岩にしみいるのは

2017年08月14日 | Weblog


月遅れお盆の今日は14日、と言ってもカレンダーで8月14日だからそう言っているわけですが。
正式には何と言うのでしょうかね。お盆二日目とでも言うのでしょうか。

そのように、昔からの行事等で、きちんと伝わっていないことが、それこそ星の数ほどとも言えるくらいあるのでしょうね。

そういうことで、もう明治期に失われ、大正・昭和と失われ続けて来ていることが数多くあります。すべてこのことは訳があってそのような行事が出来てきたのでしょうからね。

 
           霧雨が降ってきました


中には伝わらないで良かったというものも多々あると思います。

全部行なっていたらもう、息もつけないくらい複雑雑多で仕事はできない間違えて怒られ悪く言われ、後悔やら反省やら反発やら反逆やらの渦は、鳴門の渦など比べようも無いほどな勢いになっていることと思います。

 
 ブログの更新を始めると、どこからかやってきてキーボードのあるところを占領してしまい、こんな状態になることがよくあります

もちろん、古くからの習慣が消失し惜しむ声も聞かれます。しかし、だからと言って絶対に復活させるかと言うと、実際に行なうことの大変さを考えると、やっぱり・・・・・、と思ってしまうことが多いのではないでしょうか。

だから消失してしまったのでしょうね。

 

行事や風習ではなく、風景でもこういう場面は棚田のような機械の入りにくいところ以外はほとんどありませんね。

 

それでも何らかの形で、たとえば記録をしておくとか、実際に使用した道具類を併せて残しておくとかしておくことは大事なことではないかと思います。

ネットで調べると、地方によりまちまちなことがありますが、 「なるほど、そういうことに由来しているのか」 などと思わせられることがありますからね。

 

いま、ここで聞こえる範囲には一匹だけニイニイゼミが鳴いています。ニイニイゼミと言えば、今日の朝日新聞の一面の一番下のところに毎日出ている 天声人語 には芭蕉の俳句のことが書いてありました。

  閑(しずか)さや岩にしみ入る蝉(せみ)の声

と言う句にある蝉の種類は?と言う疑問は昔からあるようですが、いろいろな蝉の声のことを書いていますが、やはり染み入るように鳴く音色を思うと、やっぱりニイニイゼミなのではないだろうかと言っています。

私も長くそう思っていました。素人の想像ですから主張はできませんでした。

ニイニイゼミの声は決してギャラギャラとアブラゼミのようなにぎやかな声ではありません。

大声ではなく、むしろ静かなくらいですが、悪く言うとしつこく耳のなかに入り込んでくるような音色です。硬い岩の結晶の中に食い込むしつこさがあるような気がしていました。

皆さんはどう感じてきましたでしょうか。





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