たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?
今日はシューマン:ヴァイオリン協奏曲です。
シューマンの「協奏曲」と言えばピアノ協奏曲やチェロ協奏曲の方が有名ですが、こちらのヴァイオリン協奏曲も、なかなかどうして、名曲と言っても過言ではないでしょう。
しかしながら、作曲については少々いわくつきの曲のようでもあります。
シューマンはヴァイオリニストのヨーゼフ・ヨアヒムの依頼を受けてこの曲を作曲したようですが、曲が完成しても、シューマンの遺言めいた言葉のせいもあってか、ヨアヒムがこれに手をつける事はなく、この曲を封印してしまうのでした。
その後100年近くを経てから自筆譜が発見されると、カールベーム指揮のベルリンフィルによって初演されますが、ここでもその演奏内容をめぐって、ひと悶着あったようです。
という訳で、いろいろな言われのある一曲ではありますが、単純に「ヴァイオリン協奏曲」と思って聴くと、普通に聴ける一曲です。(当たり前か)

第1楽章:少し不安な表情の管楽器からティンパニの(大太鼓)ドラムロールで
盛り上がると、刻む弦楽器がその不安をあおっているようにも聴こえます。
弦楽器が少し穏やかな表情になり、一段落したかに見えますが、再び弦楽器が
刻み始めると険しい表情に戻ります。
そこへ、ヴァイオリンソロが悲しくも突き刺さるように始まります。
切々とその想いを伝えるべく、なめらかに歯切れよくその音色を響かせていきます。
一旦、落ち着くと、ヴァイオリンの音色はゆるやかな表情になり、しっとりとした
響きに変わり、その後は力強くじっくりと響かせる音色が強く伝わってきます。
ティンパニが入ると、しばらくオーケストラの間奏が続き、
再び現れたヴァイオリンは、どこか物哀しい表情になり、力無くだんだんと
しおれていくようにも聴こえます。
徐々に弱くなるヴァイオリンにオーボエがひとつ声を掛けるようにも響きますが、
ヴァイオリンのテンポはゆっくりのまま、なかなか戻りません。
やがて自力で這い上がるように起き上がると、ティンパニが力強く打ちつけて
いきます。
その後は、ヴァイオリンが最初と同じメロディを繰り返していきますが、
今度は、不安感というよりも、希望の光を見つけ出そうとでもするかのように
艶のある表情に聴こえてきます。
そして今度もティンパニのドラムロールが力強く入りますが、今回は力強く響く
ヴァイオリンを援護するように、勢いよく響きます。
そして、力強いヴァイオリンは最後まで、渾身の力を込めて振り切るようにして
堂々と最後を飾ります。
第2楽章:中音域の弦楽器が穏やかに始まると、その上をすべるように、そうっと
ヴァイオリンのソロが始まります。
ゆったりと響くヴァイオリンですが、ふっと肩の力を抜いたかのようなヴァイオリン
は、色っぽくも聴こえてきます。
しかし、ソロが低音域に向かうと自然と、やや険しい表情に変っていきます。
ただ、他の弦楽器の穏やかな表情に包まれながら、どうにか平静を保っていると
言ったところでしょうか?
伸びやかなヴァイオリンソロですが、やはり、どこか寂しげな表情に聴こえてきます。
第3楽章:そしてティンパニのドラムロールが力強く入ると、ヴァイオリンソロを
引っ張って明るい表情へと導いていきます。
すると、ヴァイオリンは水を得た魚のように力強く明るい表情へと変わり、ソロを
次々と花開かせていきます。
間に入る金管楽器やティンパニも力強く彩りを加えていきます。
明るく華やかなヴァイオリンソロは続くと、しなやかで伸びやかなフレーズを加え
ながら、クライマックスへ向けて力強くうねりながら、曲を盛り上げていきます。
金管楽器とティンパニを交えながら大きく何度も羽ばたくと、
ヴァイオリンソロが目まぐるしいばかりにそのフレーズを繰り返しながら、
ラストへ向かって堂々とその響きを聴かせながら、盛り上がり最後を飾ります。

今回、自分で聴いたのはツェートマイアーの録音でした。個人的な感想だとシューマンのきめ細かいフレーズを若干、大味な解釈で演奏されてるようにも聴こえたので、上の記事の内容は若干、想像力も込みで書いてみました。
残念ながら、この曲の他の人の演奏を聴いた事が無いので、胸を張っては言えませんが、演奏者によっては、かなり印象が変わってくる曲なのかもしれません。
≪オススメCD≫
ツェートマイアーはブラームスの協奏曲と一緒に入ってます。
≪こちらもどうかな≫
聴いた事はありませんが、演奏者の名前だけならこちらも名盤かも?!
【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆★★
怒:☆☆☆★★
哀:☆☆☆★★
楽:☆☆★★★
≪おすすめシチュエーション≫
シューマンのヴァイオリンも試しに聴いてみては…

今日はシューマン:ヴァイオリン協奏曲です。
シューマンの「協奏曲」と言えばピアノ協奏曲やチェロ協奏曲の方が有名ですが、こちらのヴァイオリン協奏曲も、なかなかどうして、名曲と言っても過言ではないでしょう。
しかしながら、作曲については少々いわくつきの曲のようでもあります。
シューマンはヴァイオリニストのヨーゼフ・ヨアヒムの依頼を受けてこの曲を作曲したようですが、曲が完成しても、シューマンの遺言めいた言葉のせいもあってか、ヨアヒムがこれに手をつける事はなく、この曲を封印してしまうのでした。
その後100年近くを経てから自筆譜が発見されると、カールベーム指揮のベルリンフィルによって初演されますが、ここでもその演奏内容をめぐって、ひと悶着あったようです。
という訳で、いろいろな言われのある一曲ではありますが、単純に「ヴァイオリン協奏曲」と思って聴くと、普通に聴ける一曲です。(当たり前か)

