになっていたのではないかと、二回以降はそれなりなピッチングでしたが大量リードに淡泊となったメンツ不足のヤクルト打線が相手ですから当然に額面どおりには受け取れず、これでまだ次のチャンスがあるのですからさすがはドラフト1巡目の待遇です。
箱庭で涌井の6被弾を超えることがないよう願うばかり、それでもフォーム修正でそのストレートに力が戻りつつあるとの佐々木の言葉を信ずればむしろ浦和でしっかりと形を作ることに専念をすべきではないかとも思うのですが、大嶺祐や関谷、酒居あたりの羨み、やっかみ、呪いのオーラを背に受けて一軍での修行は続きます。
終盤に盛り上がりがあったことで全くのゼロではないでしょうが内がおそらくはほとんど肩を作らずに済んだであろうことが、数少ない収穫でした。

そんな展開でしたので試合開始早々に惰性モードに突入、撮影の手を休めてうとうとしながらの日光浴となりました。
終盤の得点シーンで再開をしたのでこんな顔ぶれ、控えから出場をした選手たちがそこそこ結果を残せたのはよかったように思います。
しかし香月、三木を引っ込めての代打攻勢にはげんなりで、出すのであればパラデス、ダフィーのところでなければ嘘でしょう。
その終盤の攻勢は両外国人選手に負うところがあったにせよ結局は初回の失点に至らないものでしかなく、今後にチームの屋台骨を背負ってもらわなければならない選手の出場機会を奪ってどうする、と声を大にして言いたいですし、残り試合もこんなどっちつかずの野球になるとなれば大阪遠征も含めて悔いしか残りません。
初回に佐々木が打球を処理できていれば、と同じくそうなったらなったでまた別のパターンでやられていただけでしょうが、その初回の大量失点の直後にいきなりの円陣、そしてサントスと荻野のヒットから少しでも追撃ができていれば、なんてたらればを夢想してしまったりもしましたが、あの点差のあの打球で飛び出したサントスが今のチームを物語っています。
もっともこんな試合で集中力を維持しろなんてのが無理な相談でもあり、控え組を中心にヒットが出たり出塁ができたり、勘違いにさえ気をつければチームとしてのヒットも出てきましたので前向きに、前向きに、最後ぐらいは前のめりにいきましょう、ロッテが弱くて計画性がないだけで自分がそうだというわけではありません。


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◆6月11日(日) 千葉ロッテ−ヤクルト3回戦(ロッテ2勝1敗、14時、ZOZOマリン、25,676人)
▽勝 ブキャナン 11試合3勝4敗
▽敗 佐々木 8試合2勝6敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 佐々木、土肥、有吉—田村、吉田
ヤクルト ブキャナン、ルーキ、久古、秋吉—中村

コメント (22)    この記事についてブログを書く
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22 コメント

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初回が全て (うみうみ)
2017-06-12 02:17:06
3点失って大引の打球をバットが折れて気になったのか佐々木が取れてホームに投げていればまだ展開が違っていたかも、プロ野球ニュースしか見てませんが、打たれた球は高めでボールがシュート回転してます、浦和でしっかりと調整して、オールスター戦明までやらせたほうが良いのでは?打線も初回のノーアウト1、2塁で得点出来ないのが、パラデスはもういいのでは、もう無理ですよ。
Unknown (馬馬)
2017-06-12 02:54:34
佐々木のシュート回転はオープン戦からひどいと言われていましたが、全く治る気配がありません。持ち味なので、あえて治してないのか…。
右打者に当ててからでは遅いし、阪神の藤浪みたいになってはいけない!
長い野球人生のために2軍に落としてしっかりと修正すべきです。修正できるコーチがいるのか心配ですが…。
めった打ちのあいだ、何度も何度も三木と大地が、そして田村も声をかけていました。大切なことだと思います。ほんとに大地は見てて気持ちがいい。嶋のあと12球団選手会長になりそうです。
途中から試合見れなかったのですが、サントス交代は疲れですかね?これだけ機能するとは思いませんでした。岡田と荻野に長年やってほしかったことをやってくれてる気がします。
見てのとおりです (さのまる)
2017-06-12 07:27:38
戸田スワローズVS浦和マリーンズではありません。M組とS組の紅白戦です。
初回に7点、結局7回130球8失点、佐々木はさらし者となってしまいました。
さすがに3回で買い物に出かけました。「見てのとおりです」と誰か言った。
現地ファンのみなさま、本当にごくろうさまでした。
現状の佐々木では、次の箱庭も本当に厳しいかもしれない。ドームラン6本に注意!

