此処より下に家を建てるな

2011年04月14日 | Weblog


 今日は回数は少ないですが、余震がまだあります。このまま先細りのように消えて行って欲しいと思うのは誰も同じこと。なかなかそうならないですが、なって欲しいです。

 

 わが家の桜も、染井吉野が咲きました。これは昨日の桜です。

 

 こちらが今日で、ほぼ満開になりました。ここに来て急に暖かい日が続いていますので、桜もパッと咲きました。

 この木は大木で、それは見事に沢山の花を咲かせていたのですが、テングス病にやられて枯れたので、太い幹は切り倒したのですが、根元や途中から枝が生えだしたので、形は整いませんが、そのまま生やしておいたらだんだんきれいに花を咲かせるようになってきました。復活です。

 

 昨日、コブシの大木の遠景を出しましたが、コブシがなかなか見られない地域もあるようです。幸い、今日のウォーキングで背の低いコブシが見つかったので、撮ってきました。

 まず花弁はこのようになっています。直径はマグカップの口径くらいかなと思います。こぶし(拳)を握ったくらいの大きさです。

 
 
 このように咲いています。もっと大きな写真なら枝の様子も分かると思いますが、枝はほんの少し青みがかっています。ザラザラごつごつした木肌ではありません。

 千 昌夫の 「 北国の春 」 の歌詞から判断すると、コブシは北国の木のように思われます。しかし、ウィキペディアによりますと、九州、本州、北海道および済州島に分布とあります。

 

 夕方の団地遠景。

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 読売新聞 から

        

 

「此処(ここ)より下に家を建てるな」

 東日本巨大地震で沿岸部が津波にのみこまれた岩手県宮古市にあって、重茂半島東橋の姉吉地区(12世帯約40人)ではすべての家屋が被害を免れた。1933年の昭和三陸大津波の後、海抜約60メートルの場所に建てられた石碑の警告を守り、坂の上で暮らしてきた住民たちは、改めて先人の教えに感謝していた。

 「高き住居は児孫(じそん)の和楽(わらく) 想へ惨禍の大津波」

本州最東端の魹ヶ埼(とどがさき)灯台から南西約2キロ、姉吉漁港から延びる急坂に立つ石碑に刻まれた言葉だ。結びで「此処よりーー」と戒めている。

地区は1896年の明治、1933年の昭和と2度の三陸大津波に襲われ、生存者がそれぞれ2人と4人という壊滅的な被害を受けた。昭和大津波の直後、住民らが石碑を建立。その後は全ての住民が石碑より高い場所で暮らすようになった。

 地震の起きた11日、港にいた住民たちは大津波警報が発令されると、高台にある家を目指して、まがりくねった約800メートルの坂道を駆け上がった。巨大な波が濁流となり、漁船もろとも押し寄せてきたが、その勢いは石碑の約50メートル手前で止まった。地区自治会長の木村民茂さん(65){幼いころから『石碑の教えを破るな』と言い聞かされてきた。先人の教訓のおかげで集落は生き残った」と話す。

(2011年3月30日07時22分 読売新聞(ネット)から)

 


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10 コメント

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守ってきた地区民も (hachi)
2011-04-14 20:08:12
先人の言いつけは経験に基づいていますから、重みがありますね。それが今回証明されたんでしょ、凄いですね。先人もそうですけど、守ってきた地区民も凄いですね。
hachiさん (spa)
2011-04-14 20:31:33
自然の理に適したような生活をしていれば、災害は最小限に抑えられるんでしょうね。
本当に、先人の言いつけを守った人たちはすごいです。
こぶしの花 (野草畑)
2011-04-14 21:44:49
これですか
カップくらいの大きさって、結構大きいんですね。
写真ありがとうございます。

 >「高き住居は児孫(じそん)の和楽(わらく・・・
守ってこられた事が、本当にすごい事ですね。
徐々にゆるくなっていくものですが。

投稿確認の数字が、3939でした。数字までありがとうと言っているようです。

コブシの花 (あけみ蝶)
2011-04-14 22:06:50
こんばんは。
私もコブシの花をまだ見たことがありません。

早春を告げる花として葉より早く小枝の先に
6枚の花弁の白い花を咲かせる。
♪ こぶし咲く あの丘 北国の
ああ 北国の春 ♪
昔の人はこの花の開花時期から農作業のタイミングを判断したり、
花の向きから、豊作になるか否かを占ったりしたそうです。
私のブログ仲間実家が(岩手)です内陸の為被害が少なかったようです。
野草畑さん (spa)
2011-04-14 22:08:50
ちょうど手の届くところにコブシがあったので、撮って来ました。タイミングが良かったです。
ブログで写真の制限が何枚までなんてのは無いので、せっかくなので、二枚出しました。

津波と津波の感覚が、それほど離れていないことに注意です。これで明治以降三度目です。

大判小判がザックザック(3939)かも知れませんよ。

あけみ蝶さん (spa)
2011-04-15 07:52:56
おはようございます。
最後にコメントを書いた時に、あけみ蝶さんがコメントをくれたんですね。気付かずにいました。

コブシの花は見たことがありませんか。
白いですが、花びらにつやはありません。こちらでは、いま時、林のあちこちに咲いているのが見えます。
コブシの占いですか。こっちには、そういう習慣はないですね。

内陸は被害が少なかったようで、良かったですね。

コブシがきれい (ハルジオン)
2011-04-15 10:35:19
こんなに可憐で品のある花だったんですね♪
灯台もと暗し。道路の脇に植えられた沢山のコブシには目もくれないで損したなぁ~。
撮って頂いて有り難うございます!

石碑もすごい!先人の教えは守るべきですね。

ハルジオンさん (spa)
2011-04-15 15:57:18
そうなんです。
たぶん、ハルジオンさんは大木の花を遠くから見ることが多かったのではないでしょうか。
喜ばれるとは、撮ってみてよかったです。

生存者数が極端に少ないことを真剣に考え、石に刻んで子孫に言い聞かせ続けたんでしょうね。

こぶし (Heyモー)
2011-04-16 05:51:30
こぶしが桜と同時に咲いていますね
60分ウォーキングのコースにも同じように桜とこぶしがさいています
こぶし は桜よりももう少し早い時期だったような気がしますが、、、、??
Heyモーさん (spa)
2011-04-16 06:57:24
コブシは桜より花の時期が長いようです。
コブシの方が先に咲きますね。

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