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百年名家 静かな書斎の家「萩原邸」 ~建築家 遠藤新が考える 住宅のかたち~ を見て

2017年03月19日 18時58分24秒 | マイホームに関する一考察

  巨匠フランク・ロイド・ライトの愛弟子として知られる遠藤新が設計した東京都世田谷区三宿に建つ「萩原邸」。
10年前にマイホームを建て直す際に建築家・遠藤新を知っていれば・・・との我が身の無知に殘念な思いを懐きながら番組を観た。以下は番組案内からの転載です。 http://www.bs-asahi.co.jp/100nen/prg_145.html

  ライト建築の特徴である「プレイリースタイル」(アメリカの大草原に建つ開放的な住居様式)を学んだ遠藤新は、日本でもその要素を取り入れた住居を多く建てています。その中の一軒が今回拝見する萩原邸です。遠藤新は日本版プレイリースタイルとして、「一文字型」の家屋を基本に据えました。萩原邸にはアレンジを加えて「丁字」型とし、張り出した部分に書斎を設けています。ライト建築同様各部屋の仕切りや扉をできるだけ省略することで、流れるような空間の連続性を実現しました。中でも最も特徴的な部屋が書斎です。家具や照明もトータルで設計した室内には、利便性とデザイン性が最初から計算されています。遠藤が「静かな書斎の家」と名付けたこの家には、彼の理念が盛り込まれていました。

 

  番組を見ていて、遠藤新は細部にも周到な設計を行っている点に感銘を受けた。例えば、書斎の作り付けの書棚は壁から少し離され、書物に湿気がこもらないような配慮、「一文字型」の家屋を基本に据えて建物内全体の通気性が考えられている。いわば、「うなぎの寝床」の京町家の構造を建物内に取り込み東西に展開、陽が降り注ぐ快適な住居空間を実現、夏季の高温多湿、冬期の結露に備えている。

 マイホームを建て替えた際に勉強して初めてわかったことだが、日本の住宅基本設計の貧しさの原因は、産官学の意図的怠慢「住宅の耐久消費財」化による。

  予てから、日本の建築家はどうして住宅設計を軽視するのか疑問に思っていた。例えば、 建築家安藤忠雄 の初期の代表的住宅建築 住吉の長屋 ここには住む人の快適さは全く考慮されていない。

  遠藤新の恩師の フランク・ロイド・ライトFrank Lloyd Wright、1867年6月8日 - 1959年4月9日)(近代建築の三大巨匠の一人)は、数多くの素晴らしい個人住宅を残している。世界中に残されたライトの住宅建築は、築後100年近くが経た今なお、大切に手入れが行われ、住み続けられている。
 日本の住宅寿命は、住宅基本性能(快適性・耐久性、省エネ性)のレヴェルが低すぎるため、一般的に50年も保たず結露等で朽ちてしまい、廃棄される。しかしながら、この「萩原邸」は大正13年/1924年に建てられ、世田谷区の登録有形文化財(建造物)であり、今もそのデザインには陳腐さは全く無く、お住まいになっておられる。

なぜ、遠藤新の建築思想(個人住宅)が継承されなかったのだろうか?

 

「Atelier HAGIWARA」ホームページから転載
http://www5a.biglobe.ne.jp/~takafami/hagiwaratei/hagiwaratei.html
Atelier HAGIWARA 公開と見学会のお知らせ

公開時間
3月18日(土)10時より17時
3月19日(日)14時30分より18時
3月20日(月・祝)14時30分より18時

見学会の日時
3月18日11時30分 15時30分、
3月19日 14時30分、15時30分、3月20日 15時30分

見学会はお陰様で定員一杯となりました。

  • 登録有形文化財 萩原家住宅

    大正13年/1924年
    木造2階建、鉄板葺、建築面積98㎡、1棟
    所在地:東京都世田谷区三宿1-15-2
    登録年月日:2000年2月15日
    登録有形文化財(建造物)

    この住宅は大正から昭和初期に活躍した、日本を代表する建築家である 遠藤新(えんどうあらた、1889-1951)によって設計された。遠藤はF.L.ライトに師事、 帝国ホテルの設計に携わったほか、ライトとの共同設計で目白の自由学園明日館、 芦屋市の旧山邑家住宅(いずれも重要文化財)などを手掛けた。

  • 萩原家住宅は木造二階建で、二階部分は昭和9年頃の増築である。当初は この二階部分が露台となっていた。外観は水平を強調し、外部に対して圧迫感を 与えない意匠としている。平面構成は遠藤の提言する一文字型に、書斎をつなげたT字型 をしている。各部屋は廊下を介さず連続して配置される。 つながれた書斎にいたる廊下もまた、玄関ホールとしての役割を兼ねる。 このような平面構成は遠藤の住宅に多く見られ、独特の空間構成といえる。 この住宅では一文字に配された各部屋上部を一間幅の一段高くした天井とし、 通風に配慮しているのが特徴である。

    平成3年には復元補修工事が行われ、戦後改造された部分を撤去し、 旧状に復した。また、書斎の遠藤設計による本棚や家具類も 当時のままの姿で保存されており貴重である。

    世田谷区教育委員会

ジャンル:
住宅
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