悔いが無いから

　先日YahooのTopページを見ていたら
小林愛美さんの情熱大陸放送分がMBSオンデマンドで
視聴できたので、少し気になったので見てしまいました
　こうした天才ピアニストがいた事も初めて知ったのですが、
3歳でピアノを弾き始めて、CDも出していて20歳にして
プロとして活動しているという小林さんがショパンコンクールに
挑戦するの追ったドキュメンタリーでした
　世界で活躍しようとするピアニストの登竜門とは言うものの
既に小林さんは世界でも活躍するプロのピアニストと言う事で
何故と言う感じだったのですが、優勝するのが当たり前の小林さんの
人生の中で、アメリカの国際大会で優勝を逃し、周りからの評価が
変わったことがきっかけなのかはわかりませんが、初めてピアノを
弾きたくないなと感じたとのことでした
　そこで好きなショパンの大会であるショパンコンクールへの挑戦を
することになるようなのですが、ニュースにならなかったことからも
分かるように優勝を逃してしまいます
　演奏直後、小林さんは自分的には満足の行く演奏だったと自己評価を
していて、これで駄目なら仕方ないという風なことをいっていました
しかし、いざ優勝を逃し、入賞する事も無かった段階で
小林さんは自らの心情を「悔いが無いから怖い」と述べたのが印象的でした
弾けないとかミスがあったとか悔いがあっての優勝を逃したのならば
リベンジのしようもあるのでしょうが、悔いが無い自分的には満足の
行く演奏で優勝できず、自分は今後もプロの演奏家として
やっていけるのかという不安を吐露している姿は、紛れも無くプロのアーティスト
だったなと思いましたね
天才やアーティストはよく孤独であるなどと言われるのはこうした
常人には計り知れない世界で孤独な闘いをしているからなのかなと思った放送でした