雪香の星月夜日記

山口雪香の歌がたり、ささやき、ひとりごと

海に生(あ)れて猛き風間に手と足をその風のごと長く伸ばしつ

2017-02-27 22:23:05 | Weblog


少しずつボッティチェルリ。



彼は色彩と線描の繊細華麗が大きな魅力なので、ペンアレンジはなかなか工夫が要る。わたしは白抜きを使わない修正ナシで描いている。



ボッティチェルリの初期作品は、モデルの顔が個性的で可愛い。きっとお気に入りの少女がいたのだろうと考えながら描いている。


この絵のモデルは、1470年代の傑作群のほとんどに貢献した少女と思う。


唇と鼻のかたち、丸っこい顔の精悍で生き生きした感じは、きかん気な性格を感じさせる。

どんな娘だったのかな、画家とどんな会話をしたのかな、などと想像している。

「麦と葡萄の聖母子」は憂いを含んだ横顔だけれど、他の作品ではクリクリした少年ぽい美しさを見せる。





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