たまには、クラシック音楽を聴いてみてはいかがですか?
今日はベートーヴェン:ピアノソナタ第30番です。
ベートーヴェンは全部で32曲のピアノソナタを作曲していますが、イメージとしては、どちらかというと情熱的で激しい曲調が押し寄せるという作品が多いように感じます。
でもこの曲は晩年の作品という事もあるせいか、とても繊細で美しく輝く綺麗なメロディが楽しめる作品だと思います。1・2楽章は3分弱とかなり短めで、3楽章は変奏曲の形式を取っているちょっと変わった曲でもあるようですが、そんな事もあまり気にせずにスラッと聴ける一曲だと思います。
第1楽章:サラサラと流れるようなピアノが流れると、さわやかな情景が目に浮かび
ます。序奏(イントロ)が終わると一度落ち着きますが、また軽やかなピアノが
始ると、まるで関を切ってあふれ出すような勢いで幾重にも重なる音はキラキラとした
水しぶきのように聴こえる、とてもさわやかな曲です。
第2楽章:力強い響きの中にも、どこか切なく悲しみを感じます。
序盤は軽快なテンポで力強く聴かせますが、途中では少し自信を無くしたように
トーンを落として不安を感じるように寂しくなりますが、後半へ向けて最後まで
がむしゃらに突っ走っていきます。
第3楽章:落ち着いた雰囲気で始ると、遠い昔の事を思い出すように、とても
しんみりとしたフレーズを奏でていきます。
ゆったりとしたフレーズの中に高音のメロディが流れ出すと、しっとりとした
雰囲気を一層演出していきます。暗い夜空の中にキラリと光る星の光をみつけた
ような感じでしょうか?
やがて夜空に目が慣れてくると、始めはひとつしか見えなかった星の明かりが
一面の夜空に無数に広がるように次々と光り始めるように、高音のフレーズが
綺麗に輝くように聴こえ始めます。
星空の中に身を浸していると、突然大きな音が鳴り響き一瞬驚きますが、それは
一段と明るい流星のようにすぐに流れていってしまいます。
突然の出来事に動揺してしまったように、少し不安を感じるフレーズがよぎり、
ザワザワとした音になりますが、やがてそれも落ち着き最後は星空を見ている
うちに、まぶたが重くなり、まどろみの中に消えていくように静かに終わります。
ベートーヴェンというよりは、ショパンみたいなイメージで聴ける気がするこの曲(ちょっと言いすぎかな?)なので、とても澄んだ音色が心地よく響く一曲だと思います。
演奏時間も全部で20分足らずと、ピアノソナタとしては短めだと思いまから、初心者でもすんなりと聴ける作品じゃないでしょうか。
惜しむらくは、この曲にタイトルが付いていないのが残念でなりません。何か気の利いたタイトルがついてさえいれば、他のソナタと同様に知名度も上がり今以上に有名な曲になったと思うのは自分だけなんでしょうか?
≪オススメCD≫
バックハウスの名演でお楽しみください。
【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆★★
怒:☆★★★★
哀:☆☆☆☆★ →幻☆☆☆☆☆
楽:☆☆☆★★
≪おすすめシチュエーション≫
ひとりのときに、しっとりと味わいながら聴きたい一曲です。
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今日はベートーヴェン:ピアノソナタ第30番です。
ベートーヴェンは全部で32曲のピアノソナタを作曲していますが、イメージとしては、どちらかというと情熱的で激しい曲調が押し寄せるという作品が多いように感じます。
でもこの曲は晩年の作品という事もあるせいか、とても繊細で美しく輝く綺麗なメロディが楽しめる作品だと思います。1・2楽章は3分弱とかなり短めで、3楽章は変奏曲の形式を取っているちょっと変わった曲でもあるようですが、そんな事もあまり気にせずにスラッと聴ける一曲だと思います。
第1楽章:サラサラと流れるようなピアノが流れると、さわやかな情景が目に浮かび
ます。序奏(イントロ)が終わると一度落ち着きますが、また軽やかなピアノが
始ると、まるで関を切ってあふれ出すような勢いで幾重にも重なる音はキラキラとした
水しぶきのように聴こえる、とてもさわやかな曲です。
第2楽章:力強い響きの中にも、どこか切なく悲しみを感じます。
序盤は軽快なテンポで力強く聴かせますが、途中では少し自信を無くしたように
トーンを落として不安を感じるように寂しくなりますが、後半へ向けて最後まで
がむしゃらに突っ走っていきます。
第3楽章:落ち着いた雰囲気で始ると、遠い昔の事を思い出すように、とても
しんみりとしたフレーズを奏でていきます。
ゆったりとしたフレーズの中に高音のメロディが流れ出すと、しっとりとした
雰囲気を一層演出していきます。暗い夜空の中にキラリと光る星の光をみつけた
ような感じでしょうか?
やがて夜空に目が慣れてくると、始めはひとつしか見えなかった星の明かりが
一面の夜空に無数に広がるように次々と光り始めるように、高音のフレーズが
綺麗に輝くように聴こえ始めます。
星空の中に身を浸していると、突然大きな音が鳴り響き一瞬驚きますが、それは
一段と明るい流星のようにすぐに流れていってしまいます。
突然の出来事に動揺してしまったように、少し不安を感じるフレーズがよぎり、
ザワザワとした音になりますが、やがてそれも落ち着き最後は星空を見ている
うちに、まぶたが重くなり、まどろみの中に消えていくように静かに終わります。
ベートーヴェンというよりは、ショパンみたいなイメージで聴ける気がするこの曲(ちょっと言いすぎかな?)なので、とても澄んだ音色が心地よく響く一曲だと思います。
演奏時間も全部で20分足らずと、ピアノソナタとしては短めだと思いまから、初心者でもすんなりと聴ける作品じゃないでしょうか。
惜しむらくは、この曲にタイトルが付いていないのが残念でなりません。何か気の利いたタイトルがついてさえいれば、他のソナタと同様に知名度も上がり今以上に有名な曲になったと思うのは自分だけなんでしょうか?
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ベートーヴェン:Pソナタ第30バックハウス(ウィルヘルム), ベートーヴェンユニバーサルクラシックこのアイテムの詳細を見る |
【コレってどんな曲】
喜:☆☆☆★★
怒:☆★★★★
哀:☆☆☆☆★ →幻☆☆☆☆☆
楽:☆☆☆★★
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ひとりのときに、しっとりと味わいながら聴きたい一曲です。
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