たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?
今日はラヴェル:組曲「マ・メール・ロワ」です。
この曲はラヴェルがマザーグースを題材にピアノのために作曲した作品ですが、いわゆるピアノ連弾作品で、1台のピアノに二人並んで仲良く弾くための作品です。
ラヴェルはこの曲を友人の子供(兄妹)のために作曲したようです。なので、特に難しい技法が使われている事もないので、比較的簡単に弾ける作品のようです。(ピアノ弾けないので実際はどれくらい難しいかは分らないんですけど、)
全5曲にはそれぞれタイトルがついていて、組曲のスタイルで作曲されています。また、後にはラヴェルによってオーケストラ用にも編曲されていて、更にそのオーケストラ版とは別にバレエ音楽としても編曲された作品があるようです。
第1曲(眠りの森の美女のパヴァーヌ):しとしとと降る小雨のような少し悲しい
ピアノがゆっくりと流れます。
やがて曲がテンポに乗って流れてくると、とても不思議なメロディが淡々と
聴こえてきます。幻想的な雰囲気はとても神秘的です。
森の中をてくてくとどこまでも歩いていくようなそんな曲です。
第2曲(おやゆび小僧):軽やかなリズムに乗って、可愛らしいフレーズが
流れてくると、小さな小人が駆け出していくように聴こえます。
中盤では無鉄砲に走り出した小人が、道に迷ってしまったようにさまよう
ようなフレーズも聴こえますが、すぐに元の道に戻ってまた走り出して
いってしまうようです。
第3曲(パゴダの女王レドロネット):静かにそうっと響くピアノは、
おしとやかな女王様と言うより王女様みたいな感じに聴こえます。
たいくつな女王様は、ぼうっと窓の外を眺めているようなそんな曲です。
第4曲(美女と野獣の対話):低音の響きは野獣でしょうか?そして途中から
流れてくる高音は美女の方かな?二人の話は口論になり、野獣が美女を
問い詰めていくように聴こえてきます。
しかし、口論に疲れた二人はふっとため息をついて最後は大人しく静かに
終わります。
第5曲(妖精の園):中低音のけだるいフレーズが、流れてきます。
仲間とはぐれてしまった妖精が寂しそうにひとりぼっちになってしまった
んでしょうか?
寂しくなった妖精はキラリと輝くような涙を落とすように高音のピアノが
流れるフレーズが聴こえてきますが、後半ではようやく仲間にめぐり会えた
ようにおおはしゃぎで、仲間の元へ駆け寄っていくような、
そんなハッピーエンドで曲を終わります
タイトルがついていますから、おそらくマザーグースに出てくるお話に沿ったイメージでラヴェルが作曲していると思いますが、
上の記事の内容は、書くときに特にマザーグースを読んで書いた訳ではなく曲を聴いた感じで、なんとなく雰囲気を想像しながら書いてみました。なので実際にラヴェルがマザーグースから感じた内容ではありませんから、一応、誤解の無いようにお願いします。
それにしても、こんな風にタイトルと聴こえてくる曲をいろいろ感じて聴いてみるのも面白いんじゃないでしょうか?(どうだろう?)
≪オススメCD≫
その他ラヴェルのピアノ作品もいろいろ聴けます。
【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆★★
怒:☆★★★★
哀:☆☆☆☆★
楽:☆☆★★★
≪おすすめシチュエーション≫
ラヴェルの幻想的な世界を楽しめます。
「くつろぐ」ブログランキング⇔こちらもよろしく
今日はラヴェル:組曲「マ・メール・ロワ」です。
この曲はラヴェルがマザーグースを題材にピアノのために作曲した作品ですが、いわゆるピアノ連弾作品で、1台のピアノに二人並んで仲良く弾くための作品です。
ラヴェルはこの曲を友人の子供(兄妹)のために作曲したようです。なので、特に難しい技法が使われている事もないので、比較的簡単に弾ける作品のようです。(ピアノ弾けないので実際はどれくらい難しいかは分らないんですけど、)
全5曲にはそれぞれタイトルがついていて、組曲のスタイルで作曲されています。また、後にはラヴェルによってオーケストラ用にも編曲されていて、更にそのオーケストラ版とは別にバレエ音楽としても編曲された作品があるようです。
第1曲(眠りの森の美女のパヴァーヌ):しとしとと降る小雨のような少し悲しい
ピアノがゆっくりと流れます。
やがて曲がテンポに乗って流れてくると、とても不思議なメロディが淡々と
聴こえてきます。幻想的な雰囲気はとても神秘的です。
森の中をてくてくとどこまでも歩いていくようなそんな曲です。
第2曲(おやゆび小僧):軽やかなリズムに乗って、可愛らしいフレーズが
流れてくると、小さな小人が駆け出していくように聴こえます。
中盤では無鉄砲に走り出した小人が、道に迷ってしまったようにさまよう
ようなフレーズも聴こえますが、すぐに元の道に戻ってまた走り出して
いってしまうようです。
第3曲(パゴダの女王レドロネット):静かにそうっと響くピアノは、
おしとやかな女王様と言うより王女様みたいな感じに聴こえます。
たいくつな女王様は、ぼうっと窓の外を眺めているようなそんな曲です。
第4曲(美女と野獣の対話):低音の響きは野獣でしょうか?そして途中から
流れてくる高音は美女の方かな?二人の話は口論になり、野獣が美女を
問い詰めていくように聴こえてきます。
しかし、口論に疲れた二人はふっとため息をついて最後は大人しく静かに
終わります。
第5曲(妖精の園):中低音のけだるいフレーズが、流れてきます。
仲間とはぐれてしまった妖精が寂しそうにひとりぼっちになってしまった
んでしょうか?