Unknown (たつろう)
2017-06-12 08:02:30
この三連戦は現地でみることが出来ました。やはり先発投手がある程度投げたかどうかが、この三連戦の勝敗の分かれ目でしたね。
マリンフェスタのウェルカムハイタッチは外国人4人という面白いメンバーでした。また、アイス爽の無料配布もあり、この気候には美味しく感じました。
サントスは試合前のシートノックには参加せず、パラデスがセンターに入っていて心配になりました。
佐々木は長いイニング投げ、中継ぎは酷使せず済みました。打線も何とか反撃だけはしました。特に、変則右腕の秋吉からダフィーと大嶺がよく打ちました。打者で心配なのは根元、ちょっと調子が落ち気味な気がしました。あと伊志嶺、最後の打席の内容が悪過ぎて、かなりマイナスな印象でした。
試合後もトークショー等有り楽しめました。最後の交流戦六連銭、きっちり勝っていきたいですね。
観戦雑感 (地味パラダイス)
2017-06-12 08:15:44
お立ち台の度の田村の徴集命令に、一体何様だとは思いながらも(来場してくれたファンに感謝を言うわけでもなく)マリンに行きました。

無料配布の『爽』と言うアイスを食べて、溶けないうちになんて気をとられていましたら、7点も入っているではないですか。
そのアイスのキャッチフレーズが、NO THINK 爽 HAPPYでした。
つくづくと、NO GAME 爽 HAPPYと思いました。
あとは、サントスの走塁死に観る気を失い、またもや光合成をしにマリンに行った様なものでした。
あっ、『爽』は美味しかったですよ。今度買うでしょう。 あっそう。
地味に角中ブレーキ (大垣のロッテファン)
2017-06-12 08:29:17
里崎が解説で怒ってましたね。シュート回転の癖が全然直っていない、ベンチはちゃんとやっているのか!と。これだと左打者には内角攻めても真ん中に行くし、外角一辺倒しかしそれがそとにずれてボールになる・・・・・。

その通りでそのとおりヤクルトにしっかりと食べられ、骨と皮だけになった第3形態です。

初回の角中はいい当たりでしたが、なんか審判のジャッジに首を傾げたり、イライラする姿が見て採れます。まだまだ本調子でないので彼を3番におくのはいかがなものかと。清田は怪我ですかね?
こんなもんかな (頑張れ福浦)
2017-06-12 09:16:31
仕事で、中継では観れてないですけど、携帯で三十分たって経過を確認したら、何やら変な数字が入ってました・・
佐々木って何度見ても、同じで、良さを感じ無いんですけどこんなもんかな? 顔付きはいいんで、たぶん向こうっ気は、強いと思います。
その点、藤岡の致命傷であるハートはクリアされると思うのて゛もっと全面に闘志を出して欲しいです!
頭で、考えすぎてる様に、見えます。
怒れ佐々木、頑張れ佐々木!
じっくり二軍で・・・ (きさらづ狸ばやし)
2017-06-12 09:45:29
皆さんコメントのとおり、佐々木の惨状は自身でなんとかなるとも思えず・・・、それが涌井クラスの経験豊富なピッチャーであればいざ知らず、石川でさえ下に落として調整させたではありませんか!それをもう一度ジャビット君に当てるの???なんだか調子の悪い他チームのきっかけづくりをしているボランティアのようで、勝負師の精神が欠如しているとしか思えません。
パラデスを4番に座らせて何を期待しているのか?一発なんてあのスイングからは想像もできないし、数試合前のようにあたり損ねが内野安打になるくらいかと。
ペーニャはともかく、パラデスはドロップアウト、ダフィーも引っ込めてほしい。その分香月あたりに経験を積ませる方が来年に向けての強化になるでしょう。
さすがに (さんだー)
2017-06-12 09:59:53
佐々木は浦和で調整ですかね。このまま一軍で投げさせても同じことの繰り返しでしょう。
昨日は内を休ます事が出来たので、良かったのではないですかね。もっとも接戦になっていたら伊東監督さんは投入していたでしょうけど…

ペーニャの就労ビザはどうなんでしょうね?さすがにファーム行きはダフィーよりパラデスだと思いますけど。高い買い物だっただけに、シーズン中のリリースはないかな?
スタジアムへは何が目的⁉ (とく)
2017-06-12 10:05:07
行楽の季節の日曜日にこの仕打ちかよっ。
第3形態が呼び寄せた流れが読めず、サントスを引っ込めた采配には、絶望しかありません。
主審塁審ともジャッジの乱れが見られる展開、ライト雄平の悪送球が象徴する最下位なら、何かが起きる予感を大切にして欲しかった。
それにしても、伊志嶺がなんの為の守備要員?
どうせなら、10点差が付き成瀬の登板があった方がなんてね。