モモの京都・祭事日記

2010/4/~2011/3の京都日記を記載。
観光情報サイトと言うより、自分の記録帳です。

9月17日

2010年09月17日 | 9月
7/1~9/中旬  嵐山の鵜飼
9/3~10/19 秋涼の特別展…【高台寺】


「哲学の道」→【大豊神社】→「忘我亭」

今日は哲学の道の全貌を見てみようと。
哲学の道は、北は【銀閣寺】から南は【若王子神社】までを繋ぐ、細い川沿いの道のこと。
いつもの通り自転車で行く。
南から北へ北上するかたちで行こうとするが、哲学の道へ行くまでの、京都の東を走る白川通が緩やかな坂で、きつい。
そしてまあこれは分かっていたことだが、哲学の道があるのは山である。
山。行くのね、大変よ。
以前哲学の道沿いにある【法然院】とか【安楽寺】に行こうとして、もうとんでもない急勾配の坂を上ったから。
それそれ。ヤバイくらいの坂。

終えて思ったのだが、是非とも【銀閣寺】のある北から南下するかたちの方がラクであった。
みなさんもね、ええ…。歩きでもやはり坂道はキツイでしょう。
哲学の道をフラリと歩くなら、是非北から攻めましょう。無いから、北の方は坂が。
ビックリしたわ。「あれ? 坂は?」無くなってたから。
上手い具合に、北へ行くにつれて土地が低くなってるらしい。
だから自転車で行くなら、京大の百万遍の交差点を東へ行けばいいんだな、と自分メモ。

さて…。
哲学の道は春は桜、秋は紅葉で大賑わいだが、今の時季はちらほら程度。
スタート地点。
「新島 襄先生墓地登り口」とある。



哲学の道。青い葉とこもれびが綺麗~。
こういう所に、人や車が入り込んでいる絵は、まぁあまり好きではないが、赤い車が川面に映っているのも悪くない。

哲学の道は、↑左のように川岸ギリギリの歩行者専用の道と(犬は入ってはいけないと注意書きがあった)、
更にこの左側に砂利道が通っていて、そこを自転車が走れる。
ちょうど車一台分くらいの幅だが、車が通って良いのかは不明。
土産物屋や甘味処は、やはり【銀閣寺】に行くにつれて増える。


光るにゃんこ。
鳥や猫を何度か見かけたが、なんかありえない程のんびりしている。
この猫も、人が近付いても全く動じることなく顔のお掃除をしていた。


良く分からない、何コレ?

近付いてみると、どうやら喫茶店の看板らしい。下の道路に出るための階段が一応ある。
が↑のカラフルな屋根の下には「本日は休ませて頂きます」という木札が。
では普段は営業しているんだろうか…。
階段を覗きこんでみると、恐らく通行止めとして張られていたロープがたわんで落ちていた。
ますますもって意味が分からない。
多分まあ、昔の喫茶店の名残とかなんだろう。
↓もちろん存在しない、電話の所在を告げる標識。全てが意味不明である。


その標識の下にある、鉢の中の水を飲みに来るにゃんこら。
ちなみにさっき↑で光輝いていた猫さん。



「顕子内親王陵」と【光雲寺】を裏から。


なんかこれもよく分からない、川の向こうに建つ小さい建物。
発電所とかそんな感じだと思う。真横から見た時にそんな様な重機がちょっとだけ見えた。
何にしろ、隠すのでも和風に趣のある壁や戸で覆ってくれる京都人の心意気が好き。



哲学の道を南から4分の1程度ですかね、進んだ所に現れた【大豊神社】
のんびり鳩さんがお出迎え。だからホント、ここらの動物って警戒心なさすぎだから。
座ってる鳩なんて初めて見た気がする。


緩やかな坂道を自転車を押して登る。あちこちに咲いている綺麗な花。
どうも、こちらの神社さんは植物がえらくお好きなようで――


お、その前に手水舎。
驚くほど勢いよく流れる水。柄杓を当てたら、油断したら持ってかれるぞってくらいの激流。
でも今日はここ数日に比べて暑かったので癒された。
ちなみに上にくっついてる白くて四角いのは、手拭いが干してあるの。


