モモの京都・祭事日記

2010/4/~2011/3の京都日記を記載。
観光情報サイトと言うより、自分の記録帳です。

6月30日(後編)

2010年06月30日 | 6月
6/30後編

【吉田神社】→【建勲神社】

16:00
【吉田神社】

境内への鳥居の前に茅の輪が掛かり、既に鳥居の向こうでは人が大勢待っている。

10分前にはもう人が溢れんばかり。
さすが800年代に出来た神社。信奉者の数って、京都内屈指なのでは。

アナウンスで、
「参拝者は人形(ひとがた)に名前と数えの年齢を書き、社務所に渡し、大祓の祝詞を貰い受けて下さい」
とのこと。
紙の人形に書き込み、「おこころざし」の金額を渡し(こういうの一番困るぜ~。幾ら渡せばいいのだ)大祓の祝詞が書かれた紙を頂く。

本殿向かって左の建物で神事。
参拝者は社務所で頂いた、紙と笹を肩にまぶす。
そして、大祓祝詞を全員で唱える(!)
これが結構な文字数。
「高天原に神留ります~(中略)~八百萬神等と共に聞こし食せと白す」
祝詞を自分の口で唱えるってことはなかなかないぞ。

この辺りで、左の肩がものッ凄く痛くなってビビった。
リュックは片掛けで、右肩に重みが掛かるのに、なぜ左…。
頭痛がする程の激痛。
氏子でもない人間が参加して、吉田さんがお怒りなのか…。
後半には、痛みは驚くほどスッカリ消え失せた。

これは神官さんが白い布を引きちぎっている。何の為かは不明。


榊を振って頂いて、神官さんが人形の山を手に持ち燃やすための準備を始める。

火をつける。


そして茅の輪くぐり開始。
えっらい人の列。ゆえに一度くぐってまわるのに5分以上かかる。
3回くぐるので、15分以上? すごい~~。

くぐる時に短い祝詞を唱える。これは覚え易い。
「水無月の 夏越の祓い(なごしのはらい) する人は 千歳の命(ちとせのいのち) 延ぶといふなり(のぶというなり)」
これを三度。YOUTUBE動画

終わった人から茅を貰える。
ひとりひと房だが、家族分とか貰っている人もいて束を持って帰る人も。



続いて【建勲神社】へ。
17:30からの神事。

最初の鳥居をくぐった先に比較的小さな茅の輪が据えられている。
既に人が集まっており、おのおの輪をくぐったりしている。

輪にはカラフルな人形が。五色ですな。緑、黄、赤、白、青。

神事開始。参拝者はなんとなく距離を持って見守る。榊を振り、三方に置かれた細かい紙を肩にまぶす。


一般の人々も3つ並んだ三方の前に並びお焼香みたいに指先でつまみひとりずつ肩にまぶす。


当然後はこんなふうに散らかる。
【吉田神社】でもこうなっていたが、掃除大変だな~。


全員が終わると茅の輪くぐり。
この宮司さんがなんかいい人で。にこにこして待っていた。
手には拡声器。「今年からこんなの使うようになりました」と言って笑いを誘う。

しかし、これは地元の人のお祭りだな~。観光客は浮きます。
地元の人の顔をして並ぶが良し。観光客にも優しいが。
浴衣を着た女の子や、サッカーボールを持った男の子、神職さんと親しげに話すおばあちゃんとかいた。

全員がくぐり終わると、なんとその場で茅の輪を留めている紐を切り、「笹をお持ち帰り下さい」
わっと人が集まって、好きなだけ持って行ける。


この神社から自宅まではやや距離があり、2m近い茅を持って自転車を走らせるのがちょっと恥ずかしかった。
やはり地元のお祭りだ。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。