初心者のクラシック

有名な曲からおすすめの曲まで、できるだけ初心者にも分かり易く紹介します。

交響曲第35番「ハフナー」

2006年04月19日 | モーツァルト
たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?

今日はモーツァルト:交響曲第35番「ハフナー」です。

モーツァルトの交響曲は前にも紹介しましたが、その番号を見ただけでも分かるように、たくさんの交響曲を作曲しています。だから、彼の他の交響曲と聴き比べてみるのもいいかもしれないですね。モーツァルトの曲は交響曲に限らず明るい曲がほとんどですから、たくさん聴いても聴きやすいと思いますよ。

この曲もそうなんですが、モーツァルトの作品は、ひとつ、ふたつと徐々にいろいろ聴いていくと、どれもみんな似ていてひとつずつの違いがなかなか分かりにくいと最初は感じてしまいましたが、しばらくしてひとつひとつの曲をよ~く聴いてみると、似ていても、ひとつひとつにやっぱりいろんな特徴が聴こえてくるんですよね。だから、一回聴いてつまらないかな?と思っても何年か経ってもう一度聴き直してみると意外な発見があって面白いですね。自分自身もこの「ハフナー」にはそんな思い出がありますので、聴いてみて損はない曲だとおもいますよ。

ちなみに、タイトルの「ハフナー」は、モーツァルトがこの曲を献呈した、彼の地元ザルツブルクの大富豪の名前のようですね。ああいつの時代もお金持ちの方はいろんな特典があるんですね。(うらやましい)


 第1楽章:ティンパニ(大太鼓)の堂々としたドラムロールと弦楽器の元気な演奏から
 始まります。そのごもその元気のよさをヴァイオリンのメロディが引き継ぎ、どんどん
 曲は進んでいきます。ヴァイオリンの勢いの良さと、その間に入るしなやかで華麗な
 メロディがとっても印象的で元気のでてくる曲ですね。
 
 第2楽章:改めて聴いてこの曲に魅力を感じたのはこの第2楽章ですね。最初はゆっくりと
 始まって、のんびりした曲に感じるんですが、序奏が終ってヴァイオリンの小さなリズム
 が始まると、それがとっても可愛らしく聴こえてきます。それだけではなくて同じリズム
 とメロディをその後にもう一度繰り返すところがありますが、一回目の演奏より、更に
 音量を絞って、美しさと緊迫感を保ちながら静かに演奏しているのが、なんも言えず、
 いじらしいとでも言ったらいいんでしょうか。魅力的ですね。その後すぐにあふれ出す
 ような弦楽器のフレーズがそれを一層演出しているようにも聴こえてきます。

 第3楽章:すこしどっしりした感じですが、勇ましく始まります。3楽章は全体を通して
 この最初のフレーズがずっと続きますが、中盤では少し落ち着いた部分もありますし、
 楽しんで聴けると思いますよ。

 第4楽章:そろ~と始まったかな?と思うとすぐに元気いっぱいになります。テンポも
 速くなり、終盤へ向けてどんどん盛上がっていくのかと思いきや、どこか落ち着いた
 雰囲気も保っていきます。メロディやリズムはいたってシンプルな曲なんですが、
 シンプルなだけに、聴きやすいですし、何も考えなくても自然に頭の中に入ってくる
 曲ですね。

モーツァルトの交響曲の中でも後期6大交響曲と呼ばれている有名な作品ですが、その中のひとつとしても、個人的にはオススメの一曲ですね。よかったら聴いてみてください。


≪オススメCD≫
アメリカの葉加瀬太郎ことジェイムズレバインでどうぞ。
(こんなの書いたら怒られるかなぁ)

モーツァルト:交響曲第35番&第36番
レヴァイン(ジェイムズ), ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, モーツァルト
ユニバーサルクラシック

このアイテムの詳細を見る



【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆☆☆
怒:★★★★★
哀:☆★★★★
楽:☆☆☆☆★

≪おすすめシチュエーション≫
モーツァルトの曲は、ゆかいで楽しい曲ばかりですね。

人気ブログランキング⇔参加してます
「くつろぐ」ブログランキング⇔こちらもよろしく


最新の画像もっと見る

コメントを投稿