モモの京都・祭事日記

2010/4/~2011/3の京都日記を記載。
観光情報サイトと言うより、自分の記録帳です。

11月30日

2010年11月30日 | 11月
10/9~12/5   銀閣寺東求堂公開…【銀閣寺】
10/23~12/6  秋の特別展…【高台寺】
11/1~11/30  秋の人形展…【宝鏡寺】
11/3~7、13~14、
11/20~12/5  秋の特別公開…【安楽寺】

【源光庵】→【光悦寺】→【妙見宮】→【常照寺】→【建勲神社】

本日は鷹峯巡り。
いや~~、これまた凄い坂だった。でも行ってみないと分からないからねぇ…。
山ん中だからもうコレ。自転車で漕いでて倒れるかと思った。汗だく。

【源光庵】
12:27着。
しかしここらは当たりだった! まさに満開。

↑写真左の、見切れてる左側が駐車場で、そこに自転車が置ける。




人もやや多かったけど、素晴らしかったな。

↑以上は受付前で、つまり見るのは無料。
鷹峯周辺のお寺は、こういう所が多かった。受付までの敷地も素晴らしく美しい。

建物の中と、奥の庭を見るのには400円を支払う。
そうそう、これも鷹峯周辺の、有料のお寺の受付の人はみんないい人だった。
「どうも、ようこそ来ました」って感じだ。にこやかにお寺の説明とかしてくれて。
やっぱりね、無愛想なのよりそういう方がいいよね。下手に出る必要は全くないけど、笑顔は欲しい。

建物は2棟。靴を脱いで上がる。

で、庭はと言うとコレがまた。

まず右の建物。障子窓からってのがいいね~。

このお寺の建物には、趣きがある窓が沢山あって楽しい。

↓こちらは左の本堂に入ってすぐの窓。


↓それから本堂の、有名な悟りの窓と迷いの窓。

悟りが丸、迷いが四角。円とは仏教で悟りのことらしい。完璧な形と言うわけか。

私のカメラでは中々、光を上手く扱うことが出来なくて外の風景が綺麗に撮れないんだが。
あとは時間かな。日が暮れる直前とか良さそう。

本堂奥の大きな窓。こちら側に椅子があって、そこに座ってポカンと紅葉を眺められる。


紅葉がとにかく美しい、いいお寺だが、本堂の天井は伏見城の血天井で、かなり生々しい。
【養源院】と【興聖寺】の血天井を見て来たが、中でも一番、ハッキリ血の――手と足の跡が見える。
ああ…怖い怖い。ホント、すげーもんを天井にしたよ。凄いよ。
写真も撮ったけど、怖過ぎて載せられないわ。消去した方がいいかなぁ…。


自転車は置かせて貰って、徒歩で。
【源光庵】【光悦寺】【妙見宮】【常照寺】は、歩いても5~10分程度。
【源光庵】を中心に置いたら、【光悦寺】は西へ2分、【常照寺】は東へ3分ってとこだ。


【光悦寺】
12:57着。

ここらは入口からして凄いところばっか…。

この紅葉の並木道までは料金は発生しない。タダでこれ堪能出来ちゃうんだもん。
正直、料金支払って受付した奥より、ここらの方が紅葉は鮮やかに見えた。

奥は、庭園の中に茶室がちょこちょこ建ってる感じ。茶室とは限らないが。


その茶室の合間を縫うように作られた道がいいんだ~。竹で柵がしてあったり…苔があったり。


突き当りからは鷹峯三山が望む。
左から鷹ヶ峰、鷲ヶ峰、そして天ヶ峰なのだが、天ヶ峰まではフレームに入らなかった…。


【妙見寺】
【光悦寺】のほぼ向かいに位置する。
しかしここ…入っていいのか? 神社だよね?
門前に「山内撮影を禁ずる」という看板が立っていて、ど~も入り難い。
まぁ門前からならいいか…と撮っちゃう。中は凄い紅葉なんだけどなぁ。

人が嫌いな神社とかお寺には、こちとら入る気もせん。


【常照寺】
13:30着。
だからここも受付までが凄いんだって。なんだこの赤?


門を抜けた先にお堂があって、その右に受付がある。
拝観料と、庭でお抹茶とお菓子が頂ける券が買える。もちろん別料金。

いいなぁ、ここなんか…。
受付を済ませ、靴を脱いだ後、いかにも新しく造られたって感じの野外通路を通って――

奥の建物へ。こちらもとても新しい感じ。
ここには掛け軸とかが飾られてあるんだが、中央にスクリーンがあってこのお寺の由来とかの映像が見られる。
制作は毎日放送とあったなぁ。後で調べてみたら「美の京都遺産」て番組名の作品らしい。
それをこのお寺で流しているんだね。音楽が久石譲とか。すげぇ。

それより!!!
この!! ビデオの!! ナレーションが!!
聞いてすぐ分かったわ。津嘉山正種!!!!!
もうね~、椅子から落ちるかと思った~。こんなところで津嘉山さんの声に会えるとは。
この人が淡々と語ると、いい話も怪談に聞こえる(笑)
この寺にお墓がある、吉野太夫さんて人の生涯も語られるんだが、素晴らしい美妓で…とかいうセリフも怪異じみている。
いや、これは単なる私の先入観です、津嘉山さんへの…。
すっげーいい声で、大好きなんだ。声優としても役者としても大好き。
知らない? 『踊る大捜査線』でも幹部の警察官の役で出てるんですよ。あの作品の中で一番ムカつく警察官の役よ。
好きになるきっかけになったのは、これまた『陰陽師』のナレーションでしてね。

12分間たっぷり津嘉山さんの声を堪能し、靴を履いて庭園へ。
ああ、紅葉満開の下お茶を頂けるなんていいねぇ。




蹲踞がいいね~。庭園内にいい蹲踞が2つあった。

たまたまだが、波紋がとても美しく撮れた。


こちらには茶席があって、やはり丸窓がある。

ビデオで説明されていたが、この窓は吉野窓と言って吉野太夫ゆかりの物らしい。
いかに美しく教養高く、品位のある太夫さんでも、よく見るとこの窓は完全な円ではない。
下の部分に角があって、直線なのだ。つまり完璧な人間ではないですよというあらわれだとか…。

この茶室の奥に、吉野太夫さんのお墓がある。しんみり。



さて帰路。
途中に通りかかった、【大徳寺】の外壁。あ~、いいね。

【今宮神社】の正面門から南下したすぐにある、【大徳寺】の西側の壁である。
ちょっと覗いたが、やはり【大徳寺】さんは人が多かった。
【今宮神社】にも人は沢山いたし車もめっちゃ停まってた。七五三かな?


こちらも通り掛かり。
【建勲神社】
紅葉の名所としては有名ではないが、綺麗じゃん。

山の上にある神社だから、階段だらけ。えっちらおっちら登る。

人はとても少ない。この時は6、7人。ふむ、眼下に紅葉と街並みが見えていい所なんだがな。

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