DolphinKnight

Canon EOS-1とEF400mm F2.8LでBlueとThunderBrdsを追いかける日を夢見て

復習 PowerUnit (2)

2016-06-07 13:39:10 | スポーツ

前回、掲載したPUのブロック図で省略していたERSとECUを追記した版を公開します。

ECUとERSの接続を類推していたらMGU-HとMGU-Kの内部もある程度説明した方が良いことがみえてきましたが、そのまま話を進めていくと複雑な図になって内容を確認できる人が限られてしまう畏れが出てきたので簡略化しました。

実際にPUの構成を検討してみてわかったのはMGU-K/BBW/ECU/ERSが密に繋がっていることでした。検討ではMGU-Kの回生量とアシスト量はレギュレーションにより周回毎に規定されている事をもとに

  • 周回の管理はVSC対応の関係からECUが握ってると仮定
  • ブレーキ作動量はECUからの指示量とラップデータをもとにES残量とMGU-Kの回生量を見てBBWが指定
  • 回生量が規定値に達したらBBWは通常のブレーキ操作に移行
  • ESとMGU-Hから供給される電力で発生するMGU-Kのアシスト量の上限はERSが管理してECUに伝達、FIAがレース後にログを確認する(最初からECUが管理してるのかも)

という仕組みを考えながら作図した次第です、なお、MGU-Hの回生量は無制限なので発電機の回転数制御以外、ほとんど考えてません、ていうか、各メーカーさん、ここまで複雑なシロモノをよく造りますね(^^;)

一応、誤解の無いようにしておきたいので以下、注意書きです。

  • 本ブロック図はClear本人が知る範囲を元に内部を類推したものなので、実際のPUの構成と異なる部分は多々あると思われます。
  • 本図を引用するなどした場合、結果の如何を問わずClearは関知せず、また、責任を持ちません。
  • 上記内容を理解された上で本ブロック図を再利用されたい方は別途にClearまでご連絡下さい。
  • とはいえ、テクニカルなところでワイガヤするのは歓迎なのでコメントいただければ嬉しいです。