オリオン村(跡地)

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オルド

2007-05-01 22:53:02 | ゲーム

 

オルドとは遊牧騎馬民族の妃妾達やその家族が暮らすゲル(テント)のことです。
しかしコーエーのゲームでは、子孫を作るコマンドを意味しています。

「蒼き狼と白き牝鹿Ⅳ」をチマチマとプレイしています。
かつて信長の野望、三國志とともに歴史三部作と呼ばれた、チンギス・ハーンを主人公としたシリーズの最新作です。
最新作とは言っても発売になってから10年ほど経っており、第一作は20年以上前の作品です。
当時もプレイしたのですが、今頃この古いゲームをプレイし始めたのは、つい最近公開された角川の映画がきっかけとなっています。
昔に買ったゲームはとっくに手放しましたが、ソースネクストから廉価版として発売されているのを見つけて勢いで購入してしまいました。

今となっては信長の野望や三國志に完全に置いていかれ、歴史三部作などと銘打ったこと自体をコーエーが忘れているかのような扱いとなっています。
しかし当時も割と評価が高く、また根強いファンも多いらしく、新作の開発を嘆願する声が今でも数多く寄せられていると聞きます。

このゲームの特徴は、ゲーム開始当初の国主と家臣以外は、ほとんどが架空の武将から構成されていることにあります。
武将は探索によって見つけだすのですが、見つかる武将は予め用意された苗字と文字をランダムに組み合わせた名前となります。
例えば日本だと、三浦・和田・千葉など鎌倉時代に有力だったものから駿河・筑後・九条など首をかしげるようなものまでが用意されており、これに頼・氏・義・親・泰などの文字から2文字が組み合わせられます。
同様に国主の一族も、妃との夜の営みによって作り出すことになりますが、こちらの名前は自分で入力することができます。

その一族、要は子供ですが、これを作り出すコマンドのことを、第一作ではオルドと呼んでいました。
現在プレイしている作品では宴と名前が変わっておりますが、内容は同じです。
妃のご機嫌をとって、夜の営みに邁進するわけです。
敵を滅ぼすと敵の妃を側室として迎えることができますので、ゲームが進むうちにハーレム状態になっていきます。
源頼朝で始めたのですが、史実と違って突然死することもなく、1210年になっても8人の妃を相手に40人の息子と38人の娘に恵まれ、徳川家斉も真っ青な状況です。

子作りに邁進する理由はただひとつ、血縁武将は絶対に裏切らないというゲームの事情によります。
この手のゲームには必ずある忠誠度が仮に低くても、血縁武将は放っておいても大丈夫なわけです。
また探索によって見つかる武将の名前はランダムですが、子供には苗字も含めて自由に名前をつけられるので、マニアックな遊び方もできます。
例えば北条義時の息子の泰時は用意されていますが、その他の朝時・重時・政村は頼朝の息子から養子に出した形にする、なんてプレイができてしまいます。

こんなマニアックな遊び方をするプレーヤーが私以外にいるかどうかは極めて疑問ですが、先の北条家だけではなく、畠山重忠には重保・重秀、大江広元には親広・季光、熊谷直実には直家・直勝などの後継を作って、悦に入っています。

だからどうした、と言われればそれまでですが、私にとっては割と楽しみな遊び方で、どんなに遅く帰っても毎日1時間程度プレイする日が続いています。
世界制覇をするためにはどうしても2~3代の年月を要しますので、気長に一族を増やしながら、エンディングまで突き進むつもりです。

 

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