オリオン村

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ボトルネック

2016-12-31 02:37:17 | 読書録

ボトルネック

新潮社

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ふと気がつけばパラレルワールド、しかしそこにいたのは自分ではなく生まれることのなかった姉が、そして周りの人々も違った人生を歩んでいます。
テーマとしてはアニメ向きかとも思いますが、実際のところはそんな甘っちょろいものではありません。
ボトルネック、その言葉がじわじわと真綿で首を絞めるかのように追い詰めていく、これはファンタジーではなく重苦しい人生譚でしょう。

読み方はいろいろあると思います。
額面どおりにパラレルワールドでの物語とするのが王道でしょうが、夢の中の出来事と見えなくもありません。
無意識の中でなれなかった自分を投影して自身を見つめ直す、気づき気づかされる、その現実にどう処していくかを問われているようにも思えます。
そうであれば人生を変えるチャンスが自分にあったはず、それを手に入れられなかったのは限界でもあり、運命でもあり、そして憧れでもあります。
そこから立ち直ることができれば映像化も楽しみですが、結末はご自身の目でお確かめください。


2016年12月29日 読破 ★★★★☆(4点)


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