Claraの矯正治療日記

唇顎口蓋裂に起因する顎変形症の外科矯正日記。矯正を始めて三年経過。顎矯正手術後の矯正はあっという間に終わり保定に突入!

退院後の通院④

2014-08-10 07:20:43 | 口腔外科

退院後の通院で口腔外科に行ってきました。(書く時間がなかったので何日か経過しています。)
今回は術後初の矯正歯科通院の2日後でした。

診察室に入ると入院中お世話になった研修医のお兄さんが笑顔で診察台まで案内してくれました。
「痛みはどうですか?」と聞かれたので、だいぶ良くなって痛みは気にならなくなってきた話をしました。
この研修医とは入院中結構お話をしたので、もっとお話がしたかったのですが、診察台でべらべらしゃべるのもどうかと思い、そのあとは黙っていました。

主治医(=執刀医)の先生、口の中をご覧になると開口一番「随分すっきりしましたね!」。
この先生、丁寧に説明してくださいますが、こういう発言はあまりしないように思います。
それくらい矯正歯科に行く前の歯がイソジン着色で茶色だったし、フックだらけだったし・・・だったのです。
前の記事で書きましたが、研磨していただいたため歯は手術前よりも綺麗に(落としきれてないところもありますが)、フックの数は最低限になり、ゴムかけのゴムの数も4本から2本になり、ブラケットも数個(金属・クリア両方)新しいものに交換していただき、口腔外科の主治医の先生がこんな発言を思わずしてしまうのも当然です。

ゴムかけの仕方が前回口腔外科で指示されたものと異なり、矯正歯科医の指示によるものなのと、ゴムの太さが変わって後戻り(?)が心配な話を先生にしました。
前回右側から出ていた膿は、矯正歯科に行った時はまだ出ていましたが、この日には治まっていたようです。(自分では確認できていませんが、それも治まってきていたからでしょう。)
先生は上顎左側の真ん中から2番目の歯のブラケット(金属)が一番心配だったようですが、新しいものに交換されてしっかり付いているのを確認して安心されたようです。
ゴムかけに関しては(矯正歯科から渡された上質素麺のような)細いほうでも良いが、若干かけ方を変えてくださいと指示されました。
矯正歯科の指示で左右1本ずつ、逆三角形になるようにかけていますが、右側の上顎の奥のほうを1歯分というか半歯分というか奥にずらしてかけるようにとのことです。(なぜ半歯分かというと歯と歯の間のフックの隣の歯のバンドについたL字フックにかけるためです。)

このあと先生の机のそばでお話を聞きました。
あらためて術前術後のレントゲンやCTをもとにお話してくださいました。そんなに新しい話はなかったですが、術前術後の状況を丁寧に説明してくださいました。
私の方から、「骨切りした後にプレートで留めているところには骨ができるのですね?では裂の部分(プレートで留めている)に骨はできないのですか?」というちょっと素人っぽい質問をしてしまいました。(裂の部分は骨移植する話もありましたが今回はしていません。)裂の部分に骨はできませんという当然の答えが返ってきましたが、更に「プレート除去をすることがあってもその裂の部分のプレートは残しておいたほうがよいでしょう。」とのこと。そこで軽くショックを受けた私です。自分としてはプレート除去手術は当然するものという感覚でいて、体内に異物は残したくないと思っているのですが、結局その部分は残すということになるなら完全には除去できないわけですし、それなら全部残しても同じなのでは?と思ってしまいました。今も特に大きく違和感があるわけではないですし。
それからプレート除去手術を受けるかどうかの意思確認はまだされていませんが、予定としては1年から2年後になるとのこと。私の場合2年後なんじゃないのだろうか?と思いました。(根拠は回復が遅いのと裂があるため)顎変形のいろいろなブログを見ていると半年程度で除去手術受ける方もいらっしゃるようなのですが、この先生はそんなに早く取らないだろうなという気がします。

言語治療(評価)のためにたまに通院している大学病院からこの口腔外科医(=執刀医)に診療情報提供のお手紙をいただいていましたが、次回の大学病院通院(本当は7月末だったけれど変更して9月に)までにお返事を書いてお渡しします、とのこと。
また私のほうから職場に提出する診断書を書いていただきたいとお願いすると、「どういう診断書ですか?」と聞かれました。(手術直後だったか、介護の仕事で手が出る利用者様がいらっしゃる話などして、移乗などの際にぶつかる可能性もある話をしたら、先生から「必要なら診断書書きます。」という話があったのですが。)「仕事を休んだほうが良い、という診断書を書いていただきたいです。」と申し上げました。うちの職場でそのような厳密なものは必要ない気もしましたが、人手が足りないためできることなら9月に出勤してほしいという話もあったため(今6月後半から10月末までの予定で休んでいますが、9月に出勤し11月末まで休むという話もありました。)、それを避けるため診断書を書いていただくことにしました。9月はだいぶ回復しているだろうと思いますが、開口が充分でなくてゴムかけしていて、しかも食べ物に制限がある状況だといろいろな意味できついです。
お弁当の準備も面倒ですし、遅番の時に職場で出るものも食べられませんからね。(前に急速拡大装置が付いていた時にも掃除の大変さからミキサー食にしていたことがあったのですが、職場の人たちからは厨房に頼んでミキサー食にしてもらえば?と冗談交じりに言われつつ、それもどうかと思い、食べないでいました。)さすがに9月になったらミキサー食でなくてもよいと思いますが、ゴムの付け外しをしている暇はないですからね。
歯磨きもマイペースでしている暇はありませんし。先生から「書式はありますか?」と聞かれましたが、そんなものはたぶんないはずなので、「特にありません。」と答えました。

大学病院宛の手紙と診断書、この二つは次回の通院の時いただけるのですが、次回は間隔が空いて2週間後です。
今まで3~4日ごとの通院でしたが2週間後ということで、だいぶ回復してきたんだなあと思いますが、それでも「普通はここでもっと間隔を空けるのですが、Claraさんには頻繁に通院してもらいます。」とのこと。
やっぱり一般よりも回復が遅かったということなのですね。
矯正歯科の次回の通院が1ヶ月後になるので、口腔外科通院が間にあると安心できます。



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