たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?
今日はラロ:スペイン交響曲です。
この曲は、ちょっと変わってますね。“交響曲”というタイトルのくせに聴いてみると実際はヴァイオリン協奏曲なんですね。その上全部で5楽章ときたもんだ。作曲家には、なんらかの意図があるんでしょうけど、あんまり気にせずにいきましょう。
タイトルにスペインとついているからでしょうか?とても情熱的な曲に聴こえますね。ヴァイオリンの激しく燃え上がるような動きは正にスペインの名にふさわしいとでも言うべきでしょうか。かなり激しい動きですが、それがヴァイオリンの音色と合わさると、かなり魅力的に聴こえますね。
第1楽章:迫り来る低音の弦楽器のフレーズから始まります。それを追いかけるように
ヴァイオリンソロが同じフレーズを一度繰り返します。再度弦楽器を中心にオーケストラ
が険しい曲調を続けているのは、なにか攻め立てているように聴こえます。
それを、落ち着て言い聞かせるようにヴァイオリンが説得しているような感じが
しますが、ヴァイオリンもオーケストラに一気に言い寄られると、なす術もなくだん
だんと弱気なフレーズになってきます。なんとか情熱をもって説得しようとする
ヴァイオリンですが、なかなか難しいようです。
第2楽章:一旦休戦でしょうか?ヴァイオリンのなめらかなメロディが流れてきます。
優雅な曲調に一瞬聴き入ってしまいますが、それも束の間。さっきまでの攻防を思い
出したかのように、また弱気な面を見せるところもあります。しかし全体的には明るい
ヴァイオリンのフレーズを楽しむ事ができますね。
第3楽章:束の間の休息も終わり再び、オーケストラの鋭いフレーズが鳴り響きます。
ヴァイオリンは疲れてしまったのか、今度は同上を誘うような悲しいフレーズを奏で
ます。それでも治まらないオーケストラの響きに、今度はヴァイオリンが逆ギレでも
したかのように、ヒステリックに反論しているようです。高音から低音までを使い、
見事なテクニックで歌っていますから、これも聴きどころですね。
第4楽章:オーケストラの怒りもようやく治まってきたのでしょうか?静かな、そして
少し暗い表情のフレーズから始まります。ヴァイオリンもさっきのヒステリックを
反省してでもいるかのような悲しい低音のフレーズになります。しかし、やはりどうし
ても自分の事を判って欲しいらしく、今度はゆっくりと切々と歌っていきます。
オーケストラも攻め立てる事をせずに、ゆっくりとそのヴァイオリンを聞いている
ように聴こえます。
第5楽章:両者の話し合いで和解できたんでしょうか?オーケストラのリズムも明るく
なり、ヴァイオリンもその上を自由に舞い踊るように、すがすがしく聴こえます。
オーケストラもそのヴァイオリンをうまくアシストするかのように、丁寧に伴奏を
こなしています。ヴァイオリンのあふれんばかりの喜びを表した細かいフレーズも
一転の曇りなく、非常に晴れやかに聴こえてきます。ゆったりとしたフレーズも、
実に伸び伸びとしていますし、その音色に思わずうっとりとしてしまいますね。
どこから聴いても非常に情熱的なメロディにあふれた一曲です。ヴァイオリンのテクニックは協奏曲も顔負けなぐらい聴きどころたっぷりですね。ヴォリュームもたっぷりありますから、聴きどころ満載の一曲ですね。
≪オススメCD≫
交響曲なのにジャケットからして、ヴァイオリンですもんね。(そうなんだけど。)
【コレってどんな曲】
喜:☆☆★★★
怒:☆☆☆★★ →熱☆☆☆☆☆
哀:☆☆★★★
楽:☆☆☆★★
≪おすすめシチュエーション≫
ムシャクシャした気分も最後にはスッキリするかも。
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今日はラロ:スペイン交響曲です。