第1楽章:少し不安な表情の管楽器からティンパニの(大太鼓)ドラムロールで
盛り上がると、刻む弦楽器がその不安をあおっているようにも聴こえます。
弦楽器が少し穏やかな表情になり、一段落したかに見えますが、再び弦楽器が
刻み始めると険しい表情に戻ります。
そこへ、ヴァイオリンソロが悲しくも突き刺さるように始まります。
切々とその想いを伝えるべく、なめらかに歯切れよくその音色を響かせていきます。
一旦、落ち着くと、ヴァイオリンの音色はゆるやかな表情になり、しっとりとした
響きに変わり、その後は力強くじっくりと響かせる音色が強く伝わってきます。
ティンパニが入ると、しばらくオーケストラの間奏が続き、
再び現れたヴァイオリンは、どこか物哀しい表情になり、力無くだんだんと
しおれていくようにも聴こえます。
徐々に弱くなるヴァイオリンにオーボエがひとつ声を掛けるようにも響きますが、
ヴァイオリンのテンポはゆっくりのまま、なかなか戻りません。
やがて自力で這い上がるように起き上がると、ティンパニが力強く打ちつけて
いきます。
その後は、ヴァイオリンが最初と同じメロディを繰り返していきますが、
今度は、不安感というよりも、希望の光を見つけ出そうとでもするかのように
艶のある表情に聴こえてきます。
そして今度もティンパニのドラムロールが力強く入りますが、今回は力強く響く
ヴァイオリンを援護するように、勢いよく響きます。
そして、力強いヴァイオリンは最後まで、渾身の力を込めて振り切るようにして
堂々と最後を飾ります。
第2楽章:中音域の弦楽器が穏やかに始まると、その上をすべるように、そうっと
ヴァイオリンのソロが始まります。
ゆったりと響くヴァイオリンですが、ふっと肩の力を抜いたかのようなヴァイオリン
は、色っぽくも聴こえてきます。
しかし、ソロが低音域に向かうと自然と、やや険しい表情に変っていきます。
ただ、他の弦楽器の穏やかな表情に包まれながら、どうにか平静を保っていると
言ったところでしょうか?
伸びやかなヴァイオリンソロですが、やはり、どこか寂しげな表情に聴こえてきます。
第3楽章:そしてティンパニのドラムロールが力強く入ると、ヴァイオリンソロを
引っ張って明るい表情へと導いていきます。
すると、ヴァイオリンは水を得た魚のように力強く明るい表情へと変わり、ソロを
次々と花開かせていきます。
間に入る金管楽器やティンパニも力強く彩りを加えていきます。
明るく華やかなヴァイオリンソロは続くと、しなやかで伸びやかなフレーズを加え
ながら、クライマックスへ向けて力強くうねりながら、曲を盛り上げていきます。
金管楽器とティンパニを交えながら大きく何度も羽ばたくと、
ヴァイオリンソロが目まぐるしいばかりにそのフレーズを繰り返しながら、
ラストへ向かって堂々とその響きを聴かせながら、盛り上がり最後を飾ります。

今回、自分で聴いたのはツェートマイアーの録音でした。個人的な感想だとシューマンのきめ細かいフレーズを若干、大味な解釈で演奏されてるようにも聴こえたので、上の記事の内容は若干、想像力も込みで書いてみました。
残念ながら、この曲の他の人の演奏を聴いた事が無いので、胸を張っては言えませんが、演奏者によっては、かなり印象が変わってくる曲なのかもしれません。
≪オススメCD≫
ツェートマイアーはブラームスの協奏曲と一緒に入ってます。
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≪こちらもどうかな≫
聴いた事はありませんが、演奏者の名前だけならこちらも名盤かも?!
![]() | シューマン:ピアノ協奏曲&ヴァイオリン協奏曲クレーメル(ギドン) アルゲリッチ(マルタ)ワーナーミュージック・ジャパンこのアイテムの詳細を見る |
【コレってどんな曲】喜:☆☆☆★★
怒:☆☆☆★★
哀:☆☆☆★★
楽:☆☆★★★
≪おすすめシチュエーション≫
シューマンのヴァイオリンも試しに聴いてみては…













私がこの曲を知った1980年代初頭は、ウルフ=ヘルシャーとヘンリク=シェリングのLPしかありませんでした。
シェリング盤はアンタル=ドラティの指揮がさえず、ヘルシャー盤をベストと考えざるをえませんでした。
今でこそ、ツェートマイエルやライナー=キュヘエル(クリスティアン=ティーレマン指揮)やルドフル=ケッケルト(ラファエル=クーベリック指揮)の録音が手に入るようになり、時代の移り変わりが感慨深いところです。
先ほど、板起こしブログを少し拝見させて頂きましたが…
恥ずかしながら、アーチストの名前が半分くらいしか分からない…。
ただ、シューマンの協奏曲がメインというのはなんとなく分かる気がします。
メンデルスゾーンがあまりにもメジャーですから、とりあえず比較対象として、或いはお約束の一曲として押さえておいて、
「実はシューマンを聴いてほしいんですよ!僕はこんな感じで弾いてみました。」
的なニュアンスなのかな?と感じました。
しかしながら悲しいかなヘルシャーなるヴァイオリニストを知らないのが歯がゆいです。