オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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先発は誰?

2017-05-18 01:55:26 | 千葉ロッテ

前日と同じぐらいの時間に到着をしたZOZOマリン、しかし四回にしてスタンリッジを見ることはできませんでした。
またしても炸裂をしたパラデスの拙守に例によってカリカリしたのでしょう、他の先発陣からすれば垂涎の3点を先制してもらいながらもあっさりと同点に追いつかれてしまったスタンリッジの3回67球での降板は、涌井のさらし者以降は早めに切り替えることが多くなった伊東監督の継投策による早退です。
そうなればたまったものではないのが中継ぎ陣で、こんな予想は当たって欲しくはないのですが酒居と土肥が貧乏くじ、酒居に至っては打球を当てられての泣きっ面に蜂でしょう。
スピードが落ちてきたのが気にはなりますが土肥が腕をしっかりと振れていたのが唯一の収穫で、負け投手となった大嶺祐は不運な内野安打二本よりも珍しく感情を表に出した併殺崩れによる失点が不憫、あの打球で併殺を取れない二遊間には公称よりも明らかに閑散としたスタンドから大きなため息が出ました。
出たと言えばようやく来日初アーチのパラデス、マルチヒットに2打点ですからブラボーと言いたいところですが、とにかく守らせてはいけません。
本人は守備に意欲を持っているようですがオープン戦からずっとDHだったわけで、その守備力を実戦で試すことなく本番ドンは迷惑な話です。
大嶺翔のショートもそうでしたし、伊東監督には足りなさすぎる球団のバックアップなど可哀想なところが多々ありますが、準備を含めたその采配に問題が当然にあるわけで、今日も不甲斐ない投手陣を嘆いていましたがたまには自省の言葉を発してみても罰は当たらないのではないかと思ったりもしています。
どれだけミスをしても使い続けてもらえる清田、一方でビジョンに映ったどこか遠い目をして並んで座っていたパーカー姿の田村と平沢、チームの膿を象徴するような絵面でした。


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◆5月17日(水) 千葉ロッテ−西武8回戦(西武5勝2敗1分、18時15分、ZOZOマリン、15,206人)
▽勝 高橋光 6試合2勝4敗
▽敗 大嶺祐 11試合1勝1敗
▽本塁打 秋山6号(酒居)、パラデス1号(田村)

▽バッテリー
千葉ロッテ スタンリッジ、大嶺祐、益田、酒居、土肥—田村、吉田
西武 高橋光、武隈、牧田、ガルセス、田村—岡田

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落日の鷹

2017-05-18 01:14:53 | 読書録

落日の鷹

講談社

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龍造寺氏、鍋島氏にかかる著作の多い作家ですが、なかなかに興味深い人物を引っ張り出してくれました。
多久安順は前名が龍造寺家久で父の長信は肥前の熊と呼ばれた隆信の同母弟、つまりは隆信の甥にあたる人物です。
龍造寺氏は本家が村中龍造寺氏、分家が水ヶ江龍造寺氏で隆信は水ヶ江龍造寺氏から出て本家を継いだことで大きく飛躍をしましたが、その跡を継いだのが長信です。
長信の嫡男である家久が「水ヶ江の鷹」と呼ばれるほどに優秀な人物だったかどうかは承知をしていませんが、隆信が討ち死にをしたことで傾いていく龍造寺氏、それを乗っ取る形で佐賀藩の主となった鍋島氏、この微妙な関係の中で起きた「鍋島騒動」が舞台となっています。

家久、物語の中では大半が安順とされていますので、こちらが適当なのでしょう。
かつての家臣筋だった鍋島氏に組み込まれた龍造寺一門の中でも安順は直茂の娘を娶って筆頭家老になったのはその手腕が評価をされてのことだと思われますが、おそらくは龍造寺氏の中でもピカイチな血筋であったことも無縁ではなく、それが結果的に安順を苦しめることになります。
鍋島氏の家臣からは嫉妬とともに疑いの目で見られ、龍造寺氏に心を寄せる人々からは裏切り者と目され、辛い立場でもあったことは想像に難くありません。
この作品でもそれが為に家中で孤立をする安順が主筋である龍造寺伯庵との関係に悩み、苦しむ姿が描かれています。
ただどこかきれい事と言いますか手前勝手なご都合主義な面が否めず、思いがけない人間関係がありましたがそれもどこか無理があり、また言い訳じみた述懐がややくどいです。
せっかく魅力的な人物を登場させながらもその魅力を引き出しきれなかった、残念な鷹の懊悩でした。


2017年5月17日 読破 ★★★☆☆(3点)


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