Claraの矯正治療日記

唇顎口蓋裂に起因する顎変形症の外科矯正日記。二年の術前矯正を経て上下顎切り手術を終えたところです。これから術後矯正です。

年金申請の診断書と言語聴覚士のこと

2012-01-06 12:42:22 | 言語治療
障害年金申請のための診断書を書いていただくために障害者手帳申請時にお世話になった口腔外科のある病院に行ってきました。

その前に市役所の年金課に寄って書き直し用に用紙をいただいてきました。念のために書き損じも持って行きました。そこまでしなくても良かったかもしれませんが。担当の方は前回と同じようにソフトで丁寧な対応でした。
まず”病歴状況申立書”、これは自分で記入するものなのですが、自分が過去に手術を受けた病院のカルテはまったく存在しないため母の記憶と自分の記憶、口蓋形成術の執刀医がたまたま持っていたメモ書きの話をもとに記入しています。ただ、母の記憶が曖昧で、書いてしまってからいろいろ思い出して「やっぱりこうだった。」などと言ってくるため訂正が必要になりました。廃業している病院・医院の名前はネットで検索しても正式名称がわからないので不正確になる可能性が高いです。書いていて欄が足りないとは思いましたが、別紙に記入すればよいとのこと。また、同じく訂正が必要になった”受診状況等証明書が添付できない理由書”にも初診の病院ではなく、自分から見てもっとも大きな手術だったと思われるメモ書きを持っていらっしゃった先生の手術の時のことを書きましたが、複数書けるように用紙をいただきました。その先生のメモ書きに関してはコピーがあるとなお良いだろうとのことでした。

口腔外科の予約をしていなかったので3時間待ちになりそうでしたが、受付から一時間かかりませんでした。
年金の診断書に関しては、心配していたようなことは言われませんでしたが(「無理だと思いますよ。」と言われるに違いないと思っていました。)、今は”そしゃく”にしても”構音”にしても口腔外科では診断書を書かないのだそうです。書くのは耳鼻科になる、とのことで意見書を書くとおっしゃってくださいました。また、「”構音”に関しては言語聴覚士の領域では?」と話したら、「言語聴覚士が診断書を書くわけにはいかないけれど口腔外科から紹介して評価してもらいます。」と言ってくださいました。診断書のことがなくても行ってみたかったのでありがたかったです。それにしても昔は年金用診断書を口腔外科医として書いていた時代もあったようなのですが、「なぜ耳鼻科?」と不思議に思います。
せっかく行ったついでに、矯正歯科に行って「外科手術が必要。」と言われた話、「抜歯するらしいがインプラントが必要になるかもしれないのでそうなった場合の連携はどうなっているのか。」というような内容のことを手短に質問しました。
先生からはインプラントのことを先回りして心配しないほうが良いという話、矯正歯科の先生から私が口腔外科の紹介状を持って初診に行ったことに関する連絡があった話がありました。双方の連絡はきちんと行われているようでほっとしました。矯正の進み具合によってまた矯正歯科から口腔外科に”紹介状”という形で連絡があるようです。また、外科手術を伴う矯正で発音は改善されるはずだが、言語訓練の必要はあるだろうとのこと。硬口蓋の穴(口腔鼻腔瘻孔)を塞ぐ必要があれば手術をします、とのことでした。

・・・というわけで同じ病院内のリハビリ科の言語療法室に行くことになりましたが、診断書を書いていただくため当初の予定になかった耳鼻科へ行くことになりました。この耳鼻科も障害者手帳申請時にお世話になったところで同じ病院です。今回は診断書を預けるだけでした。私の方から説明しないと書けない項目もあるのでは、と受付の女性に言いましたが、「患者さんが書くところはありません。全部先生が書きます。」とのことでした。

リハビリ科の言語聴覚士さんはなかなか爽やかな感じの良い男性でした。
まずはどこに住んでいるのかとか飲食時に不自由はないか、というような世間話的なところから入っていきました。もちろんそんな話題であってもいろいろとアセスメントしているに違いないと思って答えました。言葉に関して不自由ないかとの質問には「よく聞き返される。」「タ行がカ行になりやすい。」「ラ行で構成される”リラ”のような言葉は話しにくい。」と答えました。
その後”たちつてと”と”かきくけこ”をそれぞれ発音したり、”ぱたかぱたか・・・・””ぽとこぽとこ・・・”それぞれを続けて発音したりしました。どうも”ト”が”コ”になりやすいようです。タ行を発音する時の位置がカ行に近くなっているとのことです。上顎劣成長のせいもあるだろうけれど、舌の癖もあるかもしれないとのことでした。
でも全体的にきれいな発音で口蓋裂独自の鼻に抜けるような音は見られないと言われました。力強くにこやかに言っていただけたのは、自分としてはうれしいことなのでしょうけれど、年金を申請する立場から言うと(ちょっと困ったなあ)という感じでしょうか。嘘は書いて欲しくないですけれど、あまりにも軽い症状だとますます通りにくくなりますしね。もちろん自分にとっては軽い症状どころか重いのです。そんなにきれいな発音なら苦労してないですって!周りの人でも自分に好意的な人は「発音悪くないよ。」と言ってくれるけれど、そうじゃない人はそんなこと言いませんからね。もちろん大人になっているので、子供のいじめみたいな状況はないですけれど。診断書の項目にもありますが、電話だとわかってもらえず苦労することが多いです。いずれにしても今回は突然だったため、次回きちんと検査していただくことになりました。ネットで調べたような検査(鼻からの息漏れとか)かと思ったらそういうことはしないようです。息漏れがあってもきちんと問題なく発音できていれば良いそうなので。
今回は敢えて明確な発音を心がけたわけではありません。もちろんわざと悪い発音にすることもなかったですけれど、なるべく自然に発音してみました。その結果は「きれいな発音」でした。「きっと手術が良かったのですよ!」と言われました。そこで例のメモ書きを残してくださっていたT先生を思い浮かべました。今回年金申請の診断書をもらいに行くのが気が重かった私ですが、それでも申請してみなければ・・・という気持ちになった背景には、保険の効かない口蓋裂治療のために何年も苦労した上にインプラント費用を出すとまで言ってくれている母の存在とわざわざメモ書きがあったと電話で教えてくださったT先生の存在がありました。もらえる可能性はわずかだけれど、とにかく動いてみないと、と思ったのです。
言語聴覚士さんとは”ぱたか”はよく高齢者の嚥下体操で使うという雑談までしてしまいましたが、とにかく大きなことをひとつ成し遂げた気分です。
今度矯正歯科で検査を受ける前に言語聴覚士の検査があります。二日連続になりますがどきどきです。

書類をきちんと書くことができるようがんばります。ただ、大きな試験を1月末に控えていて今月は忙しいです。
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その他
キーワード
言語聴覚士 インプラント 障害者手帳
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