鍼灸院クラルテのスタッフ日記

院長・受付嬢・事務のおねえさん・掃除のおばさんを一人でやってるスタッフの日記です。
ゆる過ぎる頻度で更新。

初釜

2018-01-09 | 
日曜日は、お稽古に伺っている先生の初釜でした。
前の晩、寝付けない&夜中目覚めるぐらい、緊張していた私。この鈍くて呑気な私がです。
懼れていたのは、ちゃんと着物を着て席入り15分前までに到着するのか、ということでして
正月休みの間に着付の練習はしました、したんだけど
とにかく出来上がりの安定性が全くないため、心配で心配で。

それに加え、二重太鼓を結ぶのが苦手。というか外出するのは初めてなもので
立ったり座ったりにじったりしているうちに、解けてきやしないかと。
年末最後のお稽古の時、先生に
「袋帯を結ぶのが不安です・・・」と打ち明けたら
「あらぁ名古屋と一緒じゃない大丈夫よ~」(←着慣れている人は皆同じ事を言う)
それに「好きなの着て来たらいいわよ」とも言って頂いたんですが
結果、鵜吞みにしなくて良かった(笑。
皆さん、お正月らしくキレイな着物にエエ帯でした。三ッ紋の方もいらっしゃった程です。

さて、9:20出発に合わせて、6:30に起床。
朝ご飯は気持ち的にも時間的にも余裕がないので、省略。
とりあえずコーヒーだけ飲んで、まずは化粧、そして髪です。
髪はアイロンで巻いて、無難にウィッグ装着。

着物に取り掛かります。7:30です。
少しは慣れてきたのか、8:30前には着物が巻き付きまして
いよいよ帯に。
着物屋くるりで購入の、軽くて結びやすい袋帯をチョイスしました。
今のレベルでは、コーディネート云々より結べるのか結べないのかが重要です。

正月に練習したのが功を奏したか、案外あっさり出来上がり、ちょうど出発の時間となりました。
途中、母が様子を見に来て「髪が少し大きいんじゃない?」など言うも、それを直す時間は全くなし。
これは今後の課題として。

然して、どうにか予定の時間には到着しました。
私ともう一人、同じ頃に入った同期のような人がいて
初心者二人でてんやわんやしましたが
他の皆さんは茶事の達人ばかり、和やかに楽しまれていました。早くあの域に達したい・・・。

初釜の設えは、よく見る「結び柳」のほか
待合には「日陰蔓(ヒカゲノカズラ)」も飾られていました。
これは先生が、とある場所にご自身で採りに行かれるんだそうです。
先生、おっとりした雰囲気とは違って、とてもタフでアクティブ。
帰りに、車で来られた方が出られて駐車場の門が開いていたので、何気なく覗いたら
百恵ちゃんの歌にも出てくる某スポーツカーが停まっていて
「せ、先生・・・」って思ったことでした。

ともあれ、前回(夕去りの茶事)のように裾が落ちてくることもなく
帯が解けることもなく
家まで無事帰り着きました。ホッとして泥のように眠りました。
*****
(お目汚しですが備忘録として)


浅緑四季花柄訪問着
青灰色紋様色々袋帯
うこん色ゆるぎ帯締め
退紅色縮緬帯揚げ
コメント
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