ドアの向こう側に何を見る?

ドアの向こう側に何が見えるでしょうか。お花畑?金銀財宝?欲しい車?それとも・・・。
さて、そこへ向かいましょうか。。。

格差拡大

2017-10-31 13:30:23 | コロナ
先日、日系ブラジル人経営者と情報交換した際、興味深い話を聞いた。

私の商売はリスク管理が主なもので、顧客はほとんどが企業の為、その企業の売上、利益等の資産価値が重要ですが、仲間はコンシューマー向け商品の卸なので、コンシューマーの給料の多寡が重要になる。

私の場合は、顧客経営者のリスク管理に関する考え方が重要で、従業員さんの給料とはほぼ別物と言える。また、ここのところ製造業の顧客同業他社が後継者不足や売上減少により吸収合併、廃業や縮小により、顧客の残業、休出も増え売上利益共に伸びている。

また、各社決算書を確認する度に、短期借入の減少や、負債の減少によるバランスシートの改善。リスケからの脱却等見て取れるので、「ああ、アベノミクスも取り敢えずここまで来たか」と言う印象で、感慨深いものが続いていた。

しかしながら、だからと言って給料やボーナスを必要以上に上げる事をするものでは無いし、残業代が増えてもそれこそ将来の不安は付きまとうから、消費に回らない。従ってコンシューマーの消費が頼みの綱である仲間は、今までとは違う戦略を選択しないといけなくてなる訳だ。

氏曰く「今まで売上の8割をしめていた500円の物を買っていた人達が300円の商品に移ってしまい、それ以外の人が1000円の商品に移っている」「格差は拡大している」「今までとは違う商材に転化しないといけない」と危機感を募らせている。

翻って私はと言うと、実は私も家庭環境や売上の問題等から若干の商材変更をしましたが、結果的にはたまたま勝組企業の恩恵もあり、良好な推移を辿っている。

アベノミクスは自らの手法であらゆる手立てを講じて生き残り、それを繰り返してやっと辿り着く物だと、仲間は語っていた。

正にその通りだと思う。顧客の動向観察からも、自分の頭で考えて、石橋を叩いても渡らない慎重さ、緊張感を絶えず念頭に置き、ある種の覚悟も踏まえ、尚且つ楽観的に前を向いて行るのが大事だと思う。

今後、益々格差は拡大するだろう。椅子取り合戦は着々と進んでいる。
コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 在日米国人の憂鬱 | トップ | 山あり谷あり 自民党大勝! »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

コロナ」カテゴリの最新記事