ツタの巻き付く境内の、狛犬や鳥居や燈籠。


ここまで生い茂っている神社というのも珍しい!
しかも割と観光地だ。なぜと言って、境内は幾つかの摂社があるのだが、そこに居るのは狛犬ならぬ、
鳩さんとお猿さん。



だったりとか、更に、
ネズミさん。


そんな珍しい狛犬(?)がいなはる。

観光客も多いはずだ。
現にこの時、この規模の神社にしては、更にこの時期にしては比較的多いくらいの観光客が居た。
と言ってもまあ私が居た時のマックスで8人位だが。

いや、でね、決して寂れている風でもない神社なのに、ツタだの草だのがえらく茂っている。
これは多分、意図してのことではなかろうかと思うわけ。
ツタが巻き付いた鳥居なんてね、案外いいもんですよ。


稲荷神社。


拝殿。
この拝殿! なにげに見てみたらかな~~り面白かった。
屋根と言うのか、軒っての? ちょっと屋根の内側に入って裏側を覗きこんでみたら!


絵馬がござった。しかも立派なハチの巣付きの(笑)
干支の描かれた絵馬が四方に貼られている。

それだけならまだいい。普通だ。ここの凄いところは!

鬼と、御幣の絵馬である。
これはねぇ…。これが付いてる角の、方角が北東、艮、つまり鬼門なんですね~。
これはかなり面白いぞ。私はこういうの大好きだ。
京都御所の鬼門の方角の壁はわざと角を取ってあるとか、猿の像が安置されてるとか、
京都人の鬼門への畏怖って言うのかなあ、そういうのが好き。
まあこの絵馬のことも勝手に考えたことだから確証は無いけど。


境内右にある巨大な木。いかにも天狗が降りて来そう。
隣りの車との比べてみてくれ。何倍だ。




【よーじやカフェ】

入りはしなかったが、とにかく建物に惚れこむ。
しかも、入り口手前の左の屋根の上には、なんや人形が……。

な、な、なんだこれは!? と凝視。例の鍾馗さんかしらと思ったが、違うようだ。
この真下に電話ボックスがある(電話ボックスってもう言わないな~。死語だ)
そこに、こんな文が「この電話ボックスの上には翁と媼がいます。桜橋で出会った二人が幸せになれるようにとの思いが込められています」
だとか。
桜橋ってのは、この手前にある小さい橋のことなのかな?
カップルで訪れると良いことがあるんでしょう。多分。知らん。

再び自転車を走らせる。と、なんともわたくし好みの和雑貨屋さんを発見。
看板も見ずに入ってみると、アレ? 知った品がある。これこないだ買った……。
おお、ここは「忘我亭」の銀閣寺店!!!
そういや公式サイトに書いてあったわ、こっちにもお店があるって。
そうかそうか、こんな所に…。
「忘我亭」は、私がとてもとても好きなお店で、【清水寺】の産寧坂に本店がある。
何度も足を運んでいて、幾つかお土産を買っているのだが、そうかあ自宅からならこっちの方が近いな。
先日も購入した、陶器の髪ゴムを買ってしまう。840円。
色んなガラがあってとっても可愛いのよお~~。
これから秋、そして冬に使えるものを選ぶ。はあ、まだまだ欲しい。

ここで売ってる7千円の鞄が欲しくて、公式サイトを見るたびにため息をついているのだが。
中々手が出ん…。
いやあホント、可愛い雑貨ばっかだから! おススメ!
鞄も、帆布の物とか、ガマ口とか、鳥獣戯画とか、市松模様とか、色々あるから。
見ていて飽きないしね~。好きです。
公式サイトはこちら

ちなみにどうでもいい話だが、このお店の隣にハーゲンダッツの自動販売機があった。
危うく買うところだった…いかんいかん。

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