寂しくなった妖精はキラリと輝くような涙を落とすように高音のピアノが
流れるフレーズが聴こえてきますが、後半ではようやく仲間にめぐり会えた
ようにおおはしゃぎで、仲間の元へ駆け寄っていくような、
そんなハッピーエンドで曲を終わります
タイトルがついていますから、おそらくマザーグースに出てくるお話に沿ったイメージでラヴェルが作曲していると思いますが、
上の記事の内容は、書くときに特にマザーグースを読んで書いた訳ではなく曲を聴いた感じで、なんとなく雰囲気を想像しながら書いてみました。なので実際にラヴェルがマザーグースから感じた内容ではありませんから、一応、誤解の無いようにお願いします。
それにしても、こんな風にタイトルと聴こえてくる曲をいろいろ感じて聴いてみるのも面白いんじゃないでしょうか?(どうだろう?)
≪オススメCD≫
その他ラヴェルのピアノ作品もいろいろ聴けます。
ラヴェル:ピアノ全集(1)フランソワ(サンソン), ラヴェル東芝EMIこのアイテムの詳細を見る |
【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆★★
怒:☆★★★★
哀:☆☆☆☆★
楽:☆☆★★★
≪おすすめシチュエーション≫
ラヴェルの幻想的な世界を楽しめます。
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記事はデュトワのだが、ブーレーズ、ベルリン・フィルのも魅力的です。デュトワは色鮮やかに。ブーレーズはしなやかに。私にとってはこれがベストでしょう。
また、連動した、カラヤンについてですが、デュトワのに併録されている「クープランの墓」はカラヤンが1970年の初めの数年間にパリ菅の音楽顧問だった時のアルバムも持っています。メイン曲は2007年、3月28日の記事で書いた持っている1つでもある「交響曲 ニ短調」(フランク)パリ菅時代の名演奏と言われています。他のオケでは取り上げていません。後はラヴェルの「道化師の朝の歌」も併録されています。今出ているのは選曲が違っています。やはり、フランスで磨かれた音楽に対するセンスがあるような気がします。おしゃれ泥棒ならぬ、フレンチ泥棒ですね。それがあったからこそ、カラヤン美学を呼んだのでしょう。大曲だけでなく、バレエやフランス音楽は見事です。
ラヴェルのオーケストラ曲は元はピアノ曲だったのが多い。
「展覧会の絵」(ムソルグスキー)はやはり、ラヴェルが断トツですね。アレンジャーとしても見事です。
申し訳ないのですが、記事の中に演奏家に対する批評もあります。コメントしてくれるクラウディオ・アラウさんの方がスキがありません。でも、ハンドル・ネームがピアニスト名なので音楽に対する愛情がある方です。また、マニアックかな、と思ったらその曲をご存知だったりと感心させれれます。SJesterのバックステージを拝見すれば、音楽に関する知識も豊富ですから、私のブログを経由すれば、音楽情報満載ブログへ伺うことができます。
自分の場合はラヴェルが聴きやすかったので、ボレロとか展覧会の絵から聴き始めましたが、当時自分の周りにeyes_1975さんとか、クラウディオさんみたいな人がいたら聴き方も変わっていたのかも知れません。
クラシックを聴き始めた当時は、同じ曲を「聴き比べる」という意識が無く、とにかくいろいろ聴いてみようとして取捨選択をしていましたから、演奏家によってこんなに曲の雰囲気が変わってしまうのが、今では驚きです。
eyes_1975さんのコメントを読んでいると、いろいろ聴いてみたくなります。
そんなこんなで、フランス音楽に関してはまだまだ、勉強が足りませんので、これからの課題だと思います。
ご紹介頂いたSJesterのバックステージはまだ見ていないので、これから覗いてみようと思いますが、eyes_1975さんのブログに寄せられたコメントもちょっと難しい内容だったので、若干不安もありますが、いろいろ読んでみると新たな発見ができるんだと思います。
ピアノだとこんなイメージで伝わるのかと
面白く読みました。
印象のとらえ方はさまざまですが
あらためて文字にするのは大変な作業ですね。
久しぶりに書き込みしました。
ブログは毎日拝見しています。
連弾なんですが、結構あっさり聴ける曲だと思います。