オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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ラミゴに逆転負け

2017-02-12 00:01:40 | 千葉ロッテ

 

今日は国際交流試合の第一戦です。
かなり並ぶかとは思ったのですが球場を使えないことで早出特打はないだろうと見越して開門の30分ぐらい前に着いてみれば列は100メートルぐらいで、やや意外ではありました。
マーくんがグッズを売るなどして盛り上げてはいましたが、石垣島キャンプも毎年のことで地元の興味が薄れつつあるのか、観客の多くが台湾を含む島外だったようにも思えます。
そんな2017年の初の対外試合、紅白戦もやっていませんから実戦としても初戦なわけですが、終盤の大量失点で見事なまでの逆転負けです。
勝負は度外視をしての継投でしたから仕方がないにせよ、こちらが打線が一軍ボーダー、投手に二軍が混じったオーダーではありながらもラミゴも一軍メンバーばかりというわけではなかったようで、ロッテはノーサインでしたから投打とも素のままではこの程度なのか、アピールできた選手がいる一方でいきなり土俵際に追い込まれた選手も少なくありません。

先発の大嶺祐は3回2安打2失点、中村のエラーに足を引っ張られはしましたが全体的に抜けがちでボールが高く、昨年とさほどに変わっているようには見えませんでした。
先頭打者を見逃し三振に切って取ったのが一番のハイライトだったような、その後はフルカウントになったり四球を出したりとコントロールにも苦しみます。
しかしストレートが走っているわけでもなく、出身地での登板に気負ったなんてことが理由になるような年齢でもありませんし、ベンチの印象も良くなかったのではないかと思います。
二番手の二木は2回2安打ながらも4奪三振の零封、数字は出ていなかったかもしれませんがストレートにキレがあり、こちらは昨年の春先を見るようなピッチングでした。
1イニング目は変化球が甘かったものの次の回には修正できていましたし、先発ローテーションに向けての大きな一歩です。
三番手以降は一軍への挑戦権を得るための熾烈な争い、宮崎、信樂、原、黒沢のリレーは残念ながらチケットに指先でもかかった選手はいなかったように感じました。
宮崎は左の中継ぎとして期待されますが肝心の左打者が苦手なのかテンポが悪く、ただそれでも何となく抑えてしまう不思議ちゃんは昨年もそうでしたから一旦は評価保留です。
試合で投げるところを初めて見た信樂はボールが流れがちで、コントロールに難がありそうな不安定さを露呈しました。
期待をしていた原は被弾を含む4安打3失点で逆転を許しましたがそれでも最後までしっかりと腕が振れていましたので、実戦で経験を積んでいけば楽しみな存在です。
イメージよりも腕が下がっていた黒沢はただそれだけ、面白いように打ち返されての晒し者状態が気の毒でもありました。

打線は両外国人選手を含む飛車角金銀落ちぐらいのオーダーでしたから、まあこんなものではあります。
一番に目立ったのはチーム初アーチに三塁打の平沢で、打った瞬間にそれと分かる特大弾はシャープに振り抜いたからこそでしょう、右中間を破る三塁打もきれいな軌道でした。
中村との併殺プレーも動きにぎこちなさはなく、ショートのレギュラー争いに大きなアドバンテージになったでしょう。
兄の黒星を消す同点打を放った大嶺翔はマルチヒット、逆転をされた八回の裏に接待野球のような二死満塁のチャンスをもらったところで初球を打っての凡退にはスタンドから大きすぎる溜息が出ましたが、厳しいコースをファールでカットするなど成長の跡は見られましたし、ライバルのダフィーが出てくるまでにアピールを続けたいところです。
一年以上ぶりにヒットを打ったところを見た吉田、また加藤、中村、柴田、高濱、肘井、井上などまんべんなくヒットが出たことは気分的によかったと思います。
ただ守備でも走塁でもドタバタぶりを見せた中村、盗塁死は怪しいジャッジでしたので置いておくとしても三塁に走者を置いて打ち上げた柴田、胸板が厚くなりすぎか窮屈なスイングな井上はアウトカウントを間違えるボーンヘッド、など課題も多く、せっかくバットでアピールをしながらも守備でミスった三木は土のグラウンドでも名手ぶりを見せなければなりません。
どこかで聞いた応援が三塁側から聞こえたのは不甲斐ないプレーへのエールだったのか、あるいはロッテの応援を参考にして取り入れているのか、とにもかくにもこれも一つの遠征ですから連敗はないジンクスにすがって明日も観戦、そして少しぐらいは暖かくなってください。


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◆2月11日(土) 千葉ロッテ−ラミゴ1回戦(ラミゴ1勝、13時、石垣、それなり)
▽勝 林國裕 1試合1勝
▽敗 原 1試合1敗
▽本塁打 林政億1号(大嶺祐)、平沢1号(林樺慶)、三木1号(鄭佳銘)、王柏融1号(原)、2号(黒沢)

▽バッテリー
千葉ロッテ 大嶺祐、二木、宮崎、信樂、原、黒沢—吉田、宗接
ラミゴ 林樺慶、鄭佳銘、游宗儒、林國裕、陳禹勲—劉時豪

コメント (7)