この曲は、ちょっと変わってますね。“交響曲”というタイトルのくせに聴いてみると実際はヴァイオリン協奏曲なんですね。その上全部で5楽章ときたもんだ。作曲家には、なんらかの意図があるんでしょうけど、あんまり気にせずにいきましょう。
タイトルにスペインとついているからでしょうか?とても情熱的な曲に聴こえますね。ヴァイオリンの激しく燃え上がるような動きは正にスペインの名にふさわしいとでも言うべきでしょうか。かなり激しい動きですが、それがヴァイオリンの音色と合わさると、かなり魅力的に聴こえますね。
第1楽章:迫り来る低音の弦楽器のフレーズから始まります。それを追いかけるように
ヴァイオリンソロが同じフレーズを一度繰り返します。再度弦楽器を中心にオーケストラ
が険しい曲調を続けているのは、なにか攻め立てているように聴こえます。
それを、落ち着て言い聞かせるようにヴァイオリンが説得しているような感じが
しますが、ヴァイオリンもオーケストラに一気に言い寄られると、なす術もなくだん
だんと弱気なフレーズになってきます。なんとか情熱をもって説得しようとする
ヴァイオリンですが、なかなか難しいようです。
第2楽章:一旦休戦でしょうか?ヴァイオリンのなめらかなメロディが流れてきます。
優雅な曲調に一瞬聴き入ってしまいますが、それも束の間。さっきまでの攻防を思い
出したかのように、また弱気な面を見せるところもあります。しかし全体的には明るい
ヴァイオリンのフレーズを楽しむ事ができますね。
第3楽章:束の間の休息も終わり再び、オーケストラの鋭いフレーズが鳴り響きます。
ヴァイオリンは疲れてしまったのか、今度は同上を誘うような悲しいフレーズを奏で
ます。それでも治まらないオーケストラの響きに、今度はヴァイオリンが逆ギレでも
したかのように、ヒステリックに反論しているようです。高音から低音までを使い、
見事なテクニックで歌っていますから、これも聴きどころですね。
第4楽章:オーケストラの怒りもようやく治まってきたのでしょうか?静かな、そして
少し暗い表情のフレーズから始まります。ヴァイオリンもさっきのヒステリックを
反省してでもいるかのような悲しい低音のフレーズになります。しかし、やはりどうし
ても自分の事を判って欲しいらしく、今度はゆっくりと切々と歌っていきます。
オーケストラも攻め立てる事をせずに、ゆっくりとそのヴァイオリンを聞いている
ように聴こえます。
第5楽章:両者の話し合いで和解できたんでしょうか?オーケストラのリズムも明るく
なり、ヴァイオリンもその上を自由に舞い踊るように、すがすがしく聴こえます。
オーケストラもそのヴァイオリンをうまくアシストするかのように、丁寧に伴奏を
こなしています。ヴァイオリンのあふれんばかりの喜びを表した細かいフレーズも
一転の曇りなく、非常に晴れやかに聴こえてきます。ゆったりとしたフレーズも、
実に伸び伸びとしていますし、その音色に思わずうっとりとしてしまいますね。
どこから聴いても非常に情熱的なメロディにあふれた一曲です。ヴァイオリンのテクニックは協奏曲も顔負けなぐらい聴きどころたっぷりですね。ヴォリュームもたっぷりありますから、聴きどころ満載の一曲ですね。
≪オススメCD≫
交響曲なのにジャケットからして、ヴァイオリンですもんね。(そうなんだけど。)
ラロ:スペイン交響曲グリュミオー(アルテュール), コンセール・ラムルー管弦楽団, ロザンタール(マニュエル), ラロ, サン=サーンスユニバーサルクラシックこのアイテムの詳細を見る |
【コレってどんな曲】
喜:☆☆★★★
怒:☆☆☆★★ →熱☆☆☆☆☆
哀:☆☆★★★
楽:☆☆☆★★
≪おすすめシチュエーション≫
ムシャクシャした気分も最後にはスッキリするかも